このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

探索日 2011.08.14
No.AO-055

伊勢川線■むつ市 ■全線ダート ■接続→ドアノ沢線 ■分岐→金沢線
■関根「高梨」地区からドアノ沢線とを結ぶ

 隣接するメジャー林道の陰に隠れた地味な存在だが、それなりに楽しめるかも 

 ↓なかなか草深い森の中を抜けていますが、路面的には走りやすい部類の1本
 でしょう。隣接して併走する正津川線と併せて周回コースを取ることも可能に。


……こんな感じ……
■終点にてドアノ沢線に乗り継げば、 R279号線方面から恐山方面へと抜けることのできる完抜けダート。全行程は前半の平坦区間と後半の登坂区間に大別でき、総じて路面状況は良好で基本的には走りやすい1本である。ただし、隣接して併走する下北のメジャー林道である正津川線の名の陰に隠れる地味目な林道であり、関係車両も含めて車両の通行量は極めて少なく、区間によっては草深さを感じるところもあるだろう。なお、林道標は国道側入口にはなくドアノ沢線への接続地点にのみ存在。当林道をドアノ沢線と勘違いするケースや、伊勢川線本道を進んでいるつもりで途中にて分岐する金沢線へと入ってしまうこともあるので、道間違いにだけは注意したい。

■伊勢川線はR279号線から山側に入り込んだ関根「高梨」地区にその入口が存在、ドアノ沢線とを結ぶ完抜け林道です。ただし、最新の詳細な県別地図でもそのルートはピストン状として記載されており、地図上からではドアノ沢線へと抜けられることが分からないのが目下の現状。加えて、各種林道サイトの一部においては伊勢川線ルートをドアノ沢線として紹介しているケースもあって、イマイチその実態が分からないのもまた現状かと。というわけで、その実態を自ら調査探索すべく伊勢川線の入口である高梨地区のダート開始地点へとやって来ましたよ。なお、伊勢川線の林道標はドアノ沢線との合流地点にのみ存在しているので、こちら側からアプローチする場合は林道名を確認できないので、「ここで本当にあっているのか?」と、やや不安に陥るかもしれません。
■高梨集落の外れのダート開始地点から伊勢川線へと突入しますが、しばらくは荒れ地のような荒涼とした中に埃っぽい砂利ダートが続きます。この淋しいダート沿いには電柱が併走していますが、これはその先に民家や何かの施設があるわけでもなく、途中に現れる分岐と共にやがて消えてしまいます。あまり気にしないようにしましょう。
■入線直後に開始する長いストレートを駆け抜けていくと、さっそく右折分岐が現れました。もちろんここに標識の類は存在して折らず、確実な正確さを求めて万全を期するのならば、どちらへと進むべきかの判断座合い両がないので大いに迷う箇所ではありますが、そこはほれ、林道初心者ではないので、臭いというか、 理屈では語れない直感で分かるんですね。というわけで、 この分岐は直進が正解ですよ。というか、こんな出だしで迷っていたら全然先へと進めませんから。ちなみに、ここを右折して進むと「愛宕山神社」へとたどり着くようです。
■ただし、そのすぐ先にて現れるこの分岐には一本取られてしまいました。実はこの分岐、手前から眺めると左折カーブが見えなくて、本道はてっきりそのまま直進だと思いこんでしまったという次第です。「近づいてみたら左折が存在していた」といったところで、各地の林道を探索しているとたまに遭遇しますよね、そういうトリッキーな箇所って。あはは。
■というわけでこの分岐は道なりに左折します。ま、そう言われなくても路面状況でこれはすぐ判断できることですけどね。もしもここで進むべき方向に悩んでしまうようであれば、残念ながら伊勢川線をこれ以上進前進することは、勇気を持って控えておいた方がもう良いでしょう。あはは。
■で、2箇所目の分岐を過ぎてさらに前進すると、林道入口で遭遇する「一般車通行禁止」といったお約束の林道看板が路肩に出現。そこに林道標が存在していなかったのは残念ですが、いよいよこれで林道らしくなってきましたね。
■そしてその先にて現れるのが3箇所目のこの分岐。ぱっと見、ここは左右の区別が付きにくく、かつ、道標の類は存在していないのでちょっと迷ってしまうかもしれませんが、結果から述べると、伊勢川線本道は左折側となっています。 突入したわけではないので、それがどこへと延びているのかは不明ですが、ダート沿いに立ち並んでいた電信柱の列も、この右折ダートととに右手へと消えてしまいました。
■分岐を過ぎて再び森の中の林間コースに突入します。ちなみに、この林道はコース的には林道名でもある「伊勢川」沿いに延びているのですが、その流れは左手の森の奥に位置しているようなので、道すがらに眺めることはできません。地図上で眺める限りでは渓流コースもあろうかと思われたのですが、全く当てが外れて森の中をただひたすらに進むのみでした。
■そして4箇所目となるのがピストン支線である金沢線の分岐地点。その林道標は分岐の股の中央の薮に埋没した状態にて存在していましたが、その位置がなんともいやらしくも微妙であり、それが左右のどちらを示しているのかがとても分かり難くなっています。ここで「道なりに」といえば、左右どちらにも当てはまるような状態であり、その先の路面状況も左右共に大差はありません。ただ、探索時の状況にてあえて言えば左手の方が少々藪むしていた感じかと。こういう状況なので、ここではかなり迷ってしまいましたが、画像をぱっと見しただけで、はたして左右のどちらが伊勢川線であるのか分かります?
→金沢線に突入!
■そう、正解は左折側。行く手の様子が少々藪むして見えたので、うかつにも一瞬迷わされてしまいましたが、伊勢川線本道は左折側ですよ。なお、ここは間違えて右折してしまっても必ず戻ってくることになるので、最終的にはリスクとしては時間とガスの消費のみですけどね。
■というわけで金沢線との分岐は左折して伊勢川線の探索を続行します。そして遠目には少々藪むして見えていた伊勢川線の様子ですが、それは局地的なものであったらしく、瞬間的に路肩が薮に酷く覆われた箇所がありましたが、そこを過ぎるとこんな感じでまともな状態に。
■さらにダートをたどって前進すると、快晴時であるのに路面左手半分がびちゃびちゃ状態となっている箇所に遭遇。どこかの路肩の土手から水でも染み出ているのでしょうか? もちろん、ここは右側の乾燥したワダチを進んだことは言うまでもありません。
■その後、行く手の右側に5箇所目となる分岐が現れます。「すわ支線分岐ダート発見!」っと思ったのですが、生憎そこは死んだ(廃道化)道であった模様。おそらく、かつての作業道かその類の跡だと思われました。一応、その様子だけはうかがっておきましたが、立ち入ることなく伊勢川線を先へと進ませていただきました。
■真夏の緑が眩しい林間コースが続きます。ここもそんな箇所の一つですが、路面の土が洗われて握り拳大の石つぶてが地面から頭を覗かせているガタガタ区間もコース中には所々で存在。走行的にはなんら問題はないですが、そういうガタガタ区間は意外と疲れるので歓迎はしませんけどね。
■「広場でエンド?」緑一色に囲まれた森を突き進むことしばし、やがて前方にこんな感じで開けた広場のような地点が見えてきましたよ。ピストンの終点ではお馴染みの回転場のようです。ということは、この伊勢川線は完抜け林道ではなかったということで、思わぬ予想外の展開に一瞬混乱してしまいますが…。
→探索中止…
→広場に進む!

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