＜本州＞

白鳥　〔HAKUCHO〕　ＤC特急　ＥC特急　　　２００8年2月28日更新　2012年3月3日更新（ 写真追加 ）　2012年10月14日更新（ 写真追加 ）

　大阪と裏日本、北海道を結ぶ日本海縦貫線のクイーン。運転区間は大阪〜青森間で、運転経路は東海道本線、湖西線（1975年3月以降）、北陸本線、信越本線、白新線、羽越、奥羽本線で日本海側を縦断し、青森に達していました。大阪より青函連絡船を介して北海道へ向かう長距離昼間特急として、長い間、君臨してきました。青森に夜到着、青函連絡船で仮眠し、函館より早朝の列車で北海道各地に向かうパターンは、飛行機の利用が、一般的で無かった頃、旅行者にとって定番となっていました。

　白鳥は、DC８０系の特急として1961年(昭和36年)10月1日の白紙ダイヤ改正で新設されました。この白紙改正では、全国の主要幹線に気動車特急が誕生し、本格的な特急時代の幕開けとなりました。誕生時の白鳥には、大阪〜青森間の編成に大阪〜直江津〜上野間の編成が、併結されていて、スケールの大きな列車としてデビューし、利用者増により1965年10月改正では、白鳥は、大阪〜上野間の編成が分離、さらに1972年10月2日には、電車化されました。

　写真は大阪駅に停車中の電車化される前、ＤＣ８０系時代の白鳥です。1968年10月以前、こーちゃん様が撮影された貴重な写真を掲載しています。

特急<白鳥>80系キハ82　大阪駅にて　1968年頃　写真はこーちゃん様撮影

　写真は大阪駅で撮影した白鳥、1974年10月に撮影、車両は４８５系1500番台です。４８５系1500番台は、耐寒耐雪装備が施された北海道特急用の車両ですが、この頃、一時的に白鳥に使用されていました。このため、ヘッドマークの字幕に"白鳥"が用意されていないため、写真の様に列車名が貼付けられていました。又隙間から さちかぜ の文字が見えていました。このさちかぜは、北海道の電車特急名として用意されていましたが、実際に走る事はありませんでした。

特急<白鳥>485系1500番台　大阪駅にて　1974年10月撮影

下の写真は大阪駅で撮影した白鳥、1975年５月撮影、この時の車両は485系200番台でした。

　　特急<白鳥>　大阪駅にて　1975年5月5日

下の写真は４８５系300番台の文字マークの白鳥です。1976年、金沢駅にて、Toyoshima様が撮影された写真を掲載しています。

　　特急<白鳥>485系300番台　金沢駅にて　1976年　Toyoshima様撮影

下の写真は４８５系300番台のイラストマークの白鳥です。1976年、新潟駅にて、Toyoshima様が撮影された写真を掲載しています。

　　特急<白鳥>485系300番台　金沢駅にて　1976年　Toyoshima様撮影

　下の写真は４８５系１５００番台の絵入りヘッドマークの白鳥です。１９８５年（昭和６０年）１月１８日山崎にて、デジアナ様が撮影された写真を掲載しています。

　　特急<白鳥>　山崎駅付近にて　1985年1月18日　デジアナ様撮影

　下の写真は４８５系ボンネットの絵入りヘッドマークの白鳥です。１９８５年（昭和６０年）１1月7日山崎にて、デジアナ様が撮影された写真を掲載しています。

　　特急<白鳥>　山崎駅付近にて　1985年11月７日　デジアナ様撮影

　白鳥は、日本海縦貫のクイーンとして、走り続けましたが、乗客は徐々に減少し、2001年3月に惜しまれながら廃止されました。しかしこの偉大な特急の復活は早く、東北新幹線、八戸開業により、八戸〜函館間の新幹線連絡特急として、2002年12月に白鳥、スーパー白鳥として、返り咲きを果たします。

　そして、2010年12月4日、東北新幹線全通、新青森開業により、新青森〜函館間の新幹線連絡特急として走り続けています。

　 写真は、今の走り続けるスーパー白鳥、車両は789系と785系300番台、白鳥はやっぱり雪の中がよく似合います。2012年2月12日青森駅にて、デジアナ様が撮影された写真を掲載しています。

　特急<白鳥>789系　青森駅にて　2012年2月12日　デジアナ様撮影

特急<白鳥>785系300番台　青森駅にて　2012年2月12日　デジアナ様撮影

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