東通村の名無し林道/ 岩屋地区

林道探索の書　〜今日もどこかで林道ざんまい〜　 名無し林道　 ［１］ ［２］ ［３］

	舗装路を左折して進むと、すぐに右手に森に囲まれた沼が現れます。森の中に静かに水をたたえた湖面の眺めはどこか北方的な美しさがありますが、でも、探索時にはとてもそんな悠長なことは言ってられなかったですね。なぜって、一瞬でも立ち止まると、雲霞のごとくまとわり付いて周囲を取り囲むメジロアブの大軍に発狂寸前！　こいつらはしつこくて、徒歩や足漕ぎ程度の速度ではとても振り切れません。なお、ダート区間ではそれについては述べませんでしたが、もちろんそこでも吸血アブが猛威を振るっているのでそのつもりで・・・。 →沼を眺める！
	沼のほとりを離れて森の中をストレートに進んで県道を目指します。残念ながらここは舗装路なのですが、路面上に堆積した腐葉土に雑草が茂ってワダチが形成されていましたよ。アスファルトなのに雑草のワダチ、それはまるでダートのようでした。
	もしもこの道にダンプの通行がなかったならば、おそらくここは未舗装なままだったかもしれませんが、しかし、ここでそれを言ってみても仕方あるまい・・・。
	で、最終的にはこのようにして県172号線に突き当たってエンド。ラストの舗装区間は残念でしたが、それでも前半〜終盤区間では久しぶりに本気のドキドキ感が味わえたと共に、想像以上の森の深さでオフを存分に堪能できました。心のどかでこのルートは「たぶん抜けられないだろう」とも思っていただけに、道中の先細りするダートへの不安と緊張感、そして走破後のえもいえぬ安堵感と達成感は格別！　まあ、ここが「名のある林道」であるかどうかはさておき、一般人がまず立ち入ることもない人跡未踏な山林原野の森の探索行、まさにオフバイク冥利につきました！ →探索終了！ →振り返る！

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林道探索の書　〜今日もどこかで林道ざんまい〜