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 鉄塔土場林道/ Tettoudoba林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 
探索日 2012.09.15 / No.SHI-060 
 [ 所在地 ]富士宮市 [ 状態 ]ピストン半ダート [ 接続林道 ] 富士山(上井出)林道  [ 分岐林道 ]-
 どこか無骨さのある特徴的な林道名だが、その正体はショートな草深いピストン

士裾野の森林地帯に延びる富士山(上井出)林道を探索中に発見した鉄塔土場林道の起点です。通常、林道名は地名に予来するのがほとんであるというのに、「鉄塔土場」という名称はなんとも珍しい存在。地名ではなくて、物質的な「物」が林道名とされていましたよ。地名や物以外の変わった林道名由来としては、長野県の 施業システム林道 が知られていますが、これは林業に関係する「手法」そのものが林道名とされたケース。まあ、色々ありますが、ここはそんな林道名に強く惹かれて飛び込んでみた林道なんですね。
士山(上井出)林道を起点のある「人穴」地区側から進んで来ると、左折で開始している鉄塔土場林道入口の様子。この辺りではお馴染みの樹木をあしらった長方形の鉄板タイプとブロックタイプの2つの林道標が設置されていました。鉄塔土場という林道名はインパクトがあるものの、入口からぱっと見した限りでは富士山(上井出)林道から分岐する他の支線林道とさほど変わらない雰囲気です。
口からは本線と同様に良好な路面状態に見えた鉄塔土場林道ですが、入線直後の左カーブを曲がった先ですぐに草深さを見せ始めます。フラットな砂利ダートであったのは入口付近だけで、路面はすぐに雑草にまみれたワダチダートに変化しました。
しやここは・・・と危惧したものの、ダートが放置で雑草まみれという事態はなかったです。すぐその先で小砂利質の路面が復活していたんですね。ジャリジャリと小砂利を踏みつける感触も心地良く、差し込む陽射しで明るさに満ちた樹林を軽快に前進します。
「アスファルトだ!」せっかく良い気分で進んでいたのですが、なぜかいきなり鋪装区間が出現。そのわずかな区間を鋪装する意味がどれほどあるのか疑問ですが、ここより先は鋪装されているのかと思いきや・・・?
の先ですぐにワダチダートが復活していましいたよ。やはり富士山の林道にアスファルトは必要ないし、また似合いませんなぁ。引き続き、美しい緑に包まれた鉄塔土場林道のダートを味わいつつ、さらにその先へと進ませていただきます!
っしりとした深い森の樹林に切り開かれた車幅1車線分のダート。両脇は連なる樹木の壁状態で、まさに僅かな隙間を縫って進む感じです。車両の通行が完全に途絶えているわけではなさそうですが、ほとんど立入りのないことがうかがえました。うむ、膨大な数の支線林道を分岐する富士山(上井出)林道、その中には廃れ気味な林道もあるということか。
の深部へと進むにつれて雑草に完全埋没しそうになりつつも、そうはなずに心細く続く鉄塔土場林道。わざわざ林道名にされているほどなので、林道の途中に高圧送電線の「鉄塔」や「土場」があるのかと思いましたが、人工物はなにも見かけません。視界に入るのは森の樹木と雑草の緑のみでした。帰宅後に地理院地図で確認してみましたが、やはり付近には高圧送電線は引かれてなかったですよ。
の状態、さすがに鉄塔土場林道の末端地点をその目で見ることができるかどうかで、かなりの心細さに陥りました。延長距離が僅か1.3kmの林道なので終点は近いはずですが、いかにもピストンの末端を実感してしまう草深さが最高潮に達した区間です。
「広場だ!」そんな感じでさらに前進すると、その後すぐに森の中に小さくぽっかりと開けた地点に行き着きました。ご覧の通り周囲は完全に森の樹木に囲まれており、ただ車両の回転場の広場が設けられているのみ。太陽の陽射しが差し込んで暗さはありませんでしたが、樹海じみた森の中という閉塞感はかなりあったです。結局、林道名である「鉄塔」と「土場」は一体何であったのか、その疑問葉残りましたが、これで鉄塔土場林道の探索は終了!
→探索終了!
→引き返して富士山(上井出)林道に向かう!
→振り返る!
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