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 志戸前川林道/ Shitomaegawa林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 
探索日 2016.08.11 / No.I-026 
 [ 所在地 ]雫石町 [ 状態 ]完抜半ダート [ 接続林道 ]- [ 分岐林道 ] 大地沢林道 ・松倉沢林道・木滝林道
 風を切って駆け抜ける抜群の爽快感でオフバイク冥利に尽きる極上なロングダート!

石町の「鶯宿温泉」から鶯宿川沿いに遡り、「鶯宿ダム」上流に位置する志戸前川林道の入口にやって来ました。志戸前川林道は鶯宿川上流に位置するここから山中へと分け入り、峰越えをして山の尾根を隔てて流れる志戸前川の源流部へと峰越えする林道ですが、その後は渓流伝いに下って最終的にはJR田沢湖線(秋田新幹線)「赤渕駅」付近でR46号線へと抜けています。延長距離も決して短くはなくて魅力的なのですが、知名度はさほどないらしく各種林道系サイトでもほとんど紹介されていないのが現状。実際はどうであるのか以前から気になっていたこともあり、「ならば自ら赴くしかあるまい」と一念発起で訪れてみた次第!
→振り返る!
→林道標を眺める!
して入口から眺めた志戸前川林道の様子ですが、嬉しいことに林道はダート状態で開始していました。ここ、現地に立つまでは「残念な鋪装林道であったらどうしよう・・・」との不安感がかなりあったのですが、そのような心配は無用でしたね。前方へと延びるフラットダートを目にした瞬間、思わず「いくぜぇ、志戸前川林道!」と叫んでしまいます!
線するとすぐに出迎えてくれる快適なフラットダート! ピストン時代は岩名目沢林道であった区間ですが、さすがにピストン当時はここまで整備されていなかったと思います。志戸前川林道と接続されたことでダートが高規格化されたのでしょう。
方視界も良好で高速巡航も十分に可能な幅広ダートが続きます。コース的にはこれから山越えをするのですが、路面に険しさは微塵も感じられず、その状況は「林道」というよりも、あたかも「未舗装県道」といった高速ダート状態だったんですね。
れでもやがて細かなカーブが現れ始め、それと同時に登り坂も開始しますが、やはり険しさはほとんど感じられません。砂利による横滑りにだけ注意していれば走行的な問題はなく、引き続き、爽快な高速ダート巡航が楽しめるでしょう。
「林道標発見!」気分も軽やかに颯爽と風を感じつつWRを走らせて行くと、路肩に木杭タイプの林道標がありました。林道名は「ふるさと林道志戸前川線」と記されており、それと同時に「第2工区」の記載もされていたような気がします。正確にはどこまでがピストン時代の岩名目林道区間であったのかは分かりませんでしたが、いつの間にか志戸前川林道とをつなぐべく延長開設された区間に入ったみたい。
れにしても予想を上回る快適さであった志戸前川林道の山越えダート区間。すれ違う車両をまったく見かけない静寂さにつつまれながら駆け抜ける、ストレス知らずなダートのフラットさが素晴らしいです! 単に移動するだけならば付近を走る県1号線を通った方が格段に早いので、一般車両が立ち入ることはないといった事情も嬉しい限りでしたなぁ。
か前方の秋田県との県境に位置する「モッコ岳(1277.4m)」と思われる頂を眺めつつ、山越えの延長開設区間を快走中! 現在地の標高はおよそ500mで林道最高所地点付近ですが、それでもやはり「いわゆる林道の険しさ」は皆無であった志戸前川林道。オフの刺激に欠ける部分はありますが、たまには極上で走るこんなダートもいいでしょう。颯爽とダートを駆け抜けるこの瞬間を存分に味わい尽くします!
→路肩を眺める!
「支線ダート発見!」その後しばらく進んで行くと、とある左カーブ地点で左手の斜面を登坂するダート分岐を発見しました。しかし、残念ながら名のある支線林道ではないみたい。入口脇の看板には「一般車通行禁止」とあるだけで、「林道名」や「作業道名」を示す具体的な記載がなかったんですね。見た目やその雰囲気から作業道の類であると思われますが、なぜか抜かりなくチェーンゲートできっちりと封鎖中・・・。
→左折ダートの様子を眺める!
→ゲートの脇(左)を調べる!
してその直後、今度は進行方向右手に下るダート分岐が出現! しかし、状況は手前の分岐と同じなんですね。入口はチェーンゲートで封鎖されており、「一般車通行禁止」看板が立っています。おそらく作業道の類でしょうが、2カ所目となるこの分岐については地理院地図にも記載はありません。
「おお、これは素晴らしい!」林道最高所地点を過ぎたその先に続く下り区間ですが、パノラマチックに見下ろす前方視界と大きく開けた開放感、そして全身に風を感じて一気に駆け下る爽快感はなんとしたことか! ぜひ、現地でそれを体感してほしいと思います!
かに真夏の林道は陽射しが強烈で暑さもかなりのものですが、しかしそれは立ち止まればの話。フラットダートで一気に駆け抜けられる志戸前川林道では、全身に風を受ける爽快さの方が暑さよりも勝りました。そんな感じで下り坂を快走して行くと・・・。
がて「志度前川」に突き当たって山越え区間は終了。そのまま対岸へと渡り、その後は志戸前川沿いの渓流区間が開始します。林道区間はさらに続きますが、ここでかつての岩名目沢林道と志戸前川林道とを結ぶ延長区間を、まずは走り終えたというわけですなぁ。
→志度前川(下流・右方向)を眺める!
→志度前川(上流・左方向)を眺める!
お、橋を渡った地点でダートはT字に左右に分かれていますが、志戸前川林道本線は右折方向。左折側はピストンで行き止り。地図上では志戸前川沿いにさらに2、3キロほど続く道筋が記されていますが、ここからいきなり薮が繁茂している状態でした。おそらくピストン時代の志戸前川林道の末端区間だと思われますが、岩名目沢林道へと延長開設されたことで、林道標や道標もないままに放置が続いているのかもしれません。今回は探索時間の関係でパスしましたが、気になる方はぜひ調査を!
いうわけで、本線となるT字路の右折方向です。いよいよここから渓流ダート区間が開始するわけですが、こちらも見るからに快適そうなフラット状態! 山越え区間に負けず劣らずで、この先どのような走り心地で楽しませてくれるのか期待に心ときめく瞬間でした。
→さらに志戸前川林道を進む!
→探索中止!
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