このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

小松原線

                                               →小松原線・Page1へ
■ようやく入線後に現れる舗装の虫食い区間もこれで終わりとなりました。ここからは思う存分ダートを堪能できます。路面状態も安定しており、周囲の景色や雰囲気も素晴らしく良いことづくめ、と言いたいところですが、実はこの付近一帯の山中には高圧送電線が張り巡らされており、ここから田代線との分岐地点付近までの沿道には鉄塔が乱立しています。鉄塔巡視マニアにとってはまさに聖地状態ですが、林道マニアとしては景色の一部として我慢するしかないでしょう。
■送電線と鉄塔さえ気にしなければ、最高に素晴らしい雰囲気の区間が続きます。大きく開けた空、うっすらと黄色や紅に色付いた自然色豊かな森の広がり。そして落ち着いた感じの心地良いダート。万難を排してやって来た甲斐があったというものです。
→景色を眺める!
「ヤ・バ・イ!」なんと、その先に現れた右折分岐地点にメット姿のトランシーバーを所持した作業員の姿が! こちらに胡散臭そうな視線を向けつつ、しかも無線でどこかと連絡を取り合っているようです! ひょっとしてゲー○破りを通報されているとか?! 以下はその場でのやりとりです。

作業員「・・・・・・
   「すいません、本道はこれ、左側でいいんでしょうか?」
作業員「うん、こっちは巡視路だから
   「巡視路?」
作業員「そう。鉄塔への巡視路だからこっちは行き止まりだよ
   「じゃあ、田代方面はこっちでいいんですね?」
作業員「けっこうあるけど抜けられるよ
   「そうですか。すいません」(立ち去る)

またやっちゃった…。こういう場面での沈黙はマズいので、こちらから畳み掛けるように白々しい質問を浴びせかけてしまいました。実はここはピストン支線である高石沢線の入口なのですが、あいにくその奥では何やら作業が行われている模様。あまりウロついていると具合が悪そうです。
■気まずさゆえ場を取り繕うために話しかけたものの、それが裏目に出てしまいました。話の成り行きで作業員の口から「行き止まりの巡視路」との言葉が出てしまった以上、「いや、ここは高石沢線という支線林道だから…」とも言えず、本道沿いに進むしか選択のない最悪の事態に…。ま、林道探索をやっていれば時にはこういうこともあるでしょう。ちなみに、この先の田代線との分岐地点までの間に左折する怪しい舗装路がありますが、そちらは正真正銘の巡視路になっているようです。
■まだ時季が早いため、全山見渡す限りとまではいきませんでしたが、沿道ではそこかしこで鮮やかに色付いた紅葉がぽつぽつと。一々立ち止まっては眺めてしまうので、この季節の林道走行は全然距離が稼げませんよ。
→空を見上げる!
■緩やかなイイ感じのカーブが続きます。路面状態はご覧の通り良好であり、しかもほぼ平坦コースが続くので、ここではストレスとなる負の要因が何も無く、爽快感はまさに抜群!
■路面に生えた草で形作られたワダチがなんとも美しいカーブです。路肩には背の高いススキが茂っており、場所によってはブラインドカーブを生じさせていましたが、コース全体的に見れば高速巡航も可能な見通しの良い区間が続きます。
■ちょっとしたなだらかな登り区間です。まるでその先に峠でも現れそうな感じですが、特にそのようなことはなく、基本的には平坦区間を交えたコースがどこまでも連続していました。明るく開放感あふれた極上ダートの走り心地はなんとも贅沢!
→景色を眺める!
■るんるん♪
■「うおっと!」荒れ、ガレとは無縁とも思える快適ダートにいきなり岩石が! いくら整備の行き届いている路面状況とはいえ、やはりここは林道です。路面には何が落ちているか分かりません。なのでカーブでは十分な減速を忘れてはいけませんね。
■小松原線は山岳林道であるため地形的に険しい区間も当然あります。急峻な山肌を切り崩して道を通した、いかにも崖崩れを起こしそうな区間に差しかかりました。右側は谷底に向かって急な斜面になっています。コースアウトしたらヤバそうですが、路面的な険しさはゼロなので、それはほとんど考えられない事態でしょう。
→景色を眺める!
■路肩が土嚢で補強してありました。危険箇所ということで同時にトラロープも張られており、車の通行を意識した、いたせり尽くせりの処置です。ここが定期的な手入れの行き届いた「生きた道」であることが分かります。
■山肌の切れ目となった谷の奥まった箇所を回り込む急カーブです。ほぼ等高線に沿う形で道が設けられているので、地形に合わせてカーブの連続する箇所もあるようです。
■山肌を回り込んで緩い登り坂を進みます。あまり坂道を意識させないなだらかさで、急坂でよくあるようにリアをズッてしまうこともありません。
■そして、登り坂を上がりきった地点には巨大な送電線の鉄塔がでバーンと。地図上で眺める限りでは、小松原線の沿道は山また山の深山地帯で人工物など何もなさそうに思いますが、意外とこういう物が存在してたりするんですね。
→さらに小松原線を進む!
→探索中止…

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