このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください


万葉線(株)(旧 加越能鉄道(株)) 万葉線


1.概要

 JR北陸本線の高岡駅前から、富山港に面した越ノ潟までを結んでいるのが、加越能鉄道万葉線です。越ノ潟では県営フェリー(無料!)が連絡しており、対岸の新港東口へ渡ることができます。昔は、富山地方鉄道射水線が、新富山と新港東口の間を走っていましたが廃止となり、バスが1時間に1本、新港東口から富山駅まで走っています。実は、万葉線の一部(越ノ潟、六渡寺間)は、元は射水線の一部でした。富山新港が造られたことにより、越ノ潟と新港東口間が海に没して県営フェリーとなり、越ノ潟と六渡寺間が加越能鉄道に譲渡されました。そのような歴史から、六渡寺と越ノ潟の間は法規上鉄道線で、高岡駅前から六渡寺の間は軌道線となっています。但し、乗客にとってはそんなことは意識する必要などなく、路面電車タイプの車両が全線を通して走っています。
 万葉線は、今、越ノ潟-新港東口廃止以来の大きな曲がり角を迎えようとしています。乗客の減少に伴い廃止の危機に面していた万葉線は、万葉線株式会社という第三セクターの会社に譲渡されることが決まりました。この辺のことは、 万葉線再生計画 のホームページに詳しく載っています。(2001/07/02)
 2002年4月1日より万葉線(株)での運行が始まりました。久しぶりに 新車 の導入も決まったようです。HPを見る限りは、岡山電軌のMOMOと同形式の車両のようです。(2002/11/12補記)

万葉線株式会社の事務所。米島口の車庫の前にある。

2.路線概要

 高岡駅前から広小路までは単線で、広小路から米島口の間は複線となり、米島口から越ノ潟までは再び単線となります。
また、高岡駅前から米島口の間と、能町口と中伏木の間は路面を走りますが、その他の区間は専用軌道を走ります。

3.車両

Welcom号
7051 Welcom号
7053新吉久付近にて
7053 標準塗装
7062越ノ潟駅進入
7062 越ノ潟進入
猫電車
7072 猫電車
7076越ノ潟にて
7076 上の7062と窓の配置が違っています。
除雪用車両
5022 除雪用の機械で車籍は有りません
射水線で走っていた車両と同形式です
廃車体
5026の廃車体、米島口の車庫にある

  万葉線株式会社となった現在の姿はこちらです。

4.運賃・運行

 日中は、高岡駅前より越ノ潟行きと、中新湊行きが交互に発車します。合わせて1時間に4本走っています。
 後乗り前降り形式の整理券式ワンマンカーです。運賃は最低160円から、最高450円になります。料金箱も両替機も今では珍しい手動式です。なお、冷房車も存在しません。
フリー切符も存在するようですが、どこで売っているのかよくわかりませんでした。
 運賃は、万葉線株式会社になり150円から350円に値下げされました。フリー切符は現在、「万葉線・如意の渡し1日フリー乗車券」となり800円で米島口の軌道課と駅前地下街のますのすしの源と車内で買えるようです。(2003/11/01追記)


戻る

2001/07/02作成
2002/11/12修正
2003/11/01リンク等追加
2004/07/25リンク追加


このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください