このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

           国東六郷満山めぐり  2011年2月5日

岩戸寺修正鬼会
09年1月31日 11年2月5日 国東六郷満山 山登り目次 Home

由布岳から下山して、一路国東へ・・・ 山香にある「風の郷」の温泉で由布岳登山の汗を流し、それから岩戸寺を目指して進みます。岩戸寺の駐車場に着いたのは5時頃でしたが、すでに駐車場は満杯状態でした。
 
岩戸寺
時間があるので岩戸寺周辺の偵察と腹ごしらえをして、本堂の裏手にある講堂に行って来ました。講堂の屋根は2年前に比べてだいぶ痛んでいました。

鬼会の会場となる講堂

講堂に安置している薬師如来像

竹ぼんぼりを入れた石灯篭

こしょう餅とそばで腹ごしらえ
 

こしょう餅
盃の儀
垢離取りが終わると、いよいよ盃の儀です。介錯の一人一人と盃を酌み交わし、お祓いが執り行われます。

盃の儀が始まりました
 
松火上げ
ほら貝の音を合図にいよいよ松火上げ(タイアゲ)の始まりです。仁王像の下で4本の大松明に火が着けられ、しばらく参道に並べ、石垣に打ち付けてから講堂横へと進みます。

大松明を運ぶ   人手不足のため国東高校の柔道部員が手伝っています

大松明への火付け 

火付けが終わった大松明
 
大松明が講堂横に並ぶ
大松明が講堂横の石段に並び住職たちが集まると、いよいよ夜の勤行の始まりです。

講堂横に並んだ大松明

いよいよ夜の勤行の始まり
 
夜の勤行始まり
今回は文殊仙寺のご住職が、差定の説明や担当される住職の名前を言っていたので、非常に分かりやすくて良かったと思います。 伽陀から錫杖までは読経が中心で退屈ですが、米華からは動きが出てくるので見ごたえがあります。

修正鬼会差定   

僧侶が講堂に集合 
 
二鬼の参上
鬼役の僧侶は講堂上の岩屋で鬼の仕度をして介錯におんぶされ、講堂にやって来ます。こここで鬼の面を被り、酒を吹き付けられると鬼になります。ちなみに災払鬼は文殊仙寺の副住職、鎮鬼は両子寺の副住職です。

鬼の準備完了

酒を吹き付けられると鬼になる
 
鬼が走り回る
鬼の準備が出来ると参拝者が中に入り、鬼と介錯が松明をふりかざし「鬼はヨー ライショはヨー・・・」と唱えながら講堂の通路を走り回ります。

災払鬼   おでこに角があるのが特徴です

どっちが黒鬼か赤鬼かわからない
 
二鬼によるお祓い
お祓いを受ける人たちが講堂の中央に並び、それを介錯と鬼たちが取り囲み松明で肩を叩きお祓いをします。文殊仙寺のご住職の話では、いくら頭を叩かれてもご利益があるので、感謝しないといけない・・・と言っていました。

参拝者が講堂の中央にならびお祓いの始まり

松明で肩を叩いていきます
 
輪の中に入ってお祓いを受ける
輪の中から写真を写そうと私も輪の中に入りました。お陰で迫力ある写真撮影が出来ましたが、どう間違ったのか頭をしっかり叩かれました。おまけに火の粉がズボンに落ちて、またまた穴が開いてしまいました。

火の着いた松明の反対側で叩かれます

頭をしっかり叩かれました
 
祈祷廻りに出かける
講堂で参拝者へのお祓いが終わると、鬼たちは外に出て、裏山にある奥の院に登ります。奥の院で読経して、介錯と一緒に麓の民家に祈祷廻りに出かけます。

鬼たちが麓へ祈祷廻りに出かける

鬼会が終わった講堂
 
岩戸寺修正鬼会情報
岩戸寺修正鬼会 和田フォトさんのHP 素晴らしい写真を満載
岩戸寺修正鬼会 国東半島かぜ発信さんのHP 説明書きが参考になります

このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください