このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

 ドアノ沢林道/ Doanosawa林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 
ドアノ沢林道  [1] [2]
ぁ、いつの間にか周囲はすっかり生い茂る薮の壁に囲まれちゃった! 夏真っ盛りの日中だというのに、太陽の光は上空の隙間からしか差し込みません。ならば直射日光が当たらないので涼しいのかと言えば、さにあらず。夏場の森の中は無風状態であり、ムンムンとした熱気がこもって恐ろしいほどの危険な蒸し風呂状態に…。こりゃ、早く抜け出さないと暑さでぶっ倒れます。
して夏場の薮は我が世の春と言わんばかりに、ワダチ部分を僅かに残してトンネル状に覆い被さるように延び放題に! まあ、それでもワダチ部分に地面が見えているので、走行的には致命的ではないですが、メンタル的圧迫感はなかなかのものでした。
面空間を立体的に覆い被さるように茂る薮を、全身で押し分けるようにして前進します。夏場の人里離れた山深い山中での放置系林道の探索ではもうお馴染みのシーンですが、何度経験してもあまりいい気はしませんね。気が付けば、身体の至るところにクモやグリーンのブヨブヨした芋虫、毛ダニみたいなものがくっ付いているし…。
まりゾッとしない薮まみれのドアノ沢線ダートを前進しますが、特に荒廃していたのが正津川線との接続地点直前の区間。ここは沢沿いの崖に面した急な下り坂となっており、路面は湿って半ばヌタヌタ状態でボコボコに。しかも路肩はいつ崩落してもおかしくはないほど弱っていましたよ。晴れの日でも可なりの慎重さが求められるので、言わずもがな雨天時やその直後は、ここは恐ろしい状態になっていると思われます。なので、ここは下っていくことはともかくとして、逆方向から登ることだけは勘弁というのが正直な感想でした。ここはもうまともな道ではありません。
おお、あれは…?!」こいつはもう下り尽くすまで進むしかないな、と覚悟を決めて前進することしばし、やがて前方の薮の茂りの向こうにまとも状態のダート路面が見えてきました! というわけで、ここでようやくドアノ沢線の放置系荒廃区間は終了!
、荒廃区間を抜けてたどり着いたのがこの地点。手前の橋を渡って少し進むと正津川線に突き当たるのですが、ちょうど薮を抜けた地点は横T字路になっていて、画像向かって左手には地図には未記載なダートが続いていました。おそらく、元々は前方の薮の奥へと延びる直線ルートだけであったところに、その後新たに左折路が開設されたものと思われます。ですが、ドアノ沢線本道は薮の奥へと続く直進方向です。現状はこういう状況なので、正津川線側からドアノ沢線を目指す場合、XRの位置する地点の薮の奥がドアノ沢線本道であるとは、にわかに信じがたく、また、その様相に必ずや怯んでしまうことでしょう。
正津川を眺める!
右折ダートの様子を眺める!
、ドアノ沢線唯一の難所と化していた荒廃区間を過ぎると、すぐその先には正津川に架かるコンクリ橋があって…。
ンクリ橋を渡って100メートルばかり進むと、正津川線のダートに突き当たってドアノ沢線はエンドを迎えます。というわけで、ドアノ沢線を無事に正津川線までたどることが出来ましたが、あの荒廃区間、この先も補修されることがないとなると、遅かれ早かれ通行困難な完全な廃道と化してしまう公算は大である、と言わざるおえないでしょう。よって、現状ではドアノ沢線を完抜け林道として林道ツーリングのコースに組み入れるのは、あまり現実的ではないかもしれません。こんな感じでドアノ沢線の探索は終了です。
探索終了!
正津川線に突入!
振り返る!
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