このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

そのころマキタとコウタローはブラックアイヌ団の情報を聞きに、瀬名のところへと訪問した。

ピンポーン
マキタ「おーい、瀬名、いるか?」
コウタロー「どうやら留守のようだ・・・・」
マキタ「ちっ」

瀬名はまだ獄中だった・・・

瀬名の母「あら、来客ですか」
マキタ「いいえ・・・瀬名さんにちょっとお会いしたい事が・・・・」
瀬名の母「それが・・・瀬名は2週間前から行方不明なんです・・・」
マキタ「えっ!?本当ですか!?」
瀬名の母「はい、青年剣士団の活動に行ってからそれから・・・・」
マキタ「そうですか・・・・」

瀬名がブラックアイヌ団によって拘束されていること、そして他の青年剣士団4人が殺害されたことは、マキタとコウタローはおろか、瀬名の家族や他の4人の父兄ですら知られていなかった・・・・

<網走強制収容所>
瀬名「なぁ・・・・翁・・・・肇・・・・三太郎・・・・良平・・・・司令官・・・・お父さん・・・・お母さん・・・・妹・・・・部活の仲間・・・・そして志穂・・・・俺・・・・どうしたらいいんだ・・・・これから・・・・」

〜〜〜〜(回想)〜〜〜〜

瀬名「やったー!受かったー!バンザーイ!」
志穂「よかった〜〜〜!!」

・・・・・・・

瀬名「俺はフェンシング部に入って強者になるんだ」
翁「へぇ、瀬名君もフェンシング部に入るのか・・・そうだ、青年剣士団に入ってみない?」
瀬名「青年剣士団?」
翁「札幌に本部や道場があるんだ」
瀬名「へぇ・・・・」

・・・・・・・

瀬名の父「青年剣士団に入りたいだと!?」
瀬名「はい」
瀬名の父「わしは許さん!こんなお前を危険なところへ連れて行くわけにはいかん!」
瀬名「頼む・・・・入れさせてくれ・・・・」
瀬名の父「わしは断固として反対する!」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

瀬名「そして俺は父の反対を押し切り青年剣士団に入った・・・・だが・・・特訓は甘くなかった・・・・・」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

隆一郎「弩アホ!!!」
バシッ!!
瀬名「ぐわぁっ!!」
隆一郎「弱音を吐くな!!」
バシッ!!
瀬名「くそぉ・・・」
隆一郎「お前は素振りからやり直せ!1000回!翁もだ!」

・・・・・・・

隆一郎「お前はもう立派な剣士じゃな、よし、リーダーをお前に託す」
瀬名「ありがとうございます!」

〜〜〜〜(回想終了)〜〜〜〜

瀬名「・・・よし・・・こうなれば意地でもここを脱獄するしかない!」

<札幌>

マキタ「結局ダメか。」
コウタロー「今日は確か岩見沢でばんえい競馬やってるからあそこに高浜田さんがいると思う」
マキタ「泊めてもらおう」

2人は高浜田のいる岩見沢へと向かった。

<岩見沢競馬場>

マキタ「やはり今日も大本命か・・・」

マキタは新聞を見ていた。

パッパパパッパッパッパッパー(ふぁんふぁーれが鳴り響く)

パカッ!

実況「おーっと!ライラックス(高浜田騎乗馬)出遅れた!」
わーーーっ!!
マキタ「あららら・・・」

謎の男「居たなガキンチョども・・・よーし」
謎の男は爆弾を投げた。

どかーん!!!

マキタ「何だ!?」
観客「ブラックアイヌ団だ!」
ブラックアイヌ団兵「タァーーー!!!」
マキタ「まさか・・・」

岩見沢にブラックアイヌ団が侵攻!

続く

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