このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

幻の成田新幹線を追え!


首都圏1都6県のうち、唯一新幹線と無縁の千葉県

でもそんなチバラギ・・・じゃなくて千葉県に新幹線を通そうとした計画があったのです。

東京駅〜成田空港まで新幹線計画

そんな新幹線あったけ?

と思う人が大半でしょう。

そんな新幹線は存在してません(笑)

韓西人の管理人でも存在してないことは分かります。

でも行政は計画はしてたのです。

しかも400億円以上を投資し一部のみ工事を着工し夢へとなったのです。

原因は、プロ市民の力

まずはこの新幹線の歴史を説明をします。

昭和37年 第二国際空港建設の方針を閣議決定

昭和41年 新東京国際空港の位置を千葉県成田市三里塚御料牧場付近と閣議決定

それと当時に赤ヘル集団及び土井た○子率いる部隊が大活躍は有名な話です(笑)

空港建設予定地決定と同時に東京〜新空港を高速電車の運行も決定(プランなし)

運輸省はノンストップで運行を考えたが旧省線は途中駅のない新幹線は採算性が取れないと在来線のよる新空港の乗り入れを主張

昭和44年 運輸省と省線が揉めてる時に京成電鉄は京成成田〜成田空港間の新線建設を計画し免許を得る

がしかし京成の願いの第一ターミナル地下への乗り入れは認められず第一 第二ターミナルの中間になる中途半端な場所に決まる。

何故中途半端な場所になったかは、運輸省はターミナルビルは新幹線だけ!他所はどっか行け!と考えていたのだ!

昭和46年 全国新幹線鉄道整備法が公布される

東北新幹線(開通)

上越新幹線(開通)

成田新幹線(幻)

基本計画が決定

翌年 昭和47年工事実施計画認可

①区間 東京駅〜成田空港駅間 65km

②完成予定 昭和51年度

③ルート 東京駅鍛冶橋地下越中島貨物駅(ここから地上)→砂町(ここから営団東西線と並走)→浦安西船橋付近(トンネルで総武本線と東西線をくぐる)→中山競馬場東端(地上)→馬込駅三咲小室葉ニュータウン(駅建設予定)→印旛沼成田ニュータウン北部土屋成田空港第1ターミナル地下

 ④停車場 東京駅 仮称千葉ニュータウン駅(東京から37.7km) 成田空港駅

将来は第二ターミナルビル地下も駅を設置

⑤運行計画 6両編成×8本で運転し1日45往復(最大1時間3往復)を東京〜成田空港間30分で運転し1日2万5000人を輸送する。

将来は12両編成とする予定

車両基地は成田市印旛沼東岸に設ける

⑥予算 工事費2000億円(鉄道建設公団が負担) 車両費50億円(省線負担) 開業10年で償却する

⑦その他 将来的には新宿駅まで伸ばし中央新幹線 上越新幹線と乗り入れする

中央新幹線?リニアのことか?上越新幹線の新宿乗り入れも未だ幻です。

と順風満帆計画が進むはずもなく沿線自治体の建設反対運動が激しく、用地買収もほとんど行えずに、早くも計画が暗礁に乗り上げる。

まぁ空港であれだけ暴れてる世の中だしね。

そんな状態でも昭和49年に着工

て言ってもほとんど行われてません。

赤ヘル妨害で遅れに遅れた成田空港も昭和53年にようやく開業

翌日には京成のスカイライナーが利用客を輸送

そんな京成が頑張ってる間に新幹線計画はほとんど何もすることもなく、昭和58年凍結

昭和62年国鉄の民営化に合わせ基本計画を失効し幻へ

とこんな歴史です。

大間かですが地図を作りました。(グーグルからパクリ加工)

幻へとなった成田新幹線の遺産を求めて平成19年4月5〜6日に旅をしてきました。


成田新幹線の名残を求め東京へ

(暇だから作ったがけで、成田新幹線の記事は出てこないから読み必要性ない)

第1章 東京駅編

第2章 江東区 越中島貨物駅

第3章 東西線 千葉県潜入編

第4章 北総線 千葉ニュータウン〜印旛村編

第5章 八代車両基地予定地編

第6章 新幹線高架 成田空港へ編

  最終章 あとがき編


鉄道遺産シリーズ

 

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