このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

 伝名沢林道/ Dennazawa林道探索の書 〜今日もどこかで林道ざんまい〜 
探索日 2014.11.24 / No.To-073 
 [ 所在地 ]あきる野市 [ 状態 ]ピストンダート [ 接続林道 ] 盆堀林道石仁田林道  [ 分岐林道 ]-
 延長距離はショートながらも一応見所もあってこの界隈では悪くもないピストンダート

王子市とあきる野市とを結ぶ醍醐林道の支線である伝名沢林道にやって来ました。本線である醍醐林道の「石仁田橋」を挟んで石仁田林道と向き合う形で位置しており、入口にはブルーの鉄板タイプの林道標が掲げてあるのですぐに分かります。鉄門ゲートが設置されていますが、四輪以外は本気で拒むつもりはないのか、脇はあからさまなガラ開き状態でした。
ざ伝名沢林道へと乗り込みますが、雑草で形成されたワダチダートの路面は土質。いつもどこか湿っているような状態で軽く圧縮された路面が続きました。決して明るい雰囲気でもないですが、いたって走りやすい状況です。
イ感じのアップダウンで緩く蛇行する伝名沢林道のダート。踏み固められた路面に荒れやガレの類はまったく見られません。それでいながらピストンダートということで、本線である醍醐林道ではうじゃうじゃなピチパンアーモンドもあまり立ち入らないみたい。静寂な秋の林道を楽しむにはちょうど良いシチュエーションであり、「ここは当たりかな」と思ってしまいます。
がて右手に伝名沢の深い谷間が見えてきます。転落防止のガードレールに守られたダートはV字に落ち込む急峻な斜面にへばりつく形で延びており、そこから眺める植林の常緑に混じって色付く紅葉がとてもきれいでした。秋は林道が最も美しくなる季節なんですね。清々しい空気を思いきり吸ってしばし秋の景色を楽しみます。
→紅葉を眺める!
高線をなぞって蛇行しながら谷間沿いにダートを進みますが、実にのんびりとした雰囲気。アップダウン程度で急な勾配がないんですね。山肌の紅葉はもちろん、いわゆる「草もみじ」と呼ばれる路肩の雑草の紅葉をも楽しみながらのまったり走行でした。
れのない路面はビギナーでも安心ですが、奈落の谷底に向かって落ち込む断崖じみた斜面に設けられた林道の立地はかなり険しいです。「よくもまあ、こんな所に林道を」と思ってしまいますが、落石ネットやフガードレールで過保護なまでに守られたダートは高所感は抜群ながらも、スリル的にはちょっと低めでしょうか。
思ったのもつかの間、その先で酷い土塊地点が出現! WRの通行に支障はなかったですが、ここは路面改良工事の現場であったみたい。そういえば林道入口の脇に工事看板が立てられていたのを思い出しました。あらかた工事は完成していたものの、おかげで路面はグチャグチャ状態。その直後には切り返しの急な勾配が控えているというのに・・・。
→付近を調べる!
してダートは路面改良工事の地点を境として、通行の途絶えた放置状態と化していました。地面の土が完全に隠れるほど雑草むしています。そんな廃れた勾配を登り切ってたどり着いたのがこの地点。前方のあの1本の樹木が特徴的な場所であり、どうやらここが伝名沢林道の末端みたい。ピストンではお約束の回転場もなく、ダートはいきなりプツリと次れた形です。
すが、それは早とちりでした。手前からは行き止まりだと思った地点は地形によってそう見えただけ。そこでダートは直角に左折しており、ご覧の通りの酷い枯れ草ボーボー状態でなおも続いていましたよ。すなわち、ここは路面工事で通行が途絶えて放置されていた区間なんですね。秋枯れしていたから良かったものの、真夏の季節には近づきたくない状況でした。
の高さまで茂りまくった枯れ薮を漕いで進んでいくと、やがてそこだけぽっかりと開けた地点に到達。その先にはもう道はなくて、正真正銘ここが伝名沢林道の終点となっていました。周囲を樹木と薮に囲まれたなにもない場所ですが、尾根に近いせいか、暗さはなくて妙に明かるい雰囲気であったのが印象的でした。というわけで伝名沢林道の探索はこれで終了ですが、ここでは前方の斜面の紅葉を眺めがてらにしばらくたたずんでしまいました。
→探索終了!
→引き返して盆堀林道に向かう!
→引き返して石仁田林道に向かう!
→振り返る!
→紅葉を眺める!
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