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一方そのころタロウたちはガロン国の城にいた。
レイ16世「何?デインが攻めてきているのか?」
マキタ「そうらしい、ドライン侵略の声明を発表したそうだ。」
レイ16世「それは大変じゃ、今すぐ防衛体制に入らなくては・・・・だめだ!軍事力に差がありすぎて有力な方法は打ち出せない!」
マキタ「米軍と協力して機械化させるとか?」
タロウ「『月月火水木金金』体制でもとって、訓練に励ますとか?」
レイ16世「うーん、両方取りたいな〜・・・やっぱりダメだ!軍事力に差が・・・」
コウタロー「やっぱり僕らに協力してほしいんだ・・・」
そのころデイン軍は
プランデンブルグ「今のガロンの状況」
兵士「はっ、今のところ変化なし、フェイワン同志がこちらへむかっています。」
フェイワン「やあ王子、」
プランデンブルグ「お前は第41戦車旅団長のフェイワンではないか」
フェイワン「ああそうだね」
兵士「王子、今回はどういう作戦でいきますか?」
プランデンブルグ「適当でよいぞ」
兵士「わかりました」
フェイワン「ということはドラインの軍事力は雑魚ですか?」
プランデンブルグ「そんなの話にならん、質も量も我が国よりはるかに劣る」
兵士「といふことは・・・・3日でルドナヤプリスタニを陥落させることができるんですか?」
プランデンブルグ「当たり前だ」
フェイワン「ということは・・・・」
<クリミア城>
20年前の地図
マキタ「領土がでけえ・・」
コウタロー「当時は連邦制があったらしい」
レイ16世「そのデインの歴史を教えてやろう」
「デイン帝国の歴史は1500年近くもある。初代国王のアースは、デインシティという小さな町を首都として建国した。
兵力は強く、諸産業も発達し「世界の強国」とも呼ばれた。
やがて帝国主義の時代となると、他国に攻め入り、領地や植民地を奪い、ついには「世界最強の国」とも呼ばれた。
しかし、今からおよそ50年前、冷戦がはじまり、アメリカ軍とソビエト軍の進軍によってデインは大打撃、ガロン王国もアメリカと協力し、デインの勢力が急激に弱くなった。さらに中国軍の進撃もありデインは衰えていった。
ところが、1995年、アシュナードが国王に就任すると、軍備拡大で再び侵略を開始した。」
マキタ「・・・地球の平和を阻むデイン帝国め・・・」
そのころ、デインシティでは10万人の軍事パレードが開かれていた・・・・
市民「国王陛下万歳!皇帝陛下万歳!デイン帝国万歳!」
そしてアシュナードが公に姿を現した!
アシュナード「我がデイン帝国全国民に報告する!
我々国王軍は本日、ドライン王国に宣戦布告をした!
今回のパレードはその壮行会として、デインシティ300万人の市民は、我が国王軍の出兵を見送ることになった!
いよいよ明日!我が国王軍はドラインへと向かう!
そしてドラインを落とせば!デインに春を呼ぶであろう!
そのためには全国民の応援が必要である!
だから暖かく迎えたまえ!
国民たちよ!ルドナヤプリスタニを血に染めようじゃないか!」
市民「万歳!万歳!万歳!」
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