このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

 志戸前川林道/ Shitomaegawa林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 
志戸前川林道  [1] [2]
してすぐに現れた志戸前川の渓流ダート区間がここ! せせらぎを間近に感じながらの極上なフラットダートが水際に続きます。前半の山越え区間とは一味異なった、渓流コースならではの爽快かつ清涼感で魅せてくれました。おーし、期待通りだぜぇ!
「これは素晴らしい!」渓流の水際からいったん離れることがあっても、引き続き林道ライダーを魅了し続けてやまない志戸前川林道。なにが素晴らしいって、軽いアップダウンを交えたこのストレートです! ここ、一見は百聞にしかずで説明は要らないでしょう。
くまで快適な極上状態が連続するダートですが、走りがてらに白い小さな花を大量につけた樹木なども見かけました。後日調べてみたところ、8月〜9月が花期となるクサギの樹らしいです。これ、夏の山奥の林道を探索しているとたまに見かけますね。というわけで、たまには道端の樹木の花を愛でたりもしてみます。
→もっとよく眺める!
度前川沿いの森の樹林の中を進みます。地図上では終点まで川沿いに進むコースで記されていますが、さすがにその全てが水際区間ではありません。路面は険しさ皆無で穏やかそのものですが、それでいながら林道はそれなりに深い森の中に延びていますよ。
れにしてもこのダートはどんだけ続くのでしょうか。走っても走ってもフラットなダートが続いて終点へとたどり着く気配が一向に感じられません。ちなみに入口に掲げられた林道標の記載によれば延長距離は18,651m。道理で長いわけですが、それだけ走り応え感も大きいというもの。オフの満足感も十分に得られると思います。
してまた渓流沿いの水際区間ですが、水量豊かに水をたたえて澄んだ志戸前川の川面がとてもきれい。林道というと険しい山道のイメージですが、たいていは沢筋とかに沿って道が開設されるので、その一方で水辺のイメージがあったりもします。単に鬱蒼と樹木が茂る山中を行くだけではないんですね。
→川面を眺める!
の後も思い出したように現れる志戸前川の渓流水際区間を進みます。相変わらず転落防止のガードレールが設置されているため、林道探索という立場から眺めた景観としてはいただけません。林道では「落ちるかもしれない」といったスリル感が良いのになぁ・・・。
どと思いつつ、さらに志戸前川沿いに下って行くと再びコンクリ橋が出現。跨いでいるのは「荒沢」という名の沢で、進行方向左手の谷筋から合流してくる志戸前川の支流です。そしていつものお約束で、忘れずにここでも橋上から沢の流れを眺めておきましたが、実はそれよりも気になる物が振り返った橋のたもとのそばにあったんだっけ。
→荒沢の流れ(下流・右方向)を眺める!
→荒沢の流れ(上流・左方向)を眺める!
→振り返る!
お、荒沢のコンクリ橋を渡るとその直後に左折分岐の支線ダートが現れます。支線は荒沢沿いに山中へと遡るピストンですが、林道標は設置されておらずに名無しとなっているのが現状。延長距離18キロにも及ぶ林道なので、名のある支線林道がウジャウジャとあったりするかと期待していましたが、今のところ現れるのは作業道系と名無し系のみ・・・。
→左折ダート分岐の様子を眺める!
沢上流へと向かう名無しダート分岐を過ぎてさらに前進しますが、ここまで志戸前川沿いにだいぶ下ってきました。といっても道すがらの森の景観にほとんど変化がないため、地図を眺めつつでないと距離感が掴めません。地図上では左手方向に「冷水山(696m)」が位置しているはずでしたが、林道からはそれとは全然気がつかなかったです。
してまた渓流の水際区間です。のんびりと水の流れを眺めつつ進んで行くと、路肩に止められた釣り師の四輪を見かけました。ここからその姿は見えませんでしたが、おそらく付近で糸を垂らしているのでしょう。しかし、釣れるのかな?
の後しばらく進むと、左手から志戸前川へと合流してくる「大地ノ沢」に架かるコンクリ橋を渡ります。そしてここは大地ノ沢沿いにやって来た田沢湖方面からのJR田沢湖線(秋田新幹線)と出会う地点となっていて、これより先、盛岡方面へと向かう田沢湖線との並走区間が開始します。といってもやはりそれは地図上での話。林道は線路から200mほど離れているため、実際には道すがらに電車を眺めることはできないですけどね。
→大地ノ沢の流れ(下流・右方向)を眺める!
→大地ノ沢の流れ(上流・左方向)を眺める!
して大地ノ沢を跨いだ地点には左折する大地沢林道の入口が! 志戸前川林道を訪れたならば絶対に見逃せないピストン支線林道であり、わざわざ志戸前川林道を訪れた大きな理由の一つでもある存在なんですね。ほかの支線林道は放っておいても構わんですが、ここを忘れると後々悔しい思いを強いられるので注意! ヒントは「E6系こまち」ですが、ここまで言えばおそらく察しがつくことと思います。
→振り返る!
→大地沢林道に突入!
折する大地沢林道分岐を後にして引き続き志戸前川林道を進みますが、残念ながらダート区間は大地沢林道分岐地点まで。そこから終点までは鋪装状態となっています。しかし、ここまで十分にダートを満喫できるので、あまり失望感はなかったです。これより先はエンジンも軽やかにラストスパートで終点を目指すのみでした。
「やったー、松倉沢林道発見!」しばらく鋪装区間を進んで行くと左折する支線林道の起点がありました。左方向に走っているJR田沢湖線(秋田新幹線)をくぐりって山中へと向かうピストンで、木杭タイプの林道標がそばの草むらに設置されています。
→松倉沢林道の様子を眺める!
→林道標を眺める!
「木滝林道発見!」松倉沢林道の分岐地点から前方に見えている橋を渡って少し進むと、右折する木滝林道の分岐を発見しました。あれほど長かったダート区間ではなくて、鋪装区間に支線林道がこうも現れるとは・・・。未知なる林道のザクザクな発見は実に嬉しいですが、あいにく今は終点へと向けての志戸前川林道ラストスパート中。ショートなピストンらしいので、その探索はまたの機会としておきました。
→松倉沢林道の様子を眺める!
→林道標を眺める!
滝林道分岐を過ぎるともう支線林道入口は現れません。ひたすらなストレートでJR田沢湖線(秋田新幹線)「赤渕駅」のある赤渕地区を目指します。道すがらの景色は森から牧草地と水田風景へと変わり、雰囲気的にはただの田舎道といった感じでしょうか。もちろん、左手に並走しているはずの田沢湖線の線路もまったく見えません。
して最終的には赤渕地区にて左右に延びる町道に突き当たって志戸前川林道は終点となります。周囲に水田が広がるだけの場所ですが、こちら側からアプローチする時はポツンと立っている木杭の林道標のみが目印なので、見過ごさないようにして下さい。なお、突き当たりを左折して橋を渡ればすぐにR46号線JR田沢湖線「赤渕駅」そばに退出でき、右折すると「御所湖」へと行き着きます。というわけで、ラストの鋪装区間は少々長いですが、それでもロングダートでオフを存分に楽しめた志戸前川林道の探索はこれで終了!
→探索終了!
→振り返る!
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