このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください


木星衛星の時間変化!                                 MENUへ戻る    

31分後の衛星位置変化
木星の衛星って1時間でどのくらい動くの?


 木星を撮ったものの中で、30分ほど間隔の空いたものを見比べてみると、何か違う。 そう、衛星の位置が動いていた。 僅か30分で!
  
 31分後の衛星位置変化

 2011.08.12 
04:14 から、04:45 における衛星の位置変化。 

僅か31分で、一番内側にある衛星(たぶん、イオ)の位置が微妙に変化していた。

(しかし、背後にある他の恒星が写っているのか確信が持てないので、後日またチャレンジしてはみたい気持ちはあるものの、いつの日になるかは全く未定・・・)

しかし、エウロパらしき星の位置が、やや低いような気もするけど・・・
 ひょっとしたら背後の恒星と間違えている可能性も・・・(-_-;)  

 木星の衛星の運動図 (天文年鑑による) 
どうも天文年鑑の図は、天体望遠鏡で観るのに合わせているらしく、東西南北が逆像となっているようだ。
衛星は、①イオ、②エウロパ、③ガニメデ、④カリスト 

この運動図により、木星に一番近くに見える衛星は、内側から2番目のエウロパ?と推定。 

 ついでに1時間後の衛星位置変化

 2011.08.28
02:28 から 03:28 における衛星の位置変化。

1時間での時間変化をアニメーションにしてみた。 

左外側から、④カリスト、③ガニメデ、②エウロパ、
右側に、①イオ  の順とおもうけど・・・ 
(天文年鑑 2011 でも、イオの軌道は一番外側、エウロパは木星に最接近しているので。) 

画像は FS-60Q 直焦点、カメラは D5100、 ISO 800 1/8 秒。 

 木星の衛星の運動図 (天文年鑑による) 
28日の衛星の位置。  (これも東西南北が逆像)

ちょうど、木星に隠れていたエウロパが出てきたところになる。

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 木星の衛星って、1時間でどのくらい動くの?
木星の衛星が1時間でどのくらい動くのか概算してみた。
イオを例にとると、公転周期は約 1.77 日= 42.46 時間。 この 42.46 時間で 360 度動くのだから、1時間当り 8.48 度周回する。
一方、イオの軌道半径は、およそ 421.700 km という事らしいから、1周で 2,649,619 km、1時間では その 8.48 / 360 だけ周回するから、距離に直して 62,404 km。 
ここで木星の直径 139,822 km 分を、2.24 H で通過する事になる。 (ただし木星中央部分を通過する速度で、端では当然もっと遅くなる。)
約2時間半弱で、木星の大きさほども移動する! 思っていたより早い!  時速6万2千km!
衛星名公転周期時間当たりに
動く角度(度)
衛星の軌道衛星の1時間当り
移動距離( km)
木星直径木星直径分の
横断時間(H)
(日)(時間)半径(km)円周(km)( km)
イオ1.76913778642.468.47871421,7002,649,61962,404139,8222.24
エウロパ3.55118104185.234.22395671,0344,216,23149,470139,8222.83
ガニメデ7.154552960171.712.096571,070,4126,725,59739,169139,8223.57
カリスト16.689018400400.540.898791,882,70911,829,41029,534139,8224.73

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