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久々のお月見(タカハシ μ-210 vs FSQ-85ED vs FSQ+テレプラス) 

  

μ−210、FSQ−85ED、+テレプラス でお月さまを撮る。
まずはノートリミングで、「どのくらいの大きさ写せるか?」
次は、それぞれを現寸切出しで比較
次は同じ写真から、FSQ−85ED直焦点の画像に大きさを合わせてみる。(直焦点基準)
今度は、FSQ−85ED + テレプラスの現寸を基準にして比べてみる。(テレプラス 2X基準)
更に、μ−210の現寸画像に合わせてみる (みゅーろんちゃん 基準)

 FSQ−85ED、μ−210でお月さまを撮る。 ついでにテレプラスも。
 台風の前後、厚い雲に覆われていた空から、久々にお月さまが御尊顔を現わされたので 入手以来、ずっと待機中だったFSQ−85EDと、”みゅーろんちゃん” ことタカハシμ−210でお月さまを撮ってみる。 
シーイングはいま一つ。 しかし今日を逃したらまた当面は雨・曇りの予報なので、入手して以来出動チャンスなく暇そうにしていたFSQ君に ”出動っ!” と命令。
”いぇっさぁっ!” とすぐさま起き上がり出動準備完了! たまたまバックラウンドにかけていた曲も変わった、サンダーバードのテーマを背にうけ、SXDに搭乗。
”うぃぃぃぃーん、かくっ、かくっ、チョン、チョン、 目標補足っ! 攻撃準備完了っ!”  おいおい、サンダーバードは国際救助隊だろうがっ、攻撃してどうすんだっ!
  どうもミッフィー1号、2号たちのの影響を受けてしまったらしい・・・。 (-_-;)  

続けてテレプラスを挟んで拡大撮影を試した結果は意外と好結果。 
ただし、画像が良くなる訳ではない。 見比べれば甘くなってはいるが、その程度は僅かで用途次第で充分使える範囲。


これなら、と、ぐっすり御就寝中の”みゅーろんちゃん”に声を掛け、
”えっ〜ぇっ? せっかく気分良く寝てたのにぃっ” と寝起きの悪い ”みゅーろんちゃん” のご機嫌を、なだめすかして撮ってみる。
 (すぐ近くに昇っている土星が、20mmアイピースでならくっきり見えるが、20mmでは少々辛い程度のシーイング。) 

撮り比べたのは、FSQ−85ED直焦点、 FSQ−85ED+テレプラス、 μ−210直焦点 の3組。 FSQ−85EDは光害防止フィルター(LPS−P2 装着)

今回の結果は・・・

◯ シーイングが今回程度(極端に悪くはないけど、良くもなく、眼視でもデジカメのモニターでも ムニュ ムニュ ユラ ユラ 揺れているのがわかる。)の条件では、
 敢えてμ−210を担ぎ出すまでもなく、FSQ−8EDの方が結果は良く、倍率を稼ぐならテレプラスも悪くはないことがわかった。


◯シーイングが、 今回のように、”ムニュ ムニュ ユラ ユラ ” 程度まで揺れてしまうと ”みゅーろんちゃん” に ご出馬いただくまでもなし。
 せめて、”ムゥ〜ニュゥ ムゥニュゥ ユゥ〜ラ ユラァ〜” 程度より 良くないと実力発揮は難しいか・・・。
 

まずはノートリミングで、「どのくらいの大きさ写せるか?」

2012.06.28 21:16
月齢 8.9 高度 31.7度、方位 220.5度、視半径 980.5”

FSQ-85ED 直焦点 ノートリミングで 4928 x 3264 から 800 x 530 に縮小

カメラ D5100 ISO-400 1/350(DSC_3899.jpg)


2012.06.28 21:39
月齢 8.9 高度 28.5度、方位 225.6度、視半径 979.8”

FSQ-85ED + テレプラス ノートリミングで 4928 x 3264 から 800 x 530 に縮小

カメラ D5100 ISO-800 1/125 (DSC_3989.jpg)


2012.06.28 22:06 
月齢 8.9 高度 24.4度、方位 231.1度、視半径 978.9”

μ−210 直焦点  ノートリミングで 4928 x 3264 から 800 x 530 に縮小

カメラ D5100 ISO-1600 1/750(DSC_4036.jpg)

※シーイングはいま一つ。 土星が20mmアイピースならくっきり見えるが、10mmアイピースでは少々辛く思える程度の空。

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次は、それぞれを現寸切出しで比較

FSQ-85ED 直焦点 現寸

4928 x 3264 から、現寸で切出して 800 x 800 に貼付。無補正。


FSQ-85ED + テレプラス 現寸

4928 x 3264 から、現寸で切出して 800 x 800 に貼付。無補正。

※他の望遠鏡ではどうなるかわからないけど、FSQ−85EDとテレプラス(Kenko MC-7 2X) の相性は悪くなさそうだ。


μ−210 直焦点 現寸

4928 x 3264 から、現寸で切出して 800 x 800 に貼付。無補正。

※やはり、シーイングがシャキッとしない空で、 2400mm の画像を現寸にまで拡大すると、かなり苦しい。

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次は同じ写真から、FSQ−85ED直焦点の画像に大きさを合わせてみる。(直焦点基準)


FSQ-85ED 直焦点  現寸

4928 x 3264 から、現寸で切出して 800 x 800 に貼付。 トーンカーブ、弱補正。


FSQ-85ED + テレプラス  55%縮小

4928 x 3264 から、55%に縮小し 800 x 800 に貼付。 トーンカーブ、弱補正。

※ 細かくアラ探しすると小さな凸凹がはっきりしない部分もあるが、堅い事言わなければテレプラスを挿入した事による劣化は、ごく僅かに思える。


μ−210 直焦点  約27%に縮小

4928 x 3264 から、27% X 99% に縮小し 800 x 800 に貼付。 トーンカーブ、弱補正。

※ どうやら今回のシーイングが、”みゅーろんちゃん”を担ぎ出すかどうかギリギリのところかな、と思える画像。 FS−60Qの時と比べると情報量では勝るが、FSQ−85EDと比較するとシャープさに欠ける。

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今度は、FSQ−85ED + テレプラスの現寸を基準にして比べてみる。(テレプラス 2X基準)

FSQ-85ED 200% 拡大

4928 x 3264 から、200%拡大して 800 x 800 に貼付。無補正。

※ 光学的にテレプラスで拡大した画像より多少は情報量が落ちるものの、まあまあじゃないかな・・・。
 単純にビューアーで2倍拡大して見るとかなり荒れてしまうけど、画像加工に使った PhotoShop が拡大した画素の間を補正してくれているのかも。


FSQ-85ED + テレプラス 現寸

4928 x 3264 から、現寸で切出して 800 x 800 に貼付。無補正。

※他の望遠鏡ではどうなるかわからないけど、FSQ−85EDとテレプラス(Kenko MC-7 2X) の相性は悪くなさそうだ。


μ−210 直焦点 50%縮小

4928 x 3264 から、上のテレプラスを使った拡大画像の現寸と大きさを合わせるよう、50% に縮小して切出し、 800 x 800 に貼付。 トーンカーブで若干補正。

※ まあ、悪くはない・・・という程度かな。

※参考

2012.05.29 22:25 月齢 8.6、高度 24.8度、方位 250.7度、視半径 960.3”

μ−210直焦点 ISO-1600 1/500
若干、トーンカーブ補正。 他無加工の等倍切出し。



一か月前に撮った、ほぼ近い月齢での画像。 
やや薄曇りだったが、シーイングはこちらの方が良かった。 
これならFSQ−85ED+テレプラスには勝てる・・・かな・・・。 

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更に、μ−210の現寸画像に合わせてみる (みゅーろんちゃん 基準)

FSQ-85ED 400% 拡大

4928 x 3264 から、400%拡大して 800 x 800 に貼付。無補正。

※ やはり4倍にも拡大するのはかなり無理がありそうだ。  
 Photoshop で拡大しても2倍が限度、4倍にまで拡大しても、元々情報量の無いものを引き伸ばすだけだから、当然の結果か。


FSQ-85ED + テレプラス 200%拡大

今度は逆に、μ−210直焦点現寸に大きさを合わせるよう2倍に拡大して切出し 800 x 800 に貼付。無補正。

※ 直焦点の4倍拡大よりはまし。
 μ−210の直焦点画像とでは・・・クレータや山のエッジ感では、判定勝ちかな・・・。
 シーイングが良くない時には ”みゅーろんちゃん” にご足労頂くより、手軽でいいかもしれない。 
 まあ、2倍に拡大しても等倍以上のものは見えてはこないけど、大きくなって多少見易くなる部分もある。 


μ−210 直焦点 現寸

4928 x 3264 から、現寸で切出して 800 x 800 に貼付。無補正。

※ うーん、いまひとつ、シャキッとしない。 
 恥を晒すようでHPに載せたくないが、同一条件での比較ということで。
 今回のシーイングがμ−210では実力発揮できないという限界かも。 

※参考

2012.05.29 22:25 月齢 8.6、高度 24.8度、方位 250.7度、視半径 960.3”

μ−210直焦点 ISO-1600 1/500
若干、トーンカーブ補正。 他無加工の等倍切出し。



一か月前に撮った、ほぼ近い月齢での画像。 
やや薄曇りだったが、シーイングはこちらの方が良かった。
 (正確には、”こちらの方が悪くはなかった”という程度の差。) 

 今回の画像(上の画像)撮影時は、、”ムニュ ムニュ ユラ ユラ”
 この画像を撮影した時は、”ムゥ〜ニュゥ ムゥニュゥ ユゥ〜ラ ユラァ〜”
 (さあ、皆さんご一緒に!
  ”ムニュ ムニュ ユラ ユラ、ムゥ〜ニュゥ ムゥニュゥ ユゥ〜ラ ユラァ〜ッ” )

やはり”みゅーろんちゃん” のご機嫌は、シーイング次第か。 

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