このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
八丈島のうまいもの | 林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 |
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一番安いけど美味しいトビウオの島寿司は980円 |
八丈島の食文化の代表格! |
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八丈島でうまいものを食べるなら
[2]島寿司 [3] ぶと [4] 島酒 | 八丈島を代表する郷土料理が島寿司です。握りずしの一種で、島で水揚げされる白身魚を中心とした新鮮な魚を醤油主体のタレに漬けてヅケにし、砂糖でやや甘みの強い酢飯で握ります。ワサビの代わりにカラシを使うのが特徴ですね。寿司種にはトビウオやメダイ、岩ノリなどが使われ、甘めのシャリとヅケ、そしてカラシという組み合わせが絶妙な美味しさ! ワサビとは異なった風味が一度食べたら忘れられません! 醤油に漬けた寿司種の色からべっこう寿司とも呼ばれており、元々は船で沖に出るさいに鮮度を保つ工夫としてヅケにしたそうです。各家庭で冠婚葬祭にも欠かせない食事として継承され、今では美味しいからヅケにして食べるという食文化として八丈島に根付いています。そして八丈島伝統の島寿司は遠く海を隔てた日本各地にも伝わりました。 南方の小笠原諸島の島寿司には主にサワラが使われ、小笠原から出港する船の中で食べるお弁当としても定番です。八丈島からの移民が多い沖縄県の大島諸島には、八丈島から伝わったとされる大東寿司と呼ばれる寿司があってそちらも有名。また、伊豆大島の島寿司は青とうと呼ばれる辛みの強い青トウガラシを醤油に入れたものに魚を漬け込んでから握ります。 ちなみに島寿司でワサビの代わりにカラシを使うのは、ワサビが入手しにくかった時代の名残りといわれています。 |
少し奮発した黒ムツの島寿司は1480円ナリ! |
寿司種にはその時々の旬な魚と岩海苔などが使われ、ワサビとは一味異なったカラシとの相性も抜群な島寿司。八丈島では各家庭で、また冠婚葬祭には欠かせない料理として継承されてきましたが、寿司屋で予約せずとも八丈島空港内や島内のスーパー八丈ストやスーパーあさぬまで手軽なパック詰めを売っています。 |
トビウオとメダイの島寿司は1000円くらい? |
しっとりとした甘辛さでクセになりそうな島寿司。島内のスーパーで手軽に買うことはできますが、価格的には少し高いです。トビウオが980円で最も安かったですが、黒ムツは同じ8カンで1480円もします。 ネタの種類によって値段も安いものから高いものまで幅があるみたいでした。観光客向け価格の商品ですね。 それでもスーパーの島寿司パックは寿司屋で食べるよりは全然安いので、値段をあまり気にせず食べたいのならスーパーで買うのが断然おすすめです。東海汽船の橘丸で八丈島に上陸した朝、なにはともあれまず最初に駆けつけた八丈ストアで朝食代わりに買って食べたトビウオの島寿司パックの美味しかったこと! もちろん手軽なパックではなくて、予約しておけば寿司屋の島寿司を食べることができます。しかし、高い寿司屋で予約して何千円も出すくらいなら、手軽なパックでそのぶん「種類と量を!」と言いたいところですが、そこは個人の予算と、寿司屋という場所で食べたいかどうかの好みでしょう。ただし、この島寿司パックは島内のスーパーでも小さな商店では売っていないことが多いので注意してください。 |
宿の夕食で出されると嬉しい島寿司 |
これは八丈島滞在中に宿泊した旅館で出された島寿司です。魚3カンに岩海苔の握りがついていました。八丈島と言ったら「島寿司」というほどなので、ちょっと気のきいた宿であれば夕食に島寿司が出ます。島寿司の1つも出さないような宿では、自前でスーパーで島寿司パックを買うしかありませんね。 寿司職人の方ならば味の違いが分かるのかもしれませんが、スーパーでも寿司屋でも、島寿司の味そのものにさほどの違いはないと思います。鮮度が違うことくらいでしょうか。どこで食べても島寿司は同じようにおいしいです。 |
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