真鶴地域に人が住みつきはじめたのは、
縄文時代の早い頃、今から7000~8000年前といわれています。
穏やかな気候と豊富な魚介に誘われて、人々が真鶴地域に集まってきたのです。
そんな恵まれた土地・真鶴の歴史を少しご紹介します。
このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
真鶴地域に人が住みつきはじめたのは、
縄文時代の早い頃、今から7000~8000年前といわれています。
穏やかな気候と豊富な魚介に誘われて、人々が真鶴地域に集まってきたのです。
そんな恵まれた土地・真鶴の歴史を少しご紹介します。
天然の良港として古くから栄えてきた真鶴港。
そのルーツは1600年代後半まで遡ります。
『真鶴村書上ヶ帳』によると、ブリ網での漁が当時から始まっていたといわれています。
1672年には、幕府の材木資材確保政策によって真鶴半島に15万本の松苗が植林されました。これにより海に木陰が生まれ、海面に落ちる枯葉や虫を求めて魚が集まったことで、半島を囲むように網が設置されました。
1916年には、湯河原で療養していた夏目漱石が、200人近くの漁師が網をたぐり寄せる姿を描いた『真鶴行』を執筆するなど、往時の活況ぶりが偲ばれます。
ブリ漁は、昭和30年頃まで盛況を極めました。
1180年8月17日、源頼朝は伊豆の韮山で打倒平氏の旗を挙げました。
この時、頼朝が深く心頼みにした武士が、現在の湯河原町から真鶴町を含む土肥郷を支配していた土肥実平。頼朝は挙兵後すぐに土肥郷の実平館に入り、平氏方の武将・大庭景親との一戦に備えました。
8月23日、両軍は石橋山で激突(石橋山は現在の根府川~早川の山側)。平氏方の3000騎に対し、頼朝率いる源氏方はわずか300騎でした。源氏方は敗れ、頼朝は箱根山に数日間潜みます。この苦境を共にしたのが、土肥実平です。主従は密かに土肥郷に戻り、8月28日、真鶴崎から小船に乗り、海路、安房国へと逃れました。その後、頼朝は平氏を討ち、征夷大将軍となって鎌倉幕府を開いたのです。
真鶴半島一帯は、古くから良質な石材の産地として知られています。
採れるのは、箱根火山から噴出した溶岩が固まってできた安山岩。耐久性・加工性に優れています。
石の切り出しの歴史は古く、奈良時代ともいわれています。鎌倉時代には、鎌倉の町や寺社の建造、日本最古の築港・材木座海岸の建設などに使われました。
石材の産地として全国に名を馳せるようになったのは、江戸時代。江戸城普請のため、大量の石が切り出されてからのことでした。産出する小松石が良質であること、江戸にも比較的近く輸送に便利だったことで注目を浴びたのです。
以来400年、歴史の場面を数多く支えてきた真鶴の石材産業は、現在に至るまで続いています。
毎年7月1日から海水浴ができ、夏は海の家もオープン。
多くの海水浴客でにぎわいます。静かな波が特徴で、子どもも楽しめます。
真鶴港から出航し、半島突端の景勝地「三ツ石」を越え、黒崎沖でUターンして再び真鶴港へ戻る、約30分のクルージング。
相模湾では、豪快な船釣りが楽しめます。
自分の手で釣り上げた海の幸は、一層おいしいものです。
ご希望の場合は、船の手配も承っております。
釣りの道具がなくても気軽に体験できるところもありますので、気軽にお声掛けください。
箱根火山の溶岩が流れ込んでできた真鶴半島の先端。
展望広場が整備されており、夕暮れ時の三ツ石は絶景。
空気の澄んだ天気の良い日には、三ツ石の向こうに大島、右手に初島、利島、式根島、左手に房総半島、三浦半島などが一望できます。
半島南の自然公園部分にある遊歩道で、全行程が山道で約45分。
森林浴はもちろん、スケッチ・写真・写生に最適のスポットです。
鶴岬の先端から西側の海岸沿いに作られた遊歩道。磯の生き物を観察することができます。
途中から「番場浦遊歩道」になっています。
県立真鶴半島自然公園内にある遊歩道の一つ。
亀ヶ崎から海岸線に向かって伸びていて、原生林が生い茂っています。
4カ所に設けられた遊歩道で、木漏れ日に照らされながら森林浴ができます。
水揚げされたばかりの新鮮な魚介類を味わえるレストラン、真鶴に生息する魚を間近で見られる大型水槽、市場のセリ見学スペースなど、真鶴港をまるごと楽しめる施設です。
真鶴にアトリエを構え、駒ヶ岳や福浦の風景を描いた中川一政の美術館。
岩彩や油彩、書・陶芸など、一政の多岐にわたる作品80〜90点が展示されています。
国内有数の貝類コレクションを誇ります。
保有4,500種50,000点のうち、約1,800種5,000点を常設展示しています。
7月25・28日、8月5・8・19・22・26日
毎年7月27・28日(28日は花火大会)
8月2・3日(3日は花火大会)
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