このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

 姫ヶ岳林道/ Himegadake林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 
姫ヶ岳林道  [1] [2] [3] [4]
阿仁森林鉄道長滝沢支線時代の転用橋を渡って300mほど進むと、切り返しで右折するダート分岐が現れます。長滝沢の支流「沼の沢」伝いに遡るピストンらしいですが、またしても林道標は無し! 残念ながら姫ヶ岳林道、支線ダートはあっても林道標が未設置なものばかりなんですね。その先の様子が気にはなりましたが、本線探索途中で名無し系にまで手を出すと、それこそいくら探索時間があっても足らないのでここはスルー。
→右折ダートの様子を眺める!
お、姫ヶ岳林道の終点についてですが、実は林道区間は手前の分岐地点まで。そこから先は県215号線とされています。なので、ここはもう未舗装県道ですが、といってもそれは地図上での話。現地を走っていてもまずそれには気がつきません。元々はこの区間も林道であったのが、なにかの都合で形の上でのみ県道化されただけと思われます。というわけで当サイトでは引き続き姫ヶ岳林道として紹介しますが、さらにダートは続き、その先の幅員の広い新しい橋で長滝沢を再び渡ります。
っすらと雑草でワダチが形成された路面は相変わらずフラットで、県道化区間といっても特にこれまでと変わりはありません。走りやすい水平コースがその後も続き、両脇の草深さについても変化はないです。ここで県道を意識する方はまずいないでしょう。
がて大きく不自然に開けた雑草まみれの平地の脇を回り込んでいきますが、おそらくここはかつての集落跡、すなわち廃村「屋布(やしき)」だと思われました。後日、古い県別地図を眺めてみたところ、そこに「屋布」の文字がありましたが、地理院地図ではその名はすでに抹消されているみたい。姫ヶ岳林道沿いの廃村としては北秋田市区間の「露熊」と、ここ上小阿仁村区間の「屋布」の2カ所があるんですね。
→廃村「屋布」を眺める!
村「屋布」集落跡を過ぎてさらに進みます。途中で右手の山から流れ出す小さな沢を跨いだりしつつで、ダートは途切れることなく続きました。なお、路面が走りやすいのは良いのですが、晴天続きで乾燥した路面の砂利がやたらと砂埃っぽかったです。
道の県道化地点からおよそ2キロほど下ってくると、左手から長滝沢を渡って小長滝林道が合流してきます。北秋田市との境界の峠で分岐する畑の沢林道以来となった、名のある支線林道の出現ですが、「小長滝林道起点」とだけ記された林道標が設置されています。ただし、小長滝林道はピストンなので、立ち入るのならそのつもりで。
→小滝長林道の様子を眺める!
→林道標を眺める!
長滝林道の分岐を過ぎると、長かった姫ヶ岳林道もそろそろラストスパート区間です。相変わらず濃密な緑の樹林を進んでいきますが、ここに至って夏の林道の灼熱のような暑さに身体が限界。木陰にてそろそろ持参の秘密兵器を使用することとします!
→秘密兵器!
道の木陰でしばし休憩、火照った身体をクールダウンしてから前進再開。すぐに「五反沢川」の渓流が左手に寄り添ってきます。五反沢川は林鉄遺構の転用橋で先ほど渡った長滝沢の下流域の川ですが、その流れを眺めつつさらに進んでいくと・・・。
方に「山ふじ温泉」の建物が見えてきてダートは終了。ここが姫ヶ岳林道の終点(厳密には県215号線)となっています。当然ながら終点を示す林道標は設置されていませんが、これより先にダート区間はもう現れず、また林道ライダー的にもここが林道の終点とされているため、事実上の終点とみて構わないと思います。というわけで「山峡」とか「廃村」などの見所もそれなりにあった姫ヶ岳林道の探索は無事に終了! なお、このまま道なりに進めばすぐにR285号線に退出できて「道の駅かみあに」も近いです。さらにそのまま村役場に向かえばGSとコンビニがあるので、次の林道へと向かう前に給油だけは忘れずに!
→探索終了!
→振り返る!
→振り返る!
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