このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください


可部線廃線区間(可部〜三段峡)

Kabe Line abolition section(Kabe-Sandankyou)







又、嘗て沿線では林業が盛んで、中国山地西部の木材集積地であり、加計駅、布駅から大量の木材が可部線で輸送されていた。
だが、「広浜線」の工事が着工した1965年当時は安価な輸入木材が市場に流れつつあった。





駅名票が取り外された河戸駅

また、国鉄再建法が施行、オイルショック等の影響も受けて1980年、「広浜線」の工事は凍結された。
現在でも島根県内では「広浜線未完成区間」の遺構を見る事が出来る。







更に、過疎化やモータリゼーションの影響による利用客の減少等が追い討ちをかけ、2003年11月30日を最後に34年の歴史に幕を閉じた。
しかし、廃線となる数年前から沿線住民による再生運動等が始まっており、現在も存続している。
つまり、第三セクターの鉄道として復活する可能性も無きにしも非ず…という事である。





列車のような巨大な影が近づいたので驚き、振り返ってみても列車は来る訳ない。影の正体は高架橋を通っていたトラックだった事にすぐに気付く…

線路跡については、可部〜河戸(こうど)間はJRとの協定の関係でそのまま残し、
河戸〜三段峡間はJRの負担で線路を撤去後、沿線自治体に無償で譲渡する予定だそうだ。







警報機と遮断機が撤去され、道路部分が埋め立てられた踏切と「立入禁止」のバリケードが、この線路が廃線である事を証明する。
「立入禁止」と書かれていると跨いでみたくなるのが探索者の性。当然ですが、侵入させて頂いております…(ぉぃ
バリケードの向こうから現れ、堂々とバリケードを跨ぐ俺の姿を見て、近くで遊んでいた子供たちが不思議そうな表情を浮かべる…
…ま、無理もないか、迷彩服着込んで武装までしてるし…(^ ^;






河戸駅にある沿線住民による電化区間の延伸を願う看板。
廃線となった現在、延伸工事が施工される事はない。





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