このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください


FS-60Q にテレプラスを重ねてみる                                 MENUへ戻る    


すばるを撮る
タカハシ FS−60 に、ケンコーテレプラスを重ねてみる。
テレプラスを使って撮ってみる。

 タカハシ FS−60 に、ケンコーテレプラスを重ねてみる。
 また、もう少し大きく!
前回、もう少し広い範囲を写してみたい、とエクステンダーを外した355mm、さらにフラットナーで周辺の流れを補正したな374mm ( F=1/6.2 ) として遊んでみた。

星団・星雲を相手にしていると、どうしても深夜になってしまうので楽しめるのは休日前夜のみで、曇ったらまた1週間のお預け・・・。
そんな訳で、少々曇ってもなんとか撮れる月さまを相手にしていると、また、もう少し拡大して細部まで見てみたい欲求が湧きあがってくる。
しかし以前、アイピースを使っての拡大撮影にチャレンジしたものの、アイピースの性能に大きく左右され、資金の乏しい私には高性能アイピースには手が届かず、あえなく敗退の経験。

それならと試してみたのが今回のテレプラス。
テレプラスとは Kenko の商品名で、知っている人は良く知っている、そして知らない人は全く知らないが、よーするにカメラとレンズの間に入れて焦点距離を延ばす代物で、リアコンバータとも言うらしい。
まあ、FS−60Q自体が焦点距離355mmのFS−60CBを、エクステンダーで焦点距離を1.7倍に伸ばして600mmにしたものなので、エクステンダーの2段重ねとなる・・・のかな?

FS−60Qの分解能は口径6cmの理論値で1.93”  (タカハシのHPでは0.93となっているが自信を持ってタカハシさんの間違いと断言!・・・何を偉らそーに・・・)
また、月の直径は 3,474km、視直径は約 0.5度。 0.5度で 3,474km だから、1秒あたりで 1.93km(分解能の値と偶然の一致?)、分解能の1.93秒では3.73kmとなる。
つまり口径6cmの望遠鏡ではどう足掻いても月面の 3.73km以下のものは判別できない事にはなるので、ただボケた画像を拡大するだけかもしれないと思いつつ、期待半分、好奇心半分で試してみる。
 

で、どうだった?

結論から言うと、FS−60QとD5100の組合せという条件に限定条件では、「有り」。  普及クラスの アイピースを使った拡大撮影 より好結果だった。
画質の低下も思った程ではなく、テレプラスで2倍にして撮ったものを1/2にして、テレプラス無しと同じ大きさにして比較してもほとんど差は無い。
 (月で比較したので画像の中心部)

ただし2倍拡大しても、テレプラス無しのFS−60QでD5100との組合せで丁度の有効倍率辺り、テレプラスをつけて2倍の過剰倍率となるような雰囲気。
 (口径6cm、f=600mmのFS−60Qで10mmのアイピースを使用して丁度有効倍率60倍、これに対し、5mmのアイピースで120倍の過剰倍率で眺めるようなものかも。)

テレプラス無しの場合と比べて新しいものは見えはてこないが、大きく拡大できるので細部の確認はし易くなる。
許容レベルの画質かどうかは拙い実写の比較でご判断を・・・。 既にテレプラスが手元にあるなら充分に試してみる価値はありそう。 

今回はデジカメの解像度に望遠鏡の分解能がやや負けているように思えるので、もっと大口径で分解能の高い望遠鏡なら、もっと良い結果が得られるかも。 


 今回使用したのは、Kenko MC7、2X

 旧タイプなのでAF−Sレンズではオートフォーカスが効かなかったり、絞り値がそのまま記録されたりとか制約はあるものの、望遠鏡に使うには全く支障なし。

 一応、マルチコートだけど、5群7枚のレンズ群。
 一方、FS60Qは、 フローライト 2+2 アポクロマートの3群4枚。 合計11枚のレンズで写真レンズ並になってしまう。

 おまけにエクステンダーCQ1.7Xとの重ね付けになってしまうので、画質の定価低下はもとより覚悟。

 まあ、どの程度実用になるのか、やってみなくちゃわからない!

 FS−60Qの焦点距離 600mm x 2倍で、計 1,200mm F=20

 更にカメラがAPS−Cだから、その1.5倍として、35mm望遠レンズなら 1,800mm 相当!

 まあ、撮るだけ撮ってみよう!

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 テレプラスを使って撮ってみる
 
 2012.03.03.23.02-23.07  月齢10.6
 高度 42.7 度 方位 264.6 度 視半径 929.4”  
 
 左: FS−60Q 直焦点 
 右: FS−60Q+テレコンバータ MC−7 (x 2 )

 いずれも画角等倍イメージの2枚を合成。 (その他加工無し。)  


 直焦点

 オリジナル 4928x3264 から、2000x1325 へ等倍コピー 
 更に1200x795 に縮小

 MC−7 使用 (2x)

 オリジナル 4928x3264 から、4000x2649 へ等倍コピー 
 更に1200x795 に縮小


 左: FS−60Q 直焦点、現寸
 右: FS−60Q + MC−7(2x)、53% 縮小

 大きさを合わせた両方を並べて比較しても さほどの差はない・・・

 左: FS−60Q 直焦点、現寸
 右: FS−60Q + MC−7(2x)、現寸 

  拡大 して見ると、やはりテレプラスで2倍拡大の方はかなり甘いが見易くはなった。
、直焦点で見えていた以上のものは見えてこないが、手軽に2倍拡大できるメリットはある。 



 実際に試してみて
もっと悪くなるだろうと思った予想に反し、”意外と使える” と言うのが実感。 
他の鏡筒でも試した訳ではないので一般論としては言えないが、FS−60Qで試した限りにおいては、手軽に倍率が欲しい時には有効。 
中古を探せばバローレンズよりかなり安価に入手できるので、x1.4程度のものも また探してみるかな。 


 FSQ−85EDでは・・・
FS−60Q の場合と同様、等倍で見比べれば僅かに甘くなるかな・・・という程度の差で、簡単に焦点距離を2倍にできるメリットを考えれば素人が使うには充分。

※ 「最終兵器はタカハシ FSQ−85ED」 の、 お月さまを撮ってみる。 (直焦点とテレプラス2倍拡大の比較)  参照


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