このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

探索日 2010.10.24
No.N-008

岩魚沢線■湯沢町 ■半ダート ■分岐→岩魚沢第一支線・岩魚沢第二支線
■R17号線(三国街道)沿いの「三国小学校」脇から山中に延びる

 別荘地を抜けて平標山登山口へと至る雰囲気の優れた森林ピストン林道 

 ↓手付かずな森林の景観と極上なフラットダートは素晴らしく、支線探索も併
 せて楽しめます。ただしハイカーや登山者はかなり多いのでそのつもりで…。


……こんな感じ……
■R17号線から分岐して平標山登山口へと至る林道で、国道から入線直後は舗装状態で別荘地帯を抜け、その後は登山道へのアプローチ道となり、最終的には自然消滅のような形でエンドとなる半ダートピストン。登山口への道となっていることから、路面状態はよく手入れがなされているらしく、荒れ、ガレの類は一切見られず極上なフラットダートが続く。コース的には後半に登坂区間が現れるが、それも急の付くものではなく周囲の山深さに反して険しさはうかがえない。沿道の自然色豊かな森林の景観が特に素晴らしく、2本ある視線探索と併せて楽しめる。ただし、入口がゲート○鎖されているため車両の通行こそ無いが、ハイカーや登山者の姿はかなり多い。

■岩魚沢…世の渓流釣り師がいかにも狂喜しそうな名称ですが、そんな思わせぶりな名称を持つ岩魚沢林道。その入口はR17号線(三国街道)上にあってアプローチには1分も要しないのですが、その存在に気が付くか否かは別でしょう。で、その起点となる入口は「苗場スキー場」から六日町方向に少し進んだ「三国小学校」脇のこの地点にあります。
■そして国道からダイレクトに始まる林道区間を覗いてみるとこんな感じに。すぐ前方には万年封鎖状態の踏切式ゲートが頑張っており、そして肝心の林道標は国道脇の歩道の片隅に半ば朽ちかけて倒壊した木杭タイプの物が、その存在を主張することなく寂しく存在しています。林道標とゲートは実は国道からもしっかりに見えており、これに気が付かれた方はかなりの林道嗅覚の持ち主であると自慢してもいいでしょう。
■ただし、林道区間の入口にはゲートが頑張っているので、すぐそばにある別荘区画「苗場ふれあいの郷」入口へと回り込む必要があります。そして別荘区画に入って左手に曲がって進むとこのような柵門があって、こちら側が事実上の林道入口となっていました。「一般車進入禁止」を掲げる看板が立っていますが、この先にも別荘区画があるのでこのように門は開放状態にあるようです。岩魚沢線を目指して初めてやって来ると、小学校脇の入口に気が付かずこちら側にいきなりやって来てしまいがちであり、別にそれでも良いのですが、その場合は国道脇に立つ唯一の岩魚沢線の林道標は拝めずじまいとなってしまいます。
→付近を見渡す!
■柵門を躊躇することなく通過すると先述のゲートで封鎖されていた本来の林道区間と合流、その後しばらくはひたすらなストレートで別荘区画を抜けていきます。「ちぃ、林道沿いにこんなスキー場目当ての成金別荘地なんぞ造りやがって…」と忌々しい思いもしますが、仕方ありませんね。ちなみに林道沿いに造成された別荘地といえば、千葉県鴨川市の「嶺岡中央2号線」沿いにもこれと似たようなロケーションがあります。ま、千葉県の方はすっかり寂れていますけど…。
■お金持ちが喜びそうな別荘区画を抜けてもしばらくは舗装路状態が続きますが、それもやがて現れる沢を跨ぐこの橋まで。以降はダート区間となり、周囲にはいかにも山深そうな広葉樹の森林が展開してなかなか良い雰囲気になってきます。
→沢の上流(右手)を眺める!
→沢の下流(左手)を眺める!
■無名で覇気のない沢に架かる橋を越えると路肩に道標が立っていました。岩魚沢線は谷川連峰の西側に位置する平標山(たいらっぴょう・1983.7m)への登山口へのアプローチ道になっているため、路面状態を始めこのように標識類も整備されているのでしょう。ま、それはよいのですが、肝心の林道標が無いですよ、林道標が!
→道標を眺める!
■「…×?」秋の美しい紅葉に包まれた心地の良いフラットなダートをさらに進んでいくと、行く手を塞ぐ例の仕掛けが! さて、ここはどうしたものかと悩むところですが、幸いにして付近にはハイカーや登山者はおらず…。
→周囲を調べる!
→周囲を調べる!
■車止めのゲー○脇を失礼させていただき、さらにダートを進んでいくとこのような看板が。おそらくそれは「熊に」といったところでしょうが、主語がないので一体何に注意すればよいのかよく分かりませんよ。この看板で「山火事注意」なわけないし。
■ワダチの美しいまったりとしたダートが続きます。一般車両の侵入禁止処置によって放置系の荒れが見られるどころか、きれいに整ったこの路面状態の良さから察するに、ここは関係車両の通行もそれなりにありそうな雰囲気です。基本的にはクローズですが、人知れず頻繁にゲートの開閉が行われているのかもしれません。
■走り心地抜群なワダチダートをたどって進むと、やがて左手に急カーブにて分岐していくダートが現れます。ここに林道標は無く、またその名称を現地確認できる物もありませんが、左折分岐はおそらく岩魚沢第一支線であるとみて間違いないでしょう。ちなみに当岩魚沢線には2箇所のダート分岐が存在しているのですが、そのうち1箇所についてはは林道標の設置された岩魚沢第二支線となっていることから、この左折分岐はやはり岩魚沢第一支線だと思われます。
→岩魚沢第一支線に突入!
■人里離れた山中で周囲はこれほど山深いのに、路面はご覧の通り完璧なまでのフラットさを保っています。木材搬出を目的とする林業系ダートで見られるトラックによって掘り下げられたワダチなどは皆無であり、やはり人気があるらしい平標山登山のアプローチ道となっているところが大きいのでしょう。ま、その分だけハイカーと遭遇する確率はかなり高いですが…。
■ほぼ平坦なダートをさらにたどっていくと、やがて登坂区間に差しかかります。ただし、その傾斜角度はいたって緩やかであり、険しさを感じるといったことはありません。よく手入れのされたハイキング道といったところでしょうか。
■緩い登坂区間の途中にてこのように沈下橋状態にて沢を跨ぐ地点がありましたが、どうやらその沢は通常は枯れ沢となっている模様。ただし、枯れ沢は大雨時には氾濫してしまうのか、沈下橋の前後はその証であるかのように、やけに土くれまみれとなっていたっけ。
→枯れ沢を眺める!
■枯れ沢を跨ぐ沈下橋を渡り、くねくねと切り返しつつ続く登坂路をさらに登っていくと、その先にて再びダート分岐が現れます。本道はいうまでもなくきれいに整備された左手側であり、それとは対照的に一面に草むした右手側は岩魚沢第二支線。ここも当然ながら平標山を目指すハイカーや登山者が通りますが、登山口は岩魚沢線本道をさらに進んだ先にあるので、支線側へと立ち入る者はおらずこような草ボーボー状態にあるのも頷けますね。ちなみに本道側は画像ではフラット過ぎて舗装状態のようにも見えてしまいますが、これはダートですよ。念のため。
→岩魚沢第二支線に突入!
■そして岩魚沢第二支線の分岐を過ぎた少し先にて現れるのが、この平標山への登山道入口地点。ここでは幅員が僅かに広くなってはいましたが、一般車両の侵入は禁止されているため駐車スペースなどは当然ながら設けられていません。登山系の案内板や各種標識が乱立しており、いかにもといった感じの登山口入口ですが、肝心の岩魚沢線のダートそのものはここで途切れてしまうことなくさらに続いています。
→もう飽きた…
→さらに岩魚沢線を進む!
→案内板を眺める!
→登山道を眺める!
→道標を眺める!

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