このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
色のページです。鉄道ジャーナル 85/7 No.217「色彩の美学」に国鉄色のマンセル記号が載っていたので、「Munsell Conversion」を使用してRGBに変換してみました。99年の夏頃に3ヶ月ほどいろんな色見本をスキャナーに読み込んだりデジカメで撮影してみたりして変換を試して、旧ホームページに掲載しましたが、今回、jw_cadのWin版が色の塗りつぶしに対応したことで、PDF版の作成をし「色出し名人」版も作成しました。
color.PDF 10kb 「Munsell Conversion」による国鉄色
color2.PDF 10kb 「色出し名人 MillenniumⅡ」による国鉄色
→ jnrc.xls 51kb 「色出し名人 MillenniumⅡ」による国鉄色のエクセルデータ
「車両技術」169号(1985年2月鉄道車両工業会発行)より国鉄車両の外部色です。
国鉄色(EC1) 新幹線200系、381系、781系、185系、185系200
国鉄色(EC2) 201系、203系、103系1500、105系(福塩線、宇部線)、119系
国鉄色(EC3) 117系、115系2000、115系3000、415系500、715系
国鉄色(DC) 40、47、48系、キハ37、183系、キロ59(秋田)、キロ29(北海道)
国鉄色(PC) 50系、14系(SE東京、なにわ)、12系(名古屋、しらかば)
全12色 赤・茶系の色
全11色 黄・クリーム系の色
全17色 緑・青系の色
全14色 薄茶色・無彩色
色の感覚は背景の色にも影響されるし、色の面積によっても感じ方がかわってきます。RGB自体もモニターではMacで明るく、Windowsで暗くなる傾向があるようです。モニターと印刷したものともまた違うようだし、深く追求するとまだまだ問題があるようです。
「Munsell Conversion」はMunsell Color Laboratoryが開発したプログラムで、そのままでは動かなかったので前田さんに動くようにしてもらいました。当然、英語のままですが、マンセル〜RGB変換の他にCMYKや色相ごとの明度・彩度の一覧表も表示できます。ここから近い色を探すことも可能です。
「色出し名人 MillenniumⅡ」は COLOR DREAM NET でダウンロードできるシェアウェアです。マンセル値からの入力を表形式でできます。全部のデータを入力してからの補正やエクセルへのデータの入出力が可能で、いろいろと使えそうです。
マンセルからRGBの変換はこのソフトでも完全ではないようで、実際の色とは違うようなのもあります。塗料として塗られていても、新車の状態と退色した状態とでも異なるし、天候や太陽の当たり方によっても目で受ける色とは違うものになります。塗装の技術も年代によってかわってきているはずだし、実物をデジカメで撮影してRGBを直接入力したほうがそれらしいような気もします。最近では根本的にモニターを信じてはいけないと考えるようになってきます。
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