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2003/4/26
観桜号 |
■簡単におさらい〜 十和田観光電鉄は国際興業グループでの会社で、十和田市を中心に青森・岩手県に鉄道1路線とバス路線を持っています。 鉄道線の営業開始は1922年9月、十和田市が軽便鉄道として東北本線の三沢駅から十和田市までの15kmを敷設したのが最初です。さらに戦後の1951年、改軌・電化で電圧1500Vと軌間1067mmとなり、自社発注車の2400形を製造、その後1955年に3400形を増備、定山渓鉄道からは中古車を1970年に購入し1200形としました。これで2両編成×4本の体制を作ります。 その後、最初の2400形が老化したため、1984年に東急から車輌譲渡を受けました。それが3800形×2両と3850形×1両。さらに1989年にも3650形と3850形各1両を入線し、2400形と定山渓からきた車輌は廃車となりました。 旧型車時代には、閑散時はクハを旧十和田市に置いてモハの単行でという時代と、後年常時2両編成で運用されていた時代とがありました。乗客が減っているにもかかわらず2両運転としたのは、補助金をもらっているため見返りとしての地域サービスか、はたまたたんなる人員の問題か……。 そして2002年7月に7700系、7200系が東急からやって来ました。ワンマン改造などを七百で受けたのち、10月に営業運転をはじめ、ほぼ同時にATSも使用開始、設備の近代化と冷房車率100%を一気に達成、新旧交代を終えました。 その年のうちに旧型車たちはモハ3401と3602を残し解体。残されたモハ2両は当面イベント用に残るようです。 車庫は七百にあり、運転的には朝、旧十和田市駅の留置線から順に出庫、その後は中間の七百(しちひゃく)で列車交換の2編成使用。そして夜また旧十和田市駅留置線へ入庫となります。 三沢に2線と旧十和田市駅(現十和田市駅のちょっと先)に3線あり、ダイヤにはこれを使って検査等での車両交換やイベント列車、さらにはEDの除雪列車などの運転ができる余裕を作ってあります。 |
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