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 岩戸金山林道/ Iwatokaneyama林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 
岩戸金山林道  [1] [2]
岩質っぽく変化してきた岩戸金山林道のダートをさらに進んでいくと、ここで何カ所目であったのか憶えていませんが、またしても橋が現れて小さな沢を跨ぎます。いつものお約束でのぞき込んでみますが、沢辺に繁茂する薮と樹木で流れはほとんど見えなかったです。
→付近を調べる!
の後、すこしガレた箇所を通過します。土砂崩れの復旧跡らしく、岩屑がやたらと散乱していました。路肩は谷底まで落ち込む断崖となっており、そこに土砂崩れの痕跡を確認する事ができたんですね。しかしここ、復旧済みとはいっても常に小規模な岩屑の落下が発生しているような状況。険しい山中をゆく岩戸金山林道の本来の姿を垣間みる瞬間となりました。先ほど橋のたもとで見かけた「危険 通行止」看板はこれのことでしょう。
→路肩を眺める!
砂崩れ跡地点を過ぎてさらに前進しますが、この辺りまで立ち入る車両はほとんどいないみたい。どことなく廃れたような、通行量の希薄さを思わせる状態が路面にも次第に現れてきます。ただし、今のところは走行的になんら問題はありません。
の後も決定的に荒れることなく、それでいながら適度に茂った雑草でいい感じのワダチダートが続きます。しかし、ワダチ部分は風雨で完全に慣らされた状態。部分的にコケが覆う箇所もあって、ここ最近の車両の立入りがまったく感じられなかったです。
「根子沢支線林道発見!」ほのかな放置の香りを感じつつ、林道の深部を目指してさらにWRを進ませていくと、やがて右手の草薮に分岐ダートを発見しました。入口のトラロープを見るまでもなく、その先のいかにも荒れまくった状況が一目瞭然であり、廃れた作業道の類なのかと思いきや、予想に反して根小沢支線林道である事が判明! 入口脇の薮塊を探ってみたところ、そこに木杭の林道標を見つける事ができたんですね。
→根小沢支線林道に突入!
→根子沢支線林道の様子を眺める!
子沢支線林道の探索はひとまずおいて、まずは岩戸金山林道の末端を目指してここは道なりに本線を進みます。すると分岐地点のカーブを曲がったすぐ先に橋がありますが、これは林道右手に位置する赤沢へと流れ込む支流の「根子沢」を跨ぐ地点。
子沢を跨ぐ橋上地点。赤茶けにサビまくった欄干、橋上に堆積した厚い泥の層とそこに生えた雑草・・・。一般道ではあり得ない放ったらかし状態が一目で分かると共に、いかにも山深い林道の橋らしい味のある風貌が実に「いいね!」でした。
→振り返る!
→根子沢(上流方向・左)を眺める!
→根子沢(上流方向・右)を眺める!
かし、根子沢の橋を過ぎると状況はさらに展開! ここに至ってダートの草深さがそれまで以上に目立ち始め、ワダチ部分も雨水で洗われてガタガタです。荒れやガレで廃れているというより放置的な雰囲気ですが、いよいよピストンらしくなってきましたよ。
れぞといった荒れは無かったものの、通行の途絶えたダートが放つ放置の香りは次第に強くなってきます。よく見れば路面は日照り続きの水田のごとくガビガビ状態に・・・。雨天時に雨水によって運ばれた土が路面を軽く覆い、それが陽に焼かれてボロボロとなっていたんですね。車両の通行があればそんな状態にはなっていないはずです。
索時は降水確率ゼロな快晴状態でしたが、こうも天気が良いと、薮が放つむせるような草いきれで不快指数は高かったです。薮の温度が日射によって外気よりも高く多湿となるのが原因で、植物の葉の温度が気温よりも高くなった結果、葉の表面から水分が水蒸気となって放出されるからムワっとするわけ。しかしまあ、当方はエンジン付きなので、走ってしまえばあまりその影響はないですけどね。ちなみに「いきれ」とは蒸れてほてるの意。
定打となるような荒れはないまでも、廃れ感の隠せない岩戸金山林道。そのような状況から「林道の末端はもう近い」と思ってしまうところですが、実はまだ先は長いです。この林道、地図上では赤沢源流部の上部を右に大きく回り込んで切り返し、「空台山(729m)」山頂の脇をかすめて最終的には「五郎山(698.6m)」山腹へと至っていますが、現在地はまだおそらく源流部の上部を回り込んだ辺り。このように先がまだあるので、ここで決定的な荒れが出現してしまうと困るんですね。
→現在地を確認する!
いうわけで、地図で眺めれば一目瞭然な岩戸金山林道のコースですが、実際の現地ではそこまで把握できなかったです。地図上ではすでに源流部の上手を迂回して越えた区間なのですが、現実はこの通り。源流部のさらに上手に沢の直渡り箇所が現れたんですね。もしかしたらこれが赤沢の本当の源流部の流れなのかもしれません。
んなこんなで現れた沢の直渡り箇所を前進中。山岳林道でたまに遭遇する楽しい直渡りですが、ここはじゃじゃ〜っと勢いよく駆け抜けてやりました。
体不明の沢を渡った後も一向に途切れる気配なく続く草むしたダート。すでに赤沢の沢筋を離れた本格的な山岳区間ですが、「本格的な山岳区間」と言うと、荒々しい岩肌むき出しで砂礫や岩屑の散乱する険しさや、高所ならではの眺望の素晴らしさなどを想像するかもしれませんが、ここでは深い樹林の山中をゆくコースです。同じ本格的な山岳区間でも、岩戸金山林道はひたすら樹林の中を進むので、あまりそれを実感できません。
れに加えて、似たような景色の続く樹林コースの林道では、距離メーターを確認していないと距離感がとても把握しにくいです。一々そこまでメモるのも面倒くさく、またそれを実行する気もないため、ここまでどれほど進んできたのか分かりませんが、やがて両脇からの薮のプレッシャーが増してきて、その先になにやら開けたような地点が見えてきます。あれってもしかして終点の回転場?
→さらに岩戸金山林道を進む!
→探索中止!
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