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ローカル私鉄紹介
西鉄北方線 更新 1999.6.5 PAGE 1
北九州線の繁華街、魚町駅前から北方までの4.6kmを走っていたのが、西鉄北九州線の支線、北方線です。北九州線で唯一軌間が異なり、1067mmで、路線も車両も独立した存在でした。
北方線の連接車330形341、魚町にて 1980.9.3撮影
写真の様な北九州線(軌間1435mm)の典型的な路面電車タイプと異なる、車体の幅が狭い連接車330形が主流で走っていました。
この北方線は他の北九州線と開業の歴史が異なり、1906年に小倉南郊に開業した馬車鉄道の小倉軌道(軌間914mm)が始まりで、1920年に小倉電気軌道が合併し、電化と改軌(1067mm)を行い、1927年に全線が開通しています。その後、1942年2月に九州電気軌道と合併し、九州電気軌道も1942年9月に他の4社と統合し、現在の西日本鉄道になりました。
魚町駅を出発する北方行330形332 1980.9.3撮影
北方線の車両は、塗装がマルーンとクリームで、かつての西鉄標準色で、これも他の北九州線と異なっていて、同じ路面電車でも別会社の様な印象を受けました。この北方線はモノレール線の計画により、北九州線の中では最も早い、1980年11月に廃止されました。この路線跡を利用して北九州高速鉄道(モノレール)が建設されました。
北方線330形335 1977撮影
写真は修学旅行のバスの中から撮った1コマです。北方線には連接車の他に4両のボギー車が在籍していましたが、その内の1両の323は土佐電気鉄道に譲渡され、現在もイベント用として使用されています。(323→土佐電気鉄道301)
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