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蠣崎林道/ Kakizaki | 林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 蠣崎林道 [1] [2] [3] |
とは言ってみたものの、西大家戸林道分岐地点の先は予想以上の草深さでした。木材搬出の大型トラックもさすがにここまでは入って来ないようで、ダートは辛うじてワダチ部分の土が見えているような感じ。いよいよ蠣崎林道の末端区間へと突入したみたいです。路面状況といい、鬱蒼とした重厚な雰囲気からもそれらしくなってきました。 | |
そんなわけで、あとはその末端地点を目指すだけと思っていたのですが、草深いワダチダートをたどったその先にも支線林道の分岐が! そして路肩の薮の林道標によれば、ここは延長距離1キロにも満たない850mの荒川越林道の起点であるとのこと。林道名は男川の支流である「荒川越沢」に由来しています。これで6本目の支線林道の出現となりました。 →荒川越林道に突入! | |
ちなみにこの荒川越林道分岐地点ですが、左折側の支線も右折側の蠣崎林道本線も共に草深い路面状況は同じであり、そこに林道標が存在していなかったならば、支線と本線の区別はつかないと思います。というわけで、こちらが蠣崎林道本線となる右折側ですが、その先に続くダートは見るからに草ボーボーでした。入線直後の快適な高速ダート区間からは想像もできなかった状況です。 | |
「ハァ、草深い・・・」左折していく荒川越林道に別れを告げて蠣崎林道をさらに前進しますが、この草深さと閉塞感抜群な薮の濃密たる雰囲気、さすがにどこまで進めるのか心配になってきましたよ。でもここで引き返す気はさらさらないです。 | |
特別荒れていることもなかったですが、蠣崎林道も末端区間までやって来るとさすがに廃れ感がありました。草むした路面に僅かに残る古くくたびれたバラスト、びちゃびちゃなワダチといい、まさにピストンの末端くさいシーンであり、林業車両といえどもここまで立ち入ることはほとんどないものと思われます。ちなみに、ここまでオフバイクが立ち入ったのはこの林道では何年ぶりの出来事となるのでしょうか? そんな雰囲気です。 →路肩を眺める! | |
ダートは途切れることなくなおも続きますが、次第にワダチの雑草も伸び放題となり、それが不安をともなうドキドキ感を煽ってやみません。ダートは車両も通わぬ恐ろしく山深い状況ですが、標高はさほど高くもなく現在地点は海抜250mほど。ちなみに現在どのような山中を進んでいるのか把握しにくいですが、それは ここから眺めてみれば 分かるかも。 | |
路面にはびこる雑草がピストンならではの末端くささを演出していましたが、やがて路面からは僅かに残った砂利もきれいに消え去り、ダートは風化でボロボロ状態に成り果てました。具体的には左手の崖から落下してきた岩屑や岩石が著しく散乱、それまであったワダチもいつしか消え去っています。車両の通行の証であるタイヤ跡は微塵もありません。まさに一切の通行が途絶えた「限りなき放置」というやつですね。林道の終点はもう近いと確信します。 | |
そして最終的にたどり着いたのがこの地点。ここが蠣崎林道の末端地点らしく、標高300mほどの尾根筋らしき明るい場所でしたが、全方向、どこを向いてもぐるりと周囲を取り囲むように重畳たる山肌が広がっていたのみ。人跡希な下北山中の恐ろしいまでに山深い完全な無人境でした。「現在(いま)この瞬間、周囲数キロ四方に存在する者は己のみである」と思うと、蠣崎林道末端地点への到達感もひとしおです! というわけで下北の長距離ピストン蠣崎林道の探索は無事終了。ちなみに画像で眺めると、ここでダートが左右に分かれているようにも見えていますが、共にその先に道筋らしきものは無かったですよ。 →振り返る! | |
蠣崎林道末端地点右側の様子です。手前からは、その先にも道筋が続いているようにも思えたのですが、勘違いだったかな・・・。もはや道は無いみたい。 →その先を探る! | |
分岐しているようにも見えた蠣崎林道末端地点の右手の様子になります。やや急な下り傾斜となっていましたが、数メートル先に薮の壁が・・・。やはり道筋らしきものは無し! →探索終了! →その先を探る! |
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