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国鉄特急


<本州〜九州>

つばめ〔TSUBAME〕 PC特急 EC特急 2009年11月23日更新

 あまりにも有名な国鉄のシンボル的な特急、1930年(昭和5年)、東京〜神戸間に超特急燕(つばめ)として登場、戦後もいち早く東京〜大阪間の代表特急として復活、その経歴は輝かしいものがあり、ここであらためて紹介する必要は無い程です。

 戦後初めて、復活した特急 へいわ を1950年1月1日に改称して、平仮名表記つばめで東京〜大阪間のPC特急として、再び運転を開始し、一等展望車も連結されていました。1960年6月改正では、151系による電車特急となり、展望車を受け継ぐ、二等特別席車「パーラーカー」も連結され最優等列車の面目を保ちました。

 この国鉄のスーパーエースつばめにも1964年(昭和39年)の東海道新幹線開業により転機が訪れ、新幹線、新大阪連絡の、新大阪〜博多間の運転となり、車両は引き続き151系が使用され、交流区間の下関〜博多間は電気機関車に牽引され運転されていました。その後、1965年には、運転区間が延長され名古屋〜熊本間となり、車両も151系から60HZ専用交直両用特急車両の481系が投入されました。

 さらに1972年(昭和47年)3月15日の新幹線岡山開業によりつばめは新幹線岡山連絡の岡山〜博多、熊本間の列車となり、活躍の場を山陽路に移し、1972年10月には、増発され初代のL特急として指定されましたが、1975年3月9日、新幹線博多開業により、 はとかもめ 等の名門列車と共に廃止となりました。

 写真は大阪駅に停車するつばめ、車両は481系、1972年頃、TAKEMASU様が撮影された貴重な写真を掲載しています。

TA-1.jpg (42311 バイト)特急<つばめ>481系 大阪駅にて 1972年頃

 写真は岡山駅で撮影したつばめ、新幹線岡山開業直後の1972年4月5日に撮影、車両は583系、この頃、車両は485系と583系が使用されていました。この写真のつばめは、西に追いやられ何か寂しそうな感じがします。

FH000048.jpg (61837 バイト)特急<つばめ>583系 岡山駅にて 1972年4月5日

 写真は岡山駅で出発を待つ485系200番台つばめです。1972年頃、TAKEMASU様が、撮影された貴重な写真を掲載しています。

TA-2.jpg (61318 バイト)特急<つばめ>485系200番台 岡山駅にて 1972年頃 TAKEMASU様撮影

写真は583系つばめ編成、1972年頃、向日町運転所にて撮影。

FH000008.jpg (78665 バイト)特急<つばめ>583系 向日町運転所にて 1972年頃 撮影

 その後JR化後もしばらくつばめは、過去の名門特急の愛称となっていましたが、JR九州において、1992年(平成4)年7月15日に787系電車の営業運転開始に伴いの門司〜博多〜西鹿児島間の特急名として復活しました。この787系は、ビュッフェ車を連結した豪華列車で、つばめレディも乗車、つばめの名に恥じない、JR九州を代表する特急となりました。

0222-04.jpg (29842 バイト)JR九州、特急<つばめ>787系 博多駅にて 2002年5月3日

 写真は787系リレーつばめ、2008年2月11日、博多駅にて撮影。2008年6月末まで、この1編成のみ、NHKの大河ドラマ「篤姫」と提携して、車体にPRのラッピングが施されていました。

P2111947.jpg (65057 バイト)特急<リレーつばめ>787系 博多駅にて2008年2月11日撮影

 そして、2004年3月13日に、九州新幹線の新八代〜鹿児島中央駅間が部分開業し、つばめは公募により九州新幹線の愛称になりました。在来線のつばめは、運転区間が短縮され、門司〜博多〜新八代駅間のリレーつばめとなり現在、活躍しています。車両は787系、2011年3月に予定されている九州新幹線全線開業の際に、このリレーつばめも廃止される運命にあります。

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