| 郵便局 集配車 | スズキ エブリィバン
日本の営業カラーの中でもおそらく最古の、おなじみの郵便車です。小包配達などに活躍しています。
戦前から1960年代まで赤と白の車体色は緊急車両専用で、それ以外での使用は認められていませんでした。(ホンダがS600発売のため政府に陳情して、ようやく解禁されたとのこと)
郵便車は緊急車両ではないため、それまでは黒いフェンダーに赤いボディの2トーンでした。独立フェンダーだった戦前戦後のトラックはともかく、
パネルバン仕様のライトスタウト
などでは奇異に見えます。
| 撮影:2006年5月
兵庫県尼崎市 | |
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| 日本郵便逓送 集配車 | ダイハツ ハイゼットバン
日本郵便逓送(nittei)は郵政公社の関連会社で、ポストからの集配や、郵便局間の物流を請け負っています。ちょうどコンビニでゆうパックを集配しているところで、2006年を物語る風景。
塗装は郵便局の車と一見同じですが、本来車体色のバンパーを樹脂バンパー的な濃いグレー(艶あり)に塗ってあり、その昔の赤黒2トーン時代を彷彿とさせるものがありました。配置局は上の車と同じですが、マーキングもずいぶん違います。
| 撮影:2006年5月
兵庫県尼崎市 |
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| 日本ヒルティ株式会社 営業車 | トヨタ ライトエース バン
電動工具メーカー、ヒルティ社の営業車。製品から営業車まで、この独特の赤色で統一されています。ロゴマークとURL、そして0120で始まる電話番号だけの垢抜けた表記。
同社はヨーロッパのリヒテンシュタイン公国に本社を置く多国籍企業で、企業イメージを確立するための努力が伺えます。
ライトエースとタウンエースの違いはよく判りませんでしたが、トヨタのサイトで写真を見比べると、ライトエースはバンパーのフォグランプがつく部分が大きいようです。
| 撮影:2005年4月
兵庫県尼崎市 |
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| ブンセン 配送車 | 三菱 デリカ トラック
のり佃煮「アラ!」でおなじみ、ブンセンのトラックです。楽しげな動物が描かれています。
同社の
ホームページ
によると『赤色が使えなかった昭和30年代に車体色が濃いピンク色に決まり、昭和52年に現在の色に変更された』とありますが、今でもピンク寄りの色で伝統が伺えます。
| 撮影:2003年11月
りあっちさん提供 |
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| 山本政清商店 営業車 | ダイハツ ハイゼット/スズキ アルト
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機械工具、建築金物の店の車です。他に、同色のハイラックストラックも見かけました。マークや屋号の書き方は、昔からの伝統に即したものでしょう。
色合いは阪急電車のような感じです。何とも鉄板を感じさせる平板な色合いで、いかにも営業カラーに相応しいものです。「屋号カラーには深みのない色が使われている」というのは原則のようで、他のどの色を見ても当てはまります。
臙脂色は乗用車の純正色にも採用される色味ですが、雰囲気はずいぶん違います。現代の乗用車の塗装では「色そのもの」よりも「艶やボディへの写り込みが生む色の深み」が重視されているようです。
| 撮影:2006年4月
兵庫県尼崎市 |
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| | ←トリムリング装着風で営業車らしからぬ格好よさ |
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| UPSジャパン 配送車 | 三菱 ミニキャブ バン
国際物流会社UPSが日本で運用している配送車です。同社の日本進出は2004年ですが、車は1991年〜99年にかけて製造されたミニキャブなので、どうやら中古車を買い入れて塗り直して使っているようです。
中古の軽四というと貧乏臭いですが、メタリックの茶色と金色の取り合わせはセレブ感さえ漂ってきます。上手い。世界中で同じ色の車が走っています。
進出当時に地下鉄の駅に貼られたポスターでは、配送車と制服姿の従業員をあしらっていました。配送車のカラーリングを広告のために戦略的に使っています。
[Google検索結果]
に出てくるものとは違った気がしますが、車種は同じく輸出仕様のハイエースでした。
注目すべきはスチールホイールのペイントのセンスの良さ。ボディ色に塗ってあるだけではなくリムの部分をシルバーペイントしてあり、いいアクセントになっています。
| 撮影:2006年11月
大阪市北区 |
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| DHLジャパン 配送車 | スバル サンバー バン
世界最大の宅配会社、DHLの配送車です。これまた戦略的に世界中で同じカラーリングを採用しており、ジェット機からインドのオート三輪までこの色です。そして、日本ではサンバー。パネルバンの方が外国っぽい感じがしますが、「日本の」DHLの車として、みごとにそれらしく収まっています。
UPSと共に、一度見ただけで覚えてしまう色とロゴマークは見事。郵便局もうかうかしてられません。
| | 撮影:2005年11月
東京都千代田区 |
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| 大阪市都市環境局 公用車 | スズキ エブリィ(キャリィ?) バン
守備範囲外なので車名が特定できません。一枚目の郵便局集配車と顔が違いますが、同じボディです。(詳しい方掲示板でのフォローをお願いします)
丸目で黄色というとムーンアイズ的な雰囲気になりそうですが、アメリカのタクシーキャブのような濁った色味のおかげで海辺に出没するのフランクフルト屋のような雰囲気があります。
自家用貨物自動車を表す[自家用]の表記が見えますが、これは最近の規制緩和で見られなくなりました。昭和30年代に税金のがれとして乗用車を改造して貨物登録することがあったため、半ばイヤガラセ的に表示が義務付けられるようになったそうです
| 撮影:2005年8月
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| 黒川乳業 保冷車 | 三菱 デリカ トラック |
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彩度の高い黄色に反対色の紺色で文字を入れてあるため、街角でよく目立ちます。保冷車は普通のアルミバンと違い荷箱を塗装しているため、キャビンとの一体感が感じられます。また看板としてキャッチフレーズなどが書かれたものも多いです。
→参照:『
屋号でGo!現行車編 乳製品の保冷車
』
(デイベンロイのトラックのような)古いスチール製のパネルバンのイメージもありますね。
| 撮影:2006年3月
兵庫県尼崎市 |
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| 俵屋吉富 配送車 | トヨタ ハイエース |
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京都の和菓子メーカー、俵屋吉富の配送車。ここの「雲龍」という和菓子が結構好きです。
ハイルーフに片側ドアと、下の聖護院八ツ橋とは違う車両選定の様子。
柿を連想するオレンジ色で、何だか食欲をそそる一台でした。日通のオレンジ色と近いですが、あの色にない雰囲気を感じました。
前ドアにマークを書くのは京都の和菓子店の定番なのでしょうか。
| 撮影:2005年12月
京都市南区 |
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| 聖護院八ツ橋 配送車 | 日産 キャラバン(ホーミー?) バン |
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京都土産の定番、聖護院八ツ橋の配送車です。
濁った黄色の車体に茶色の文字と同系色でシックにまとめ、ほんのり肉桂の風味さえ漂う和風なカラーです。和風をテーマにした塗り分けは食品会社などに多く見られるので、いずれまとめて取り上げたいと思います。
なお、黄色の色味は、通称「4社カラー」と呼ばれる東京のタクシーに近いものでした。
撮影したJR京都駅の南口は、売店に京都の土産物を搬入するため多くの営業車が見られました。
| 撮影:2005年12月
京都市南区 |
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| | ←鳩サブレー56枚入缶
(moduloさん提供) |
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| 豊島屋 配送車 | トヨタ トヨエースか
| 本車両は、鳩サブレーでおなじみ豊島屋の配送車でございます。荷台にはおなじみの鳩マークと商品名をあしらい、キャビンの黄色は鳩サブレーの缶と同じ色に仕立てております。鳩サブレーをお召し上がりになるときに、お口のなかにふわっと広がるバターと卵の風味を再現した色味であると考えております。
なお、鎌倉の本店にて限定発売されております「ハトカー」よりも、中にぎっしり詰まった鳩サブレーを連想させるだけに素適だと感じた。とのエピソードを、お笑い草迄にご披露申し上げます。
例によって兄弟車のいずれか特定できませんが、お客様よりご補足いただければ幸いに存じます。 |
| イマブチモータープール
店主敬白
撮影:2005年11月
東京都渋谷区 |
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