中ノ沢林道/ Nakanosawa

林道探索の書　〜今日もどこかで林道ざんまい〜　 中ノ沢林道　 ［１］ ［２］

	県道どころか、まともな林道にも見えない雑草まみれのダートを進みます。数年前は一般乗用車も通れたらしいですが、現在はすっかり荒廃してしまった模様。四輪の通行は途絶えていますが、オフバイクの進入は希にあるようで、タイヤが路面の土を削った跡も見かけました。
	ダートがいかに雑草まみれで荒廃していても、「オフバイクでならば行けるだろう！」と安易に考えてお気楽に進んでいたのですが、それはちと甘かったようです。やがて行く手に大規模な路面崩壊が現れてしまいました。これは大変ショックな瞬間です！
	あちゃ〜、これは酷い！　まさか中丿沢林道でここまで大規模に路面崩壊が発生していたなんて！　路面は完全に消失、尋常な手段では正面突破することはまず不可能・・・。 → 正面突破を試みる！
	恐ろしいまでの高低差とあの垂直な壁。正面突破はどう考えても無理ですが、右手側にうまく迂回することができそうな箇所がありました。
	唯一、崩壊地点の突破の可能性が残されていた地点です。ＸＲの地点からズルズルな斜面を下って沢を渡り、対岸の酷く岩石まみれな斜面を登ればここは突破できますが、とにかく対岸の岩石まみれなガレ状態が酷いので、それには「手押し」ということになりそうです。おそらく、勇気とガッツとそれなりの技量があれば不可能でもないですが、かなりの汗と苦労が代償として求めらてしまうのは確実でしょう。真夏のぶっ倒れそうなクソ暑さの中、そこまでする気力もなく、ここは勇気ある撤退を発動しておくことに・・・。
	ちなみに沢渡りの地点はこんな感じ。沢自体は難なく越えられるでしょうが、実はそこを渡った直後に待ち構える大量の岩石が堆積したガレ場が最大のネック。よほどの気合いがないと、それを一目眺めただけでヤル気が消失してしまいます。
	そして路面崩壊をなんとか突破したとしても、その先に待ち構えているのはこのように完璧に通行の途絶えた廃道区間。廃道好きなアタック系の方以外は、やはり一目眺めただけでヤル気が消失してしまいます。というわけで、現在は中丿沢林道経由で秋田市から五城目町への往来は限りなく困難であり、林道ツーリングのコースに秋田市への通り抜けルートとして中丿沢林道を組み込むのは現実的ではありません。む、無念・・・！ → 探索終了！ → 迂回して杉沢林道に向かう！

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