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永大製EF651000のグレードアップ!その1



  1. 誘導員手摺りを削る
  2. 正面窓を交換する
  3. 車高を下げる



EF80が再発売!って・・・・・(左が再生産品、右が旧製品)

1.誘導員手摺りを削る
*ああッ勘違い〜
もはや電機機関車の正面手摺り別パーツ化は、最近の新製品では当たり前の世の中。
旧製品に関しても、KATOのように、DF200の機種を増やすと同時に、
見事!正面手摺り別パーツ化と、ナンバーのインレタ化まで果たしてしまいました。
今後の同社製EF64や60・65・81等、既製品はどうするのかな?
TOMIXはEF65やEF76等リニューアルで対応する中、
やはり同社製のEF81やEF63等・・・主力機はどうするのかな?

歴史の長くなったこの世界、
製品のディテール向上の為の試みが、ある種の壁に当たっている気がします。

そんな中マイクロエースは正々堂々と改良再生産と謳い、EF61に手摺りの別付けを果たし、
EF70は一次型の新仕様を追加して、二次型と共に手摺りの別付けを果たしました。
過去に製品を購入したユーザーの、気持ちを全く無視した製品展開、
再生産して正面手摺り別パーツ化という付加価値を付け、ユーザーの心をくすぐり。。。
と反発はしてみるものの、何故か購入してしまうというパターンになってしまっています。

そしてEF80の予告。
しかもその予告は、一次型を変形窓とし二次型と共に再発するとの事ではないか!

結局、よく確認しなかった自分の思い込みが悪いのですが、
「遂にEF80にも正面手摺りが付くのか〜」
この思い込みは、一次型・二次型を「即予約」と言う行動に走らせたのでした。

結果は・・・専門誌の製品紹介でも見て頂ければ、一目瞭然です。
発売された製品の正面の表現は・・・旧製品と、全く変更が無かったのです。
EF61は屋上機器のグレードアップまでもあったのですが
EF80では、旧製品では塗装されていた高圧引込み線が無塗装となり、
(塗装されなかった事には安心感を覚えますが・・・)
変更になったのは、目立たなかったHゴムが明るいグレーになり、
それに合わせたのか、スカートも明るい色調になったことぐらいでした。
その他、よく見れば床下機器の若干の変更されているのと、
ライト装置がLEDになったためか、
動力ダイカストの一部が斜めに削られたくらいだと思われます。


奥から順に、新車体、旧車体、新動力、旧動力。
向きを変えないように分解したけれど、ハテ?床下機器の向きが違う。
中古品だった旧製品は、前オーナーが分解されたのかしら?
それにしても分解痕は無いけれど。

発売前に専門誌に掲載された試作品写真は、確かに旧製品同様、手摺りは一体成型なのに、
自分の頭の中では正面手摺りは別パーツ化されて当然!という思い込みに支配され、
そんな写真を見ても全く気づかなかったのです。。。

そして購入時、中身を確認するや否や目を疑いました。
二次型どころか、新たに型を起こした変形窓の一次型ですら、
自分が期待していた正面手摺り別パーツ化は全く果たされておらず、
実に「アンチョコな」、ボディとの一体成型だったのです。。。
最近流行の、開放テコすら付く事も無く。。。

「こんなんだったら、二次型まで購入しなかったよ〜〜〜」

何回も書きますが、これは全て自分の思い込みです。
そして、とても悔いの残る買い物となってしまいました。。。


左が旧製品、右が今回の製品
今回は車体表記等が追加されているんですね

*決断
KATO製の場合、型を起こし直す費用の関係なのか、
未だにEF65P型・64等の前面の手摺り表現は変わりませんが(EF64は37号機だけ別)、、
いつの日にか、正面手摺りは全てが別パーツ化されるだろうと想像しても、
ユーザーが所有する古い製品の正面を、メーカーが直ししてくれる訳がありません。

そこで今回、ほとんど同じ形が2両になってしまった、
我が鉄道のEF80二次型の正面手摺りを削り取って、別パーツ化してしまおうと計画しました。
ただ、それだけではLM328iが 過去に掲載している記事 と同じになってしまうので、
同時に各部の細密化を行うことにしたのです。

ここ数年・・・多忙で全く工作をしていなかったので、久しぶりの工作になります。
どんな結果になりますことやら・・・・

*さあ削ろう!
対象にしたのは、過去に中古で購入したEF80 61号機です。
実は、マイクロの電機を初めて新品で購入したのはED79 2輌セットです。
EF61とEF80は、腰高感と、特にEF80は正面窓ガラスが一回り小さく引っ込んでいるのが嫌で、
実機は好きなくせに購入しなかったのです。
それが、2004年に売れ残っていた新品を手にしたLM328Iが非常に絶賛するので、
同年自分も慌てて探した・・・という代物です。

まずは作業性を考え、分解する事にします。
マイクロの製品は、分解するだけで何処かがおかしくなるので、細心の注意が必要です。
EF61のようにテールライトの点灯装置も持たないこの製品は、
運転席の裏あたりから、車体保持用のクリアパーツの前に爪楊枝を突き刺し、
車体を保持しながら台車を軽くよじる様に持ち上げると、
動力ダイカストが車体から外れてくれました。
LM328iによると、最近のマイクロの電機は台車を引っ張ると簡単に外れ、
シャフトが簡単に装着出来なくなるものがある・・・とのことなので、
他の車両もこれと同じ構造だと思わないいようにしてください。


ご覧のように爪楊枝を差込み、少し車体を広げ、
台車を引っ張ると簡単に分解できました!・・・但しこのこの製品は

次に・・・これは気休めですが、削り過ぎ防止のために、
正面手摺りのモールドの廻りにセロテープを密着させました。
手摺りの外側と上下に。
但し内側は、テールライトがある為に貼っていません。

この状態で、よく研いだ1.5mmの先曲平刃の彫刻刀を使って削り取っていきました。
勿論、一度に削り取らず薄く薄く、研いだ彫刻等の削れる癖を確認しながら。。。


左:加工前手摺りの廻りにセロテープを張り詰め・・・
右:いよいよ削り始め。
老眼に鞭打って明るい太陽光の下、一度に削り落とさず薄く薄く削り取って行きます。

最初から耐水ペーパーで削る事も考えましたが、
過去の記事に載せている、ED75の43号機を作る際、
成型されているひさしを耐水ペーパーで削り取ろうとしたところ、
削り終わった時に平面でなく曲面で仕上がったという苦い経験をした為、
彫刻刀で削り込むことにしたのです。

*ついでに!
この製品の気に入らない正面窓ガラスの凹みも、(出来るかどうか不明ですが)改善します!
この正面窓ガラスは、接着剤で車体の裏から貼り付けられています。
窓ガラスの間のよく出来た細い柱が、折れないかと心配しましたが、
接着箇所は窓の下側だけのようだったので、
デザインナイフで数回に分けて接着面を切り離していきました。


KIF_0208
どうでしょう?仕上げ前ですが、良い線行っているのではなかろうか!
窓ガラスも無事に外せ(剥がせ・・・)ましたしね!

さぁ、それでは、続いて窓ガラスの加工に入ります!


2.正面窓を交換する
手摺の工作が完了する前に正面窓ガラスに手を付けた理由は・・・
塗料の調色が面倒だからです。面倒というか、自信がないというか。。。
全ての工作が完了してからゆっくりと調色したいのです。

言い訳はこの位にして・・・

*検討
この製品はEF80の雰囲気をとても良く表現していますが
昔から発売されているTOMIX製ED76同様、窓ガラスが一回り小さく、
奥まってついているのが・・・とても残念です。

そこで、大変出来がよく、しかも分売されてもいる、
「TOMIX製EF81の正面窓ガラスパーツ」を移植してみる事にしました。
国鉄の新型電機は、コスト削減の為、正面窓ガラスの設計を共有したらしく、
機関車の幅の違いは、真ん中の柱の太さの差になるんだとか。
しかし同じメーカーであっても、デフォルメされることの多いNの世界のパーツは、
実物と同じように上手く行くのでしょうか?

ところが・・・早速取り外した正面窓ガラスパーツと、EF81分売パーツを比べてみると
TOMIXの分売パーツの方が、高さ長さ共にかなり大きく、サイズが違っていました。

すでに削りだししたTOMIXEF81分売パーツ(上)と、外した製品の正面窓ガラス(下)
写真では分かりづらいですが、幅高さ共にサイズが大きく違います。

一回り大きい窓ガラスをはめ込む為には、窓の開口部を大きくする必要があり、
どのように大きくするかを検討せねばなりません。
上下寸法を拡大する際、4箇所ある窓ガラスの開口部の上下、
・・・つまり8箇所を真っ直ぐに仕上げ、角のRも上手く広げないとならないというのは、
実に気が重くなります。

ところが、実物写真を眺めると・・・
実機は側面ガラスと正面ガラスの上端が一直線なのに対し、
この製品は段違いになっていて、正面ガラスの上端位置が低いという事に気がつきました。
つまり、模型も側面窓ガラス開口部の上端と一直線になるように
正面窓ガラスの開口部の上面を削り広げると、
TOMIXのEF81窓ガラスパーツの幅に、ジャストフィットしそうなのです。

「なんだ上端のみを削ればいいじゃないか!」

上端を削ると、窓ガラスとヘッドライトの間が実機より狭くなる事が気になりましたが、
裾方向に広い(面長な)実機の印象を一層強調できるのでは?
しかも、下側を削る工程が少なくなれば、失敗する確率も低くなる訳です。
・・・と、加工する前から自己満足したのでした。

*治具を作る!
正面窓ガラスパーツを交換するということは、
交換後の見た目がどうなるかという不安と共に、絶対失敗したくない!ものです。
失敗しても補修すれば良いのですが、
何せ自分の性格上、その補修の構想をするだけで、
数年(数十年?)放ったらかしになるのが明確だからです。

そこで、過去の度重なる失敗経験から、
フリーハンドで削り取る事はやめよう、
真っ直ぐに線を引き、そこからはみ出さないように削ろう、
そう考え、削り線を車体にけがく事を決意しました。
これはトースカンがあれば容易ですが、
そのような備えは無いので、1.2mm厚プラ板を使って、簡単なケガキ治具を作りました。

治具といっても・・・けがく高さにあわせたプラ板の箱を組み、
その天井にカッターの刃を接着するだけ。
瞬間接着剤が、あっという間に簡素な治具を組み上げたのでした。

この治具と車体を平らで滑りやすい所(ガラス板がベスト)に置き、
左手で抑えた車体に対し右手で治具を滑らせ
治具の刃先を所定の位置に軽く押し付け、
数回横滑りさせながら削り線をけがき終わりました。

上:簡略に作った治具
中:白線で示すように実機は側面窓ガラスと正面窓ガラスの高さは同じ。
下:殆ど見えないけどケガいた左窓とケガき線に沿って加工中の右窓。

*勇気出して!
削る削る削る!!
しっかりとけがいた後は、けがき線に沿って削るだけです。
ライトの導光パーツには遮光テープが張ってあったので、
接着されていることを恐れ・・・取り外しませんでした。
なので、けがき線からはみ出さぬように、かつ導光パーツを傷つけぬように、
気を使う必要が出てしまいましたが。
最初はカッターナイフでザクザク削り、最後は精密平ヤスリで仕上げました。

しかし・・・仕上げ終了間際に、爪楊枝でライトを表から押してみると
簡単にライトレンズが外れてくれます!
ああっ・・・こうしておけば、もっと楽に削る事が出来たのに・・・

四隅のRは、モールドのRより小さい径の精密ヤスリを使い、
開口部の面を滑らせるように、縦方向と横方向からじわりじわりと整えました。
一気にRの形を整えようとして、過去何度も失敗した事があるので
縦方向と横方向からのジワリジワリと整える戦法は、自分にとって大当たりでした。

*窓ガラスパーツの加工
表面に現れる部分のみを削り出しました。
つまり・・・Hゴムより外側は全てカットです。
この窓ガラスは斜めに傾斜しているので、
仕上げる際には窓ガラス面に対して奥行きが直角にならぬよう、心掛けています。

しかし!削りだした窓ガラスパーツを見ると、
自分の指から酸でも出ているのか・・・白く曇ってしまっています!
酸は冗談ですが、削りだした粉が指の圧力でヤスリの役目をしてしまったのか?
微量のコンパウンドでのガラス面の磨きだしは一苦労でした。。。
なので・・・残る3箇所分は、ガラス面にマスキングゾルを塗布してから作業を進めました。

*窓ガラスの仮組み!!!
完成後の姿の85%を決定するこの工程。

けがいた線は、奇跡的に交換パーツの高さとジャストフィット!
ほんの少し圧迫を感じるくらいで、見事!!パーツは素直に新たな開口部に収まりました。
しかしこれも過去の経験から、少しでも圧迫感を感じると
時が経ってから真ん中の細い柱がパクッっと上下に分離したことがあるので、
開口部下端裏側をやや斜めに削って、窓ガラスパーツが緩くはまる様に調整しました。

また、密かに不一致することを恐れていた
窓下側のR(未加工)と、それに似せて形を整えた上側のRも、
なんと、TOMIX製窓パーツのRと一致したのです。

それに加え、窓幅もピタリ同じ!とあって、天にも昇る気持ちになり、
家族には決して理解されることのない、中年親父の雄叫びが轟いた事は書くまでも無いでしょう。

マイクロエースの製品に、TOMIXのパーツがはまる。1/150の世界の一仕事を終え。。。

*ちょっと待てよ・・・
こうして窓ガラスが見事交換できた我が80を見ると、
窓ガラス下が間延びした実機の雰囲気は良く表現出来たと思いますが、
やはり・・・ヘッドライトと窓ガラスとの間隔が、狭くなりすぎです。

側面窓ガラスのHゴム上面と正面窓ガラスのHゴムの上面が一直線という、
実機に合せて正面窓開口部を側面窓の上端jに揃えるように広げましたが、
元の製品を良く見ると、側面窓ガラスのHゴムは、開口部より一回り小さくなってる!
つまり、開口部にピッタリはまった正面窓ガラスのHゴム上端は、
側面のHゴムより高い位置になってしまっていたのでした・・・

パッと見だと、製品のままの方がEF80らしい。。。

親父の歓喜の雄叫びは、急激に複雑な心情に変わってしまいました。。。
上端のみと割り切って広げた、正面窓の開口部。
今にして思えば、下側と上側を平均に広げなくてはならんかったのでしょう。。。、

複雑な気持ちから、TOMIX製EF81を取り出して、両者を並べてみる事にしました。
EF80にも下回りを装着しなおし並べてみると・・・ナンダコリャ!!
今まで腰高だとは思ってましたが、こんなにも車高が違っているのか!


窓廻りのバランスの不満は何処。。。
今回の加工を生かす上でもこの腰高は何とかせねばならん!!

製品化した時の設計の大変さ、苦しさを感じさせてくれた比較結果です。
この製品は、当時蒸機を発売し続けていたマイクロエースが取り組んだ、最も初期の電機です。
このままでは、折角仕上げた正面窓ガラスが浮かばれない!
もはやヘッドライトと窓ガラスの間隔が狭いなんて問題でなく、車高を下げなきゃ!
そうだ、車高を下げよう!!


3.車高を下げる
*いきなりの事件発生
車高を下げるにあたり、
①車体の屋根裏を薄くする事
②ダイカストを削る
まずは2点を検討しました。

①に関しては、高圧配線とそれを支える碍子が並ぶ黒い屋根パーツ部が窪んでいるので、
 車体側ランボードの裏を削る対象と考えましたが・・・
 一定の量を均一に削る自信も無く、車体側に穴を開ける失敗が頭をよぎったので、没。
②に関しては、動力ダイカストの両端のみを削れば、
 ①の屋根パーツ裏に、上手く動力ダイカストがはまるのでは?
との期待が生まれました。

そして、ろくすっぽ寸法も確認せず、実現性の高い②を選択。
そうと決まればただひたすら・・・一心不乱にダイカストを削るだけ!
さぁ、削る削る削る!!


この写真を撮影した後、動力を分解。
ダイカストの上側を削って・・・・構想は膨らむ!!

しかし・・・当初使った工具が、プラモ用の精密ヤスリです。
これでは効率の悪い事、悪い事。。。
ヤスリの目詰まりの掃除の方が時間掛ったりして・・・

そこで一念発起、金工ヤスリを買いに行ったその帰り、ある事件が起こったのです。
2007年11月20日に発売の専門誌でした。
そこには、まさにマイクロエースEF80の見た目を向上させる加工記事が載っているジャン。
手摺の交換から車高下げの紹介まで!・・・全く同じなのでした!

記事によれば、
 ①ダイカスト両端の遮光パーツの高さ。
 ②屋根パーツが車体に止まる6つの爪。
 ③スカートの位置
この3項目が車高を高くしている原因とか。
それが本当なら、たった今購入してきた金工ヤスリはなんなのか・・・
あぁ

*車高下げ項目の確認
ちょっとした事件に落胆しながらも、ばらした動力を確認してみる事にしました。
自分が今加工中の製品は、旧製品です。

専門誌の記事の新製品と比べると・・・

①はLEDに改良で形状の変わった新製品に比べ背が低いので、
 遮光用に張られているフェルト上のテープを剥がせば、問題ない。
②は旧製品は屋根板が大量の接着剤で止まっていて、
 すでに対象となるツメが焼き潰されている

ということは、スカートを外せば車高が下がる??
既にダイカスト切削に取り掛かっていたため分解された動力を、
すぐに仮組みし、遮光用フェルトとスカートを未装着の状態で車体を被せてみると・・・

ありゃりゃ!台車ギリギリまで車高が下がっている!

なんだ〜・・・ダイカストを削らなくても、旧製品の61号機は、車高が下がるのか〜
買ったばかりの金工やすりが、やけに虚しく感じるのでした。


写真上左:購入した途端に無駄になった金工やすり(左)と、
 ダイカストのを切削するのにちょっとだけ活躍した精密やすり(右)
写真上右:正面から見たダイカスト断面を凸型にすれば、
 ボディ屋根裏の凹み(赤い四角)にはめ込み車高を下げようとした。。。
 また、赤い円は前回製品の為か屋根パーツを止める爪が焼き潰されていた。
 屋根パーツ裏は、屋上機器を留める大量の接着剤も・・・
写真中:専門誌の記事を読み、慌てて仮組みした動力装置。
 手前側のダイカスト上部は精密やすりでやすったが、反対側は無加工。
 前回製品であれば、スカートを外しただけの全くの無加工で・・・
写真下:左のように台車ギリギリまで車体が下がる!!右は再生産60号機(未加工品)

*再度・・・検証
台車ギリギリまで車体が下がったと言っても、TOMIX製EF81と並べると、
それでもまだ・・・1mm位背が高い事が分かりました。
おいおい、台車ギリギリまで車体が下がっているなら、
TOMIX製と並べたら同じ高さになってもおかしくないではないか!
何故、まだ異様に高いんだろう?

そこで、マイクロ製EF80の台車を見ると・・・
台車中心にある枕バネ・ゆれ枕部分が、妙に高い位置に表現されています。
実機は台車枠とゆれ枕の高さの差は、あまりないのに。
そうか、この製品は、台車の揺れ枕を高く表現する事で、
腰高な動力を目の錯覚でごまかすよう、計算され、設計されていたんですね。
メーカーの努力を感じながらも、今後の改良を望みたい部分です。

これ以上、さらに車体を下げようとすると・・・
当初実施した動力ダイカストの切削では収まらず、
台車のディテールまで変更せねばなりません。
LM328iによれば、KATOのEF81はTOMIX製よりも背が高いとか・・・
2大メーカーの同じ形式同士でも車高に差があるのですから、
今回は・・・専門誌で手に入れた情報とは言え、
お化けのような背の高さを押さえられた事は事実ですから、
この位で「良し」にしようと判断してしまいました。

今回は、ほとんど自分のオリジナルではないのが悔しいですけど。。。
次回はカプラー廻りをまとめる、ということに挑戦しましょう。

(つづく)






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