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 施業システム林道/ Segyoshisutemu林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 
探索日 2012.10.06 / No.N-026 
 [ 所在地 ]小海町 [ 状態 ]ピストンダート [ 接続林道 ] 信濃沢林道  [ 分岐林道 ]-
 地名を由来としない林道名を持つ特異な存在だが、その実体は草深いピストン

来林道から分岐して「茂来山(1717.8m)」の山腹を周回する信濃沢林道。その信濃沢林道から分岐しているのがこの施業システム林道です。入口は信濃沢林道を右回りで進むと、途中に現われるゲートを超えた少し先の左手に存在。そこは一見すると作業道の類いにしか見えないかもしれませんが、設置されている林道標を眺めればすぐに分かるでしょう。ただし、本線である信濃沢林道はとある事情によって封鎖されているので、まともにはやって来ることのできない存在でもあります。
業システム林道の入口を正面から眺めてみます。脇に林道標が設置されているのでそこが林道であることが分かりますが、路面は御覧の通り、地面の土が見えないほどに雑草に覆われており、そのことからも関係車両の通行もかなり希薄であると思われます。林道名に「システム」とあるので、一体どのような林道なのかと考えてしまいますが、その実体はこのような草深い林道であったわけか。
→振り返る!
れでは早速施業システム林道に突入します。路面状況は入線してもほとんど変化は無く、相変わらず路面は雑草に覆われており、芝生状態になっている様です。雑草の茂りが薄い地点では落ち葉が大量に堆積しているので、地面の土が見えないという点では同じですね。そのような状況で登りの勾配が連続していましたよ。
→地面を調べる!
配は急な山肌の斜面にへばりつくような形で途切れることなく続きました。幅員も狭めで、左手は斜め45度の転げ落ちるような崖となっており、まさかのコースアウトが少し恐いです。ただし、雑草に隠された路面事体に荒れはないので、ゆっくり走行するぶんには問題ないでしょう。
ース的には勾配が続いてやや険しい施業システム林道ですが、沿道の雰囲気は穏やかそのもの。森の景観には僅かな荒廃もみられず、美しくきちんと手入れがなされているようです。これも「施業システム」、すなわち集材機械の適切な選択、組み合わせと道路網一体化による効率的な作業のシステム化を図った成果でしょうか。つまり、この林道の名称の由来はそういうことか。
れにしてもこの林道は実にひっそりとしています。路面は風雨によって平らに均されてしまってワダチも消滅、ここしばらくは関係車両の通行も途絶えているみたいでした。見方によっては、ここはまるで整備された山道みたい。
き続き急斜面沿いの登坂区間が続きます。左手の崖の傾斜角度も次第に垂直状態に近くなってきましたよ。路肩には補強の処置などは一切施されていないので、そのうちここは路肩崩壊を引き起こすかも。路面から路肩、斜面に至るまでの全てが雑草の淡いパステルグリーンに覆われているため、画像ではあまり険しさは感じられないと思いますが、実は地形的にはかなりの険しさです。
して登坂路を登り切った地点で唐突に現われた施業システム林道の終点です。車が切り返すだけの僅かなスペースが設けられたこの地点は急峻な山の斜面を無理矢理均したような感じで、とても狭いスペースしかありません。ここから先にはきこり道さえありません。というわけで、思っていた以上にショートであり草深かった施業システム線の探索はこれで無事終了ですが、XR前方左寄りの樹木の間にもひし形が隠されているのを発見した時には、思わずニヤリとしてしまったっけ。
→探索終了!
→引き返して信濃沢林道に向かう!
→周囲を眺める!
→周囲を眺める!
→振り返る!
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