このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

 岩戸金山林道/ Iwatokaneyama林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 
岩戸金山林道  [1] [2] [3]
の圧迫感が増したと思った矢先、きなり現れた回転場とおぼしき地点です。ぽっかりと開けただけの地点ですが、林道維持の一環として草刈りも実施されているみたい。あわよくば終点を示す林道標でも発見できないかと周囲の薮を探ってみますが、結果は不発に終わってしまいました。手前から眺めると終点と思われた広場地点ですが、実はそうではなかったです。手前からは行き止りにも見えますが、まだ先があったんですね。
→周囲の薮を探る!
場入口脇の薮に埋もれていた2本の杭の正体は不明でしたが、なおもダートが続いているので、まあそれはそれとしておきますが、広場先端部からさらに続くダート入口には規制線が張られているじゃないですか! これはもう明らかにその先でなんらかの異常が発生しているのは間違いないですが、その「程度」がここからでは分かりません。となれば、まずは徒歩による偵察を発動するしかあるまい。
の先の様子が皆目分からないので、規制テープを越えたその先を偵察してみますが、すぐその先にて1本の丸太を発見・・・。露骨なまでにあからさまですが、その先へは進んで欲しくないとの繰り返しの意思表示でしょう。そして雑草のはびこる路面は嫌な感じに水浸しでジュクジュク状態に。しかしそうは言っても、ここは遠路はるばるやって来た小阿仁村の岩戸金山林道なんですね。「はい、わかりました」の一言が素直に言い出せず、オフバイク的にはまだ前進不可というほどの状況ではないとみた!
んな感じで久しぶりに頑張ってみようかと思った矢先・・・。
情にもその先でダートは崩落済み! 崩落の底までの高さは4、5mもあるので、迂回可能地点があるはずもなかったです。これが前年に秋田県を襲った記録的集中豪雨によって発生したのかは不明ですが、平成28(2016)年8月12日の探索時点ですでにこの状況でした。その後の8月30日に東北地方に上陸、岩手県各地に甚大な被害をもたらした台風10号でさらに崩落状況が悪化したのは確実だと思います。そしてここは東北でも特に山深きピストン。最悪そのまま廃道化の恐れも大いにあり得るし、復旧するにしても相当な月日を要することでしょう。むぅ、ならばなんとしても越えるべきだっだぜぇ・・・って無理でしたけどね。
いうわけで残念ながら、現状では岩戸金山林道の終点へとたどり着くことは限りなく困難であることが判明。泣く子と路面消失には勝てずに探索は強制的に終了となりました。まあ、今回は山深い上小阿仁村の中でも、特に辺境の地ともいえるここまでやって来れただけでヨシとしておきますか! しかしそれにしても、各地の林道はここ近年続く異常気象ともいえる集中豪雨の影響をもろに受けているみたい。ある程度の予測はしていましたが、それが人里遠く離れた深山のピストン林道であればなおさらのことだったんですね。林道を取り巻く昨今の厳しい現実を身をもって実感させられた岩戸金山林道探索となりましたよ。
→上空を眺める!
→探索終了!
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