このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

旅の話 2

自転車倒壊

大の字

ぶっかけ水

声援

愛媛 三崎町

青森  八甲田

北海道 クッチャロ湖

北海道 阿寒湖

群馬県 野反湖

群馬県 玉原高原にて

キャンプ場にて


『夏の風景の一コマ』

何気ない光景が目に浮かぶことがあります。
本当にどうということのない光景なのだけど、たまにそんな光景を思い浮かべることがあります。

真夏の九州、長崎から時計周りに佐賀県唐津に向かう途中で国道からそれて下り坂を海まで着いた時がありました。
道を間違えた失望感と自分自身への叱咤が入り交じり、自転車旅はこれだからな、と励ますことぐらいしかできませんでした。

小さな入り江には、男子高校生2名が脇に自転車を置き話をしています。
わざわざここまで来て話をしている訳を問うまでもなく、何気ない風景に同化し、どうでもいい話が世界で一番面白い話に代わるというのをこの年代の若者たちは知っている。

本来なら、そそくさとこの場を立ち去るのであるが、坂道を上がるだるさと昼時間であったため、コンビニで買ったパンで何気ない風景に同化しようと思いました。

そう距離が離れていたわけでもなく、彼らの会話は耳に入ってきてはいたけど、それを聞くことはなく、相手をお互いが意識することなく、すんなりと僕もその風景に同化する。

世界で一番面白い話を聞けなかったのは残念だったけど、穏やかな蒼い海と光と影、そんな何気ない光景が今も記憶の中へと残っている。

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『宮古島 スクーターは風を斬って走る』

沖縄県宮古島を3泊で歩いて、その後はレンタルスクーターで廻りました。

400ccのバイクのレンタルもあるのですが、スクーターにしました。
まずスクーターのエンジンのかけ方も知りませんでした。ブレーキをしてではないとエンジンはかからないのですね。

スクーターといっても歩きの旅行と比べると、ずいぶんと早いものだなあと思います。
歩きで四苦八苦していたのが嘘のようです。

歩きの旅行だと、1日平地20キロ位が適当でしょうか。
スクーターだと30分程です。

でもスクーターだと風を斬ることはあっても風に吹かれることはありません。

バイクの良さは、風を斬る楽しさ、歩きの旅行の良さは、風に吹かれる楽しさ。
相反することかもしれないけども、旅人はみんな風と戯れるのが好きなのさ。

じゃないと歩いてなんていられねえやい!てやんでい!!

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『しまんとワンマン電車』

こんな名前の電車などないのですが、 高知県 四万十川を歩いた時 に途中から乗り込んだJR予土線のことです。

窪川から歩き始め、国道の対岸をテクテクと歩いたものの国道と合流して、川は見えず天気悪しで鉄道を使ってしまいました。
無人駅だったのですが、そこから乗り込みました。
1両編成の車両で、後部から乗り込み、その時に機械から出てくるキップを手にして、出る時に、そのキップとお金を渡すシステムです。バスと同じような感じでしょうか?といってもバスなんて殆ど乗ったことがないので分かりませんが・・

乗り込むと、カップルと男子学生風と私の4名です。
電車には両替機なるものがあり、使い勝手が分からず、運転手に聞いてしまいました。
(運転席は左側にあり、ワンマンバスのような感じ)
運転中には話し掛けないで下さいと怒られてしまったのですが、何ぶんこちらも初めてのことだらけで 、ついつい・・
よく見たら話し掛けないで下さいと貼り紙がしたあったような・・

椅子に座ると、移動と歩きの疲労感がおそいウトウトとしてしまいました。
遠い意識の中で、前に座っている男子学生風が私をスケッチしているのが分かりました。

少しモデルにでもなってあげようと意識が戻っても少しそのままにしてあげました。
(女子学生だったら、しばらくじっとしていてあげるのだけど・・)

旅人は、どんな風に見られているのだろう・・ふとそんなことを思ったりしました。

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『恐怖の釜トン』

自転車で長野県上高地に行ったことがあります。
国道から釜トンネルを抜けないと行けないのですが、このトンネルは自転車仲間では「恐怖の釜トン」と呼ばれているらしいです。

こちらに行く場合は、バイク、乗用車では行くことは出来ません。
駐車場に、それらを置いてバス、タクシーで行くことしか出来ないのです。
よって商業者、関係者のみの車が通るわけですが、「こちとら仕事なんだから」という大義名分があると、高飛車に出ることもあるのでしょう、ひとたび自転車が交通渋滞を招くような事が起きた場合は・・

トンネルの中は、バスがギリギリ通れる幅しかありません。(交互通行)
私が通った時も、行きは坂道でクラクションを鳴らされました。できるだけ端を通っていたのですが・・

他にも上高地への途上は(東側)、トンネルが多く、それも路面が濡れていて自転車には困難でした。
2度と自転車で通ることはありませんが、 生きていられてよかったなとしみじみ思います。

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04/05/31 『教訓茶碗』

沖縄県石垣島の「やちむん館」という古風な土産店でこの茶碗を見つけました。8分以上のお湯を入れると全て底から抜けてしまうという代物です。

見本があったので水を入れると確かに水が抜けるのですね。

何事もほどほどにという訳で教訓茶碗と命名されたそうですが、分かっちゃいるけど・・なんですねえー。^^

イラストを見てのとうり中心にある突起物に訳があるのですが、どうしてなのかと詮索はしないで下さい。(笑)

何事もほどほどに・・ですね。^^

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03/12/09 『食事の工夫』

自転車で旅行中は、いかに食事代を浮かすか考えます。一度パン屋でパンの耳を10円で買ったことがありますが1回でやめました。

パン屋の店員が見下したような態度をとったからです。

これは人から聞いて真似したのですが、昼食を食堂でとってその時にライス分だけプラスチックケースにもらうのです。

運がよければ多めに入れてもらって漬け物付き・・てね。^^

話はそれますが高知でのことでしたが、夜 9時頃にラーメン店に入ったらもうおしまいということで泣く泣く出ていった後でお姉さんが出て来てゆでたまごを2つもらったことがありました。嬉しかった思い出です。

食に関することって結構覚えているんですね。

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03/06/28 『自転車倒壊』

日本海を南下中、福井県を走っている時にスッ転んだことがありました。
顔面から地面に落ちたので、額は擦り剥けるし首は痛いわ大変でした。
一番大変だったのは、自転車が壊れてしまったことです。
そこで旅行は中止せざるえなかったのですから・・


幸い体の方は、大事にはいたらず(病院にいってレントゲンは撮りました)近くにいた人に自動車で敦賀まで送ってもらい、帰路についたのですが、なにより精神的なショックが後々まで響きました。


事故の原因は疲労からの注意不足だったと思います。
自分の体調と相談して判断すべきだったのですが、無理したい時もあるんですよねえ。^^

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2003.2. 4『大の字』

北海道長万部のあたりは、一本道と海の風景が続きます。

自転車で2度ほど通りましたが、海風が強く難儀しました。

草原で大の字に寝ました。流れる雲と潮風が気分爽快にさせてくれます。といいたいところですが、車に曵かれたのではないかと車が止まるのには閉口しました。

その度に「元気ですよー」と起き上がらなくては、なりませんから。^^

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2003.2. 2 『ぶっかけ水』

真夏の自転車旅行は、けっこう辛く感じます。信号で止まる度に、ボトルの水を頭にかけていやします。

でも、そんなものではもの足りません。水道の水をジャージャー頭からかけたい気分になります。

そんな時は、小学校の校庭にある水場で浴びるのが気持ちよかったですね。出来れば木造の校舎ならなおよし!(風景にこだわるのだ)

九州を自転車で走っていた時は、ある小売店でホースから水が出ているのを見て、誘惑に負けて、おばさんに断って頭からジャージャー浴びさせてもらいました。

その姿が不憫(ふびん)だったのでしょうね。アイスを4、5本もらいました。真夏だったので、早く食べてしまわねばと一生懸命食べました。^^

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2003.1.31   『声援』

自転車で旅行している時は、親切にしてくれる人は多かったです。

ただ宿、ただ飯は、とてもありがたかった!  親切にされたことが多かった地域は(あくまでも多かった地域です)、九州地方でした。

タモリさん風に言えば、ラテンの気風かもしれませんね。もう一度、バイクで走ってみたい地域なんですが・・遠過ぎる。


2002.10.11  『愛媛 三崎町』

自転車での風景です。この港から九州に向かいました。

この日は、民宿に泊まり のんびりと夕暮れを楽しんだと記憶しています。

ここは、佐田岬半島に位置しているのですが、途中道端に落ちていた蜜柑を食べてしまいました。道端だから いいんだなあと思いながら・・

後で愛媛の人に聞いたら「食べても大丈夫ですー」と言われました。ほんとかいな?

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2002.10.6 『青森 八甲田』

自転車で走っていた時の写真です。どうってことのない写真ですが、写している人がどうってことのある人でした。

重そうなザックを背負い、青森から東京まで歩くというのです。がっしりタフマンタイプではなくて、ごく普通な感じの人でした。

自転車だと下りは楽なのですが、徒歩の場合は楽ではないですからね。

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2002.10.04   『北海道クッチャロ湖』

最北に位置する湖です。この辺をバイクで走っていたら3日連続で同じバイクに抜かれました。ちょうど同じペースで移動していたのですね。^^

梅雨時に行ったのですが、誰も居ませんでした。夕日で有名な所だそうですが、梅雨時には誰も見には来ないようです。(北海道にもエゾ梅雨があるということなのだ!)

何もない所でした。でも何もないということは、何かあるかもしれないということなのです。^^

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2002.10.03  『北海道阿寒湖』

阿寒湖のキャンプ場で一泊した後、朝一番で出発した時の写真です。

前の日は、夕立ちで雨でビショビショのテントを撤収して自転車で坂道を登っている時のものです。 坂道のムコウは青空でした。前日の大雨とうって変わって、嬉しい風景でした。^^

わりと道を写したものが多いです。きっとこの風景のように、道のムコウは明るい輝やいている世界が広がっていると信じているのですね。^^

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2002.10.02  『野反湖(のぞりこ)』

群馬県最北部に、この湖があります。人工湖なのですが、そんな感じがしない湖です。

雑誌ビーパルの「気持ちのいいキャンプ場100」で1位だったかな。この100の中には、こんなキャンプ場が選ばれているのというのがあるので、個人の相性や趣味の世界だから選ばれたから良いキャンプ場とは限りませんが・・

だけど、ここのキャンプ場は・・というより野反湖は気持ちのいいところでした。私がキャンプしたときは風が強く雨も降りそうでしたが、もう一度行ってみたいと感じさせるキャンプ場でした。

ここで一泊したのち、近くにある尻焼温泉に入ったのですが、この温泉は川の底から湧いているので、温度調節が自分で出来て(移動するだけですが)1時間も浸かってしまいました。私が入った温泉でベスト1ですね。^^

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2002.9.17  『玉原高原』

ぶなの森でキャンプがしたくて、群馬県沼田市の玉原(たんばら)高原に行ったことがあります。

キャンプ場には誰もおらず、寂しく無人販売所で買ってきたトマトをかじりながら過ごしました。ここでMDで録音しました。

森の中は鳥の声が響きわたります。その声が子守唄代わりになって、おもわず寝てしまいました。

ぶなの森は豊かなのだなと思ったキャンプでした。

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2002.9.13   『キャンプ場にて』

とあるキャンプ場で北海道帰りのライダーに会いました。ちょうど今頃の時期だったと思います。

阿寒湖のキャンプ場で、ひと夏テントを張り過ごしたといいます。話には聞いていましたが、こうして会って話したのは初めてでした。

キャンプ場には、同じような仲間がいて、皆、愛称で呼び合っているそうです。手紙なども○○キャンプ場、○○様で届くそうです。

その人は、アメリカも横断していて、2ヶ月したらまた北海道に渡って知床半島を縦断すると言っていました。やれるうちにやっておく、とか言っていましたが、その行動力には頭が下がります。

年を重ねると、行動力がだんだん下がっていきます。どこかで諦めてしまっているのですね。


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