このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
DF50の旅客列車
四国でまだDF50が旧型客車や貨物を牽引して活躍していた頃の乗車録です。
四国の玄関口であった高松駅では、宇高連絡船の到着に合わせて、四国の各方面へ向う列車が24時間発着しており、又、四国内の国鉄は全く電化されていなかったため、気動車やディーゼル機関車がひしめきあっていました。1980年12月31日の大晦日、DF50の牽引する客車列車に乗車するために早朝高松駅に到着、まだ薄暗い中、発車を待つDF5043を撮影。
DF5043 高松駅にて 1980年12月31日
この客車列車は、土讃本線琴平行、1231普通列車で発車は7:05分、他のホームでは、特急しおかぜや南風が発車を待っていました。暖房用の蒸気が立ち込めて今では見られない、旧型客車列車独特の雰囲気をかもし出していました。
特急しおかぜと1231列車 高松駅にて1980年12月31日
DF50のすぐ後の1両目の客車に乗り込む、冬休みのしかも大晦日とあって乗客はまばらであり、特に1両目は、乗客はゼロでした。
DF50に牽引される旧型客車内1980年12月31日
1両目の旧型客車オハフ33 580の車内を撮影、DF50の連結面がそのまま見える。車内は木製の内装で、今見ても非常に美しい、右側の広告は、この頃やっていたチャレンジ20,000kmのポスター、この企画は、国鉄の全線を完乗するもので、各線の起点、終点駅の駅名と自分の写真を取り、証明として主催者に送ると記念品が貰えた。写真の販促となるのでフジカラーが主催していました。列車は高松駅を出発しました。
DF5043の連結面1980年12月31日
DF5043連結面を車内から撮影、DF50はディーゼルエンジン音を響かせ、旧型客車は、ギシギシガタガタと走る。車内はスチームが良く効いていて暖かく快適でした。
国分駅に到着した1231列車 1980年12月31日
列車が高松駅から4っ目の国分駅に到着、国分駅の周辺で列車を撮影をするため、ここで下車しました。やっと日が登ってきて、周辺は明るくなってきました。
DF5026の牽く普通列車 1980年12月31日
駅に到着したDF5026の牽く別の列車。この頃はDF50の牽く客車列車、貨物列車が多く存在していました。このDF5026は前面補強がされておらず、すっきりとした原型を留めていました。又、お召し列車を牽引したことがあり、ステンレス帯を付けていました。この列車を撮影後、親戚のある高松へ戻りました。
土讃本線のDF50の旅客列車は、DE10に置き換えられ、1981年3月に引退、1981年10月には予讃本線の126列車を最後に旅客列車から引退しました。
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