このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

昔の線路




左写真:今回の改造をする前の姿
右写真:ボディ以外は新クハ103の部品を徹底活用した、今回の改造後

*旧103系の大改造を決心
KATOの旧103系は、屋根に205系用のクーラーを貼りつけ、テールライトに銀河モデル製のレンズを入れ、
運行番号表示と行先表示にグレードアップシールを貼る、などの加工をしていました。
しかし モハ103の屋根を最新ASSYパーツに交換 する加工をしたので、
それに合わせて他の車両も屋根を交換、さらに窓をはめ込み式化、ライト点灯化することにしたのです。

その改造に必要なのは、KATOの新クハ103(非ATC)と中間車2両。
私は安く仕上げるため、中古品を買い求めましたが、
2005年に再生産しているので、新品でも手に入りやすいと思います。

でも、いざ改造をしてみると・・・結構な手間がかかることが判明。
全部が仕上がるのにはかなり時間がかかりそうなので、
今回はまず、クハ103の1両の改造を紹介することにします。

*まずは窓をはめ込む
窓が実感的になった!

OKIが既に紹介している方法で、 新クハ103の窓ガラスパーツをはめ込み ました。
彼も書いていますが、そのままでは入らないため、窓ひとつずつはまり込むように仕上げるとともに、
窓数個分ずつ切り取って、ひずみが蓄積しないようにします。
この仕上げにはかなり神経を使う必要があり、また時間がかかるので、大変でした。。。
それでも完成したときには、苦労の甲斐があったというもの。
旧クハ103のユニット化されていない窓に、銀色のサッシ表現付きの窓ガラスがはめ込まれたのです!

うーーん、素晴らしい!
あ、でも、ここまではOKIの工作と同じですね(^-^;

*続いてライト点灯化
私のマイブームとも言える、古い製品のライト点灯化。もちろん今回のクハ103もその対象になりました。
しかも新クハ103の下回りをそっくり使えば、集電装置もライトユニットも調達できるのですから、
この改造は比較的簡単です。

ボディは、新クハ103の床下がはまるように、車体内側の補強用の部分を全て切り取ります。
これでボディがかなりふにゃふにゃになってしまいますが、
後で床下と屋根を取り付けるので大丈夫でしょう。

続いてヘッドライト。
モールドの中心にピンバイスで穴を開け、精密丸ヤスリで綺麗に仕上げます。
縁取りの内側一杯まで拡げたら、銀河モデルの113系用ヘッドライトのレンズを入れました。
ぴったりでいい感じになると思います。


左写真:ヘッドライトは穴開け後、銀河モデル製のレンズを装着。
 テールライトはモールドを薄く削り、穴開け。
右写真:新クハ103のライト導光パーツを取り付け。

テールライトは、旧クハ103はややオーバーな表現なので、
新クハ103と同じような感じにモールドを薄く削り、中央に穴を開けます。
穴の大きさは0.6mm+αといったところ。新クハ103の導光パーツがきっちり入るように仕上げます。
元のモールドをそのまま活用してもよいのですが、
そうすると新クハ103の導光パーツが引っ込み過ぎになっちゃうんです・・・

尚、運行番号表示窓と行先表示窓は、白く塗って103系用グレードアップシールを貼っただけです。
新クハ103はここにも導光されているようですが・・・
ほとんど点灯が確認できないし、何しろ位置が違うので、あっさりあきらめました。

さぁ、ここで床下を組み込んでみましょう。点灯することを確認できるはずです。
しばし有頂天となること、確実です。


ボディ内部の補強を切り取って、新クハ103の床下をはめ込んでみたところ。点灯することを確認。

*屋根の加工
新クハ103の屋根は、そのままでは旧クハ103のボディ側板と接していないので、
モハ103の屋根を交換したときと同じように、プラ板を貼り、取り付けられるような加工をします。
しかし、元の取り付け脚の間に1mmプラ板を貼っただけでは不十分でした。
0.3mm厚のプラ板を2枚貼り重ね、なんとかいい感じに接するようになったのです。
しかしもちろん固定することはできないので、
今回は少量のゴム系接着剤を使って、軽く接着しておきました。


新クハ103の屋根裏側。ボディに合うよう、現物合わせでプラ板を貼りつけます。

*完成・・・ではないけど
テールライト周りのモールドを削った部分には、ウグイス色の色差しが必要です。
しかし今、手元にちょうどいい色がないので・・・例によってその仕上げは後回しにしてしまいました。
もう1両ができたら、一緒に仕上げることにしましょう(^-^;

それよりも、旧クハ103のライトが点く様子は、感動モノです!
特にヘッドライトは、銀河モデル製のやや曇ったレンズが、シールドビームではない電球ライトの、
ドロンとした雰囲気をよく再現してくれ、大満足です。









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