このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

小松原線

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■送電線の鉄塔の足元を通り過ぎると再び平坦路が続きます。これほどの深山地帯には不釣り合いな感じもする立派なダートが続きました。相変わらず路面は良好であり、オンロードバイクでも走行的にほとんど問題はないかもしれません。
■おや、前方にまた橋梁が現れました。手持ちの県別地図で確認してみると、どうやらこれは足尾川に架かる橋のようです。「ずいぶんと立派な橋だな」と思いつつ何気なく進もうとすると、上空にていきなり耳をつんざくようなローターブレード音が!
→上空を見上げる!
■足尾川に架かる橋梁上にて。やはり橋には欄干がありませんでしたが、これはわざと取り外された模様です。新潟県でもこの地域は名だたる豪雪地帯でもあるので、そのままだと積雪期にはもぎ取られてしまうのかもしれません。
→足尾川上流方面(左手)を眺める!
→足尾川下流方面(右手)を眺める!
■足尾川の橋梁を渡るとUターンにて180度切り返すなだらかな登り坂がまた現れます。 これまでのところコース的には平坦区間が多く、急勾配は現れないのであまり実感できませんが、それでも少しづつ高度は上がってきているようで、それは路肩からの景色を眺めてみると分かります。
→路肩からの景色を眺める!
■山岳地帯の林道では沢筋から離れると、一気に勾配がキツくなってくることが多いものですが、ここでは相変わらずなだらか調子が続きました。いわゆる路面的な険しさがないと、「少々物足りなさを感じてしまうかも」というのは慣習的によく使ってしまう文言ですが、実際の走行中においては、そういうことはあまりないんですね。快適なダートはやっぱり心地良いですから。
■水溜まりですか。そういえば、小松原線探索の直前には台風18号(アジア名:メーロー)が発生、10月8日(2009年)に本州中央を北東に縦断して各地で被害を出していましたが、これはその影響でしょうか? 当林道の探索ではそれなりに状況が心配されたのですが、ここまでのところは水溜まりが生じた程度で、その影響はほとんど無かったようです。
■その後、僅かにガタガタ感のある区間がありました。といってもやや多めの小石が路面の土に埋もれているだけの状態で、タイヤが滑ってしまうこともなし。ガレというにはほど遠いですが、ここまでの区間ではあえて言えばこれが最もガレた状態です。
■さらに進むと、こんな山中にいきなり不自然な舗装路分岐が左手に現れますが、これは高石沢線との分岐地点で述べた鉄塔巡視路です。すぐそばには送電線の鉄塔が立っていることからも、すぐにそれと分かります。鉄塔巡視路マニアの方はどうぞ。
→巡視路の様子を眺める!
■鉄塔巡視路突入はマニアに委ねるとして、さらに前進すると真新しい水溜まりの連続区間が現れました。よく考えてみると、台風の影響であるとしたらこれ以前にはほとんど見かけなかったのに、なんでこの地点にだけ集中して水溜まりが? との疑問もでてくるのですが、それはここに来て急激に上空が曇ってきた状態と関係ありそうです。先ほどまで雨が降っていたのでしょうか? 山の天気は変わりやすい、という言葉が嫌な予感と共に脳裏にちらつき始めます。
→路肩右手の景色を眺める!
その後少し進むと田代線との分岐地点が現れました。分岐は直進が小松原線、右折が田代線になっており、右手の路肩には田代線の林道標が設置されています。ちなみに、頻繁に走行する電力関係の巡視車両はここから必ず田代線へと向かうようで、両林道の路面状態を眺めてみると田代線側がこれまでと同様に良好、一方の小松原線側は若干草むした状態であり、それが車両の通行量をそのまま現しているようでした。ここからコース的には田代線は山裾へと下り、小松原線はさらに山深い山岳地帯を抜けて「津南」方面へとなおも続きます。ただし、小松原線の状況は現状 (09年10月現在)としては、この分岐地点を境として荒れへと突き進むのみなので、それなりの覚悟が必要でしょう。無難に行きたいのなら右折する田代線へと向かうのがお薦めですよ。
→分岐を振り返る!
→ここで一服する!
→周囲を見渡す!
→田代線に突入!
■田代線との分岐を直進、左カーブを曲がって少し進むとゲートがありました。防御度の低そうな頼りない感じでしたが、死んでいる(廃ゲート)わけではなさそう。でもなぜかここはオープン状態にあったので、もちろん躊躇なく前進させていただきます。
その後も標高が上がったのか、沿道の紅葉がこれまでと比べて色濃くなってきたようです。送電線の鉄塔も田代線との分岐地点以降は見られなくなり、人工物が全く見られなくなったことで本格的に深山の趣が漂い始めてきました。路面的にもまだ荒れは見られず、ここはとても良い雰囲気です。今のところはですけど。
■どこを向いても一面の広葉樹林の山中を進みます。コース的にはこれまでと同様でここも平坦になっていますが、路面状態が少しラフなものへと変わってきました。溝、というほどでもないですが、少しボコボコとした窪みを感じます。
さらに進むと、これまではほとんど見られなかった小さな岩屑片が散乱する区間が現れ始めます。ただし、この程度であるので、走行には全く問題はありませんけどね。それよりも、ここに来てついに上空が完全に暗雲に覆われてしまいました。そちらの方が路面状態よりヤバそうです。
■やはり天候は人の気分を左右するものです。快晴時であれば気分もまた晴れ晴れとした爽快なものとなるのでしょうが、こんな状態にあるのでテンションがやや落ち込み気味に。どんよりとした上空はどうみても一雨来そうな雰囲気なので、雨粒が落ちてこないうちに引き返すか、それともこのまま進むかの激しい脳内葛藤が…。
→構わずに小松原線を進む!
→探索中止…

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