このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

四兵衛線

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■さらに進むと雑草の繁茂具合は一段落したみたいで、ダートは再び落ち着いたフラットな路面状況になりました。先ほどの草深い薮むした区間はやはり局地的なものであったようですね。林道は刻々と状況を変化させる生き物ですから、区間的な荒れが見られても不思議はないということか。
■お、また土砂崩れ跡ですか。バターナイフでスパッと切り崩したかのように、路肩の斜面が土を露出させています。路面を埋め尽くしたと思われる山土はすでに撤去されていましたが、それでもその痕跡である不自然な盛り上がりが確認できました。そしてここでは雨上がりのお約束でXRのタイヤ周りはドロドロに…。
■土砂崩れ跡の先にて現れたストレート区間です。先ほどようやく落ち着いたと思ったのに、ここでは再び薮の圧迫を受けることとなりましたが、といってもこの程度なので何ともありません。逆にすらりと延びた雑草のワダチが美しかったりします。
■それにしてもこの付近は地質的に脆いのでしょうか? その後やたらと軽微なものも含めた土砂崩れ跡が目につき始めましたよ。斜めに美しく堆積した土にツル系の雑草が生えていることから、ここ数週間は何事も発生していないようでしたが、雨天時やその直後では斜面が緩んでその限りではないかもしれません。ま、林道らしい光景なのでこういうシーンは望むところですけど。
■で、土砂崩れ区間を過ぎると再び落ち着いた区間です。このような深山地帯の林道では似たような景色が続くので現在地が把握しにくいとは先程述べましたが、手持ちの地図をざっと眺めたところでは、四兵衛線沿いに流れているはずの牛頭沢の源流地点付近はとっくに過ぎているようで、今は弘前市と西目屋村の境界そばの山の尾根付近をなぞるように進んできているみたいでした。
■そしてまたしても土砂崩れ跡か。土砂崩れが発生して日時が経過していて、路面も復旧されているので走行的な問題はないのですが、地面が乾ききらない雨天後であるというのがよろしくないところかと。すなわち横滑りのスリップと泥跳ねですが、これはもうある程度は仕方ないですね。そういえば、この四兵衛線は泥が酷いという話もどこかで聞いていたし。
■土砂崩れの現場はどこも復旧済みでしたが、なかには強引に道を開通させたような現場もあったっけ。ここではうず高く堆積した土塊を除くのではなく、乗り越えるような処置がしてありました。
■で、堆積した土砂でヒルクライム状態となっていた現場での下りです。ややもすれば単調にもなりがちなロングダートでは、こういう箇所は変化が付いてちょっと楽しいです。
■そして再び落ち着いたフラットなワダチダート区間。結局ここまで土砂崩れ地点は4箇所にもなりましたが、その原因は地質的にこの辺りは脆いのか、それとも強引な林道開設が祟っているかのどちらかでしょう。
■そしてこれは昨日の雨の影響でしょうか。さらに前進すると路肩が雨水の洗堀作用にて軽微なクレバス状態を引き起こしている区間に遭遇しました。路面表層の砂利が完全に流出して粘土質のような地肌が露出してボコボコにえぐれていましたよ。ただし、クレバスは路肩に走っていたので走行には何ら影響を受けず。
■と思っていたのですが、クレバスの発生したダートの行く手に崩落が! 密生する草木でそうであるとは気が付きにくいですが、林道の右手は落ち込むような崖になっていたようで、それが昨日の降雨によって緩んだらしく、路面半分が崖下へと崩れて見事に消失しています。先ほどのクレバスはこの予兆であったというわけか。それにしても雨天後の林道は恐いなぁ!
→現場を眺める!
→現場を眺める!
→現場を眺める!
■まさかの路面崩落地点をやり過ごしてその先へと進みます。一見するとこのように崩落などあり得ないようにも見える四兵衛線のダートですが、ここも左手は実は奈落の底へと続く急峻な崖になっていたりします。なので運が悪いと走行中に足元がいきなり崩落する可能性も完全否定はできず、林道を走行するということはそのようなリスクも背負うことですよ…。
■その後は崖崩れや崩落箇所に遭遇することもなくフラットな砂利ダートを進みましたが、やがて前方にT字路が見えてきました。いつの間にか四兵衛線の終点である県28号線への合流地点までやって来ていたようです。そしてここは一気に県道へと退出してもよかったのですが、その直前地点に青森県の特産品を大量に使ったとある仕掛けがあったので、ちょっと立ち止まって眺めてみることに。
→仕掛け!
■で、ここが四兵衛線の終点となる旧弘西林道ことダート県28号線(白神ライン)との接続地点。ここを右折すれば津軽峠を経て日本海へ、左折すれば美山湖を経て弘前方面へと抜けられます。白神ラインはもはや正確には林道ではなく、さらに急激な舗装化が進行中ではありますが、まだ豊富にダート区間があるので、もしも未走行であるならば右折して日本海を目指すのも良いでしょう。ただし、いわゆる林道的な魅力としては四兵衛線の方が格段に上であり、様々な意味で楽しめると思います。というわけで、接続している中村川線と必ずセットで走破することになる四兵衛線の長く楽しかった探索はこれで無事終了!
→探索終了!
→引き返して中村川線に向かう!
→出口を振り返る!
→なんてこった…!

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