このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

<デイン王城>

プランデンブルグ「父上、日本を制圧しました。」
アシュナード「よくやった、これで待望の日本領有だ!!」
スタルヒン「さて、いよいよ東京に入城ですね」
アシュナード「わしが子供の頃からあこがれていた東京についに行けるとは・・・」
プランデンブルグ「しかし、我が軍の爆撃よって東京タワーなどの名所はほとんど壊滅されています」
アシュナード「そ、そんな・・・まあいい、すぐに専用機を用意しろ」

そして王室と軍の幹部数名は東京へ向かった。

<東京>

旧都民「明日からどうすればいいんだ・・・・」
旧都民「苦しいぃぃぃ!!助けてくれぇぇぇ!!」

すると・・・

アシュナード「ははははは!我が名はデイン国王アシュナード!
       日本国民1億人に告ぐ!
       我がデイン帝国は先日、日本を領有することを宣言した
       そして日本列島はこれから我が国によるさらなる発展を遂げるだろう」

そして大津には焼き討ちされた実家を訪れたマキタの姿が・・・・

マキタ「母さん・・・そして槙次郎・・・
    やはり・・・祖国を守ることができなかった・・・
    ごめん・・・でも・・・・いつか必ず解放させてみせる・・・
    敵がどんなに強くとも・・・決死の覚悟だ・・・」

そのころガロインでは飢饉が発生しており、食糧不足に悩まされていた。

市民「国王陛下!何とかしてくれ!でないと餓死しっちまうよ!」
市民「神様!俺を救ってくれ・・・」
荒くれ者「米を出せ!出さないとダイナマイトに火をつけるぞ!とっとと出せ!」
武士「おいおい、サムライさんよ、そんなところやってどうするんだ。」
荒くれ者「もちろん食うためだ」
武士「そこまでして食うのか!?おまえはサムライ失格だ。」
荒くれ者「ええっ・・・・」
武士「君は確か韓国からの亡命者だな」
荒くれ者「えっ・・・・」
武士「なら軍に入ってくれないか、って国王陛下がおっしゃってましたよ。軍なら食糧はタダで配給されるからな」
荒くれ者「入る!入る!」

<王室>

ベリドット「どうすればいいんだ・・・・日本や韓国から大量の難民や亡命者が来ておるのに食糧難がますますひどくなってしまうではないか・・・・」
ガロイン農相 ヨフ「WFPの計算によりますと、一週間以内に餓死するガロイン国民は、5000人にものぼるといわれています。」
アレス「国王!日本から亡命者が」
ベリドット「誰だ」
アレス「北斗太郎と北斗太一です」
ベリドット「タ、タロウ!?」
アレス「さあ入ってください」

国王室に太郎と太一が入ってきた。

ベリドット「貴方が北斗太郎と北斗太一か」
タロウ「はい」
ベリドット「確か日本からの亡命者と聞いたが・・・」
タロウ「はい」
ベリドット「そうだ、我が国の軍に入らないか」
タロウ「軍に?」
ベリドット「外国人傭兵としてだ
      我が国はデインと敵対関係にある。先日、日本はデインに降伏し、多くの国民が他国へと亡命しているだろう」
タロウ「はっ」

そしてタロウは祖国をデインから解放させるため、ガロイン軍に入隊することを決意した。

そしてガロインはとうとう徴兵制に切り替え、日本や韓国からの亡命者にも志願兵制度を設けた・・・・

そんなある日

ガロイン軍幹部「大変です!」
ベリドット「どうした」
ガロイン軍幹部「デイン軍が国境まで近づいています!」
ベリドット「なにっ!」
ガロイン軍幹部「よし、こうなれば・・・」

国境

ラリスキー「ここがアムール川の橋だな、ここを突破さえすればクリミアは目前だ、ブラックアイヌ団の援軍も来るだろう」
デイン兵「あそこに何かが見えます!」
ラリスキー「なんだ!?」

橋の向こう側にはガロイン軍6万人がいた・・・・

ラリスキー「やはりきやがったな・・・・・よし!突破!」

デインが攻撃をし始めた・・・・

ドカァーン!ドカァーーン!

ガロイン軍第15機械化師団 師団長ウキア・ザビ「デイン軍だ!撃て!」
タロウ「いよいよ初陣か・・・・よし!」

ドカァーン!ドカァーーン!

ガロインの機械化師団と外国人傭兵団の前にデインは歯が立たなかった・・・

ウキア・ザビ「やはりアメリカから援助を受けた我が国とでは機械化の質が違う!」

デイン兵「機動部隊4万人が全滅!」
ラリスキー「本軍出撃!」

マレンコフ「本軍め、これで終わりだ、アレを出せ!」
ガロイン兵「あれって」
マレンコフ「重戦車M485だ、多分敵は近代兵器を使わぬはずだ」
タロウ「M485!?なんですか?」
マレンコフ「米穀のM1A2型戦車をベースに火力強化、重装甲化を施した傑作重戦車だ」

ラリスキー「このラリスキーに続け!!」

ドカァーン!ドカァーン!ドカァーン!

ラリスキーの前に数十両の重戦車M485が現れた!

ラリスキー「こ、降伏だ・・・・」
デイン兵「降伏って・・・」
ラリスキー「直ちに撤退せよ!」

マレンコフ「待て!あの者を捕らえろ!」
ガロイン兵「あの者とは・・・・」
マレンコフ「デイン帝国陸軍第5師団長、ラリスキーだ」

デイン六将軍ラリスキー逮捕

デイン王城

デイン兵「デイン本軍壊滅、ラリスキー師団長は捕虜にされました。」
アシュナード「B.A,の援軍は」
デイン兵「不明です」

東海沖・貨客戦艦ドレッドノート内

アンダーソン「どうした!」
B.A.団兵「デイン軍が撤退しました!」
アンダーソン「おのれーっ!!」

北條英機「なにっ!?デイン軍壊滅!?」
副団長 ダン・ジュエ「どうします我々は?」
アンダーソン「一旦本部へ戻るぞ」
ダン・ジュエ「はっ」

こうして、ブラックアイヌ団も本部へと引き返した。

続く

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