このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

 北本内川林道/ Kitahonnaigawa林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 
北本内川林道  [1] [2]
路肩には激しく樹木や夏草が茂っているため、その流れを目にすることはほとんどできないままに林道名にもなっている「北本内川」の右岸に沿ってダートは続きます。ちなみにこの北本内川林道そのものはピストンですが、途中で分岐する小股林道へと進み、さらに和佐内林道もしくは湯ノ川林道へと乗り継ぐことで県1号線方面への完抜けルートが形成されています。よって一般的に「北本内川林道の探索」というのは、厳密にはにはそれらの林道を乗り継ぐコースを指してのことなんですね。
倒し一歩手前で行く手に覆い被さる樹木などをくぐって前進します。これも探索1週間前に同地方を襲った集中豪雨の影響でしょうか? 県内一部の地域では記録的かつ甚大な被害が発生したことから、出発前には土砂崩れや路面崩落などで滅茶苦茶に荒れて「林道探索どころではないかも」と危惧されましたが、幸いなことにそれほどでもなかったようですね。
命的で走行困難とまではいきませんが、北本内川林道のダートは崖崩れや土砂崩れでそれなりに荒れていましたよ。ただし、それは集中豪雨によるせいと言うよりも、通行止め状態が続いていることによる放置系の荒廃が主たる原因みたい。林道の雰囲気的にもどこか「廃れムード」が微妙に漂っています。
こにまさかのゲリラ豪雨が襲ったため、探索時にはかなり濃厚な状況となっていたわけですが、かといって「勇気ある撤退」を発動させるにはいたらず、雨上がりの林道という悪条件も結果としてそれはそれで楽しめたんだっけ。
も、ここは一瞬焦ったな。ドロドロな水溜まりのすぐ先に激しく堆積した崖崩れによる岩屑の小山です。これも林道が封鎖されている理由の一つであり、「今年の北本内川林道の探索もここまでか・・・」と早とちりしてしまいましたが、よく眺めてみると嬉しいことにそれを乗り越える踏み跡がすでに形成されていましたよ。
屑が圧縮されて早くも専用道が形成されていた崖崩れの現場。四輪では即アウトですが、オフバイクではほとんど問題無し! ガリガリガリっと乗り越えるその起動力が頼もしく感じられて止まない瞬間です。ここまでやって来て引き返してたまるかよってね!
→右手を眺める!
→左手を眺める!
崩れの現場を振り返るとこんな感じです。圧縮された専用道が形成されていたので助かりましたが、そうでなければ乗り越えるのはかなり危険と言うか、無理であったかも。このような崖崩れが封鎖を長引かせ、ひいてはそれがさらなる荒廃を呼ぶのでしょう。
して崖崩れの先にはもう見飽きた感のある、ゲリラ豪雨の激しい降雨を物語る深い水溜まり。一見するとなんでもないですが、底に腐葉土状の泥が堆積していることもあるので、一応、タイヤを取られないように気を引き締めて通過します。なお、オタマジャクシ大量発生中の水溜まりにタイヤを乗り入れるのは可哀想でしたが、仕方ありませんね。
溜まりと泥でニチャニチャとなった雑草まみれな北本内川リンドプのダート。こんな廃れ気味なダートでこの先本当に大丈夫なのかと思ってしまいますが、それは山の女神様次第でしょう。機嫌を損ねぬよう祈りを捧げる思いで慎重に前進するしかありあませんが、でもそのドキドキ感がたまらない!
界に入るのは濃厚な緑のみといった重厚な森の中を進みますが、とある地点の薮の中に埋もれた状態で門型ゲートが認められました。ただし、この状態から察するに、すでに廃ゲート化されているのでしょう。でもなにゆえにこのような中途半端な地点にゲート?
溜まりやヌタ場、崖崩れなどの発生していないまともな区間でもダートはこのような感じ。路肩を著しく圧迫、路面中央にまで自由状態でまばらに生えた雑草が放置の香りを放っています。車両の通行の途絶えを物語る独特の雰囲気ですね。
一色の景色の中に突然現れるコンクリ橋。北本内川に注ぎ込む名もなき沢に架かる橋ですが、錆びた欄干がなければ、そこが橋であるとはとても思えないような雰囲気です。前後左右どちらをむいても濃厚な緑のみだし。
ことなく北本内川林道の荒廃の核心部へと迫ったような光景。路面にはびこる雑草にまぎれて無数の枝が激しく散乱しています。まがりなりにも車両の通行のあるまともな林道であるならば、ここまで放置されていないはず。いよいよ素敵な楽しい状況になってきましたが、同時にそれなりの不安も徐々に募ってきます。まさに「探索」している雰囲気です。
「山チャリ発見!」廃れた北本内川林道のダートをその後もたどることしばし、とある地点の路肩に青い山チャリが止められていましたよ。「このような山中にまで林道好きなピチパンが?!」と感心してしまいましたが、それはちと違っていた模様。どうやら、ただの釣り師が林道歩きを嫌がって人力でここまで入り込んでいただけみたい。ま、どうでもいいか。
い樹海のような濃厚な山中の森の中をどこまでも進みます。入口の簡易ゲート脇の林道標によれば小股林道分岐地点までは8キロ弱とのことですが、路面が廃れたこのような状況につき、ことさらその距離が長く感じられてしまいました。もうどの辺りを進んでいるのかさっぱりです。
→さら北本内川林道を進む!
→探索中止・・・
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