このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

黒谷林道 再探索

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谷川右岸に渡って少し進んだ地点ですが、左手の路肩には土嚢が積まれていました。何かの理由で路肩が弱くなってしまい、その応急処置といったところでしょうか。それとも軽微な路肩崩壊の処置なのかは分かりませんが、ダート林道ではしばし見かける光景です。
員が狭く、かつ路肩に背の高い藪が茂っているために画像に写しきれていませんが、途中のこの地点の左手には小さなダムがありました。じっくり眺めるほどのものでもないですが、眺めようにもそれ以前に藪の茂りが高過ぎてほとんど見えません。
→ダムを眺める!
に隠れたダムを過ぎるとストレートがかった区間が現れます。地図上ではここも川沿い区間なのですが、こんな状態なので川の流れは全く眺めることはできず、森の真っ直中を走っている感じでした。ちなみに、画像では路面上の右手に緑色の帯が見えていますが、これは渇いた水溜まりにコケが生えたものです。なかなか乾ききらない半乾きの水溜まりなどで見かけるアオコのような緑色のやつですよ。
右どちらを向いても緑一色の真っ直中をダートが真っ直ぐに延びています。山の緑の繁殖力は旺盛なのか、トンネル状態で上空に覆い被さって日陰ができあがっていたっけ。会津の夏はとても暑いので、これが盛夏の時季ならばとてもいい感じですね。
も、そのストレート区間を突き進むと、やがて前方にはかような仕掛けが…。
→周囲を調べる!
→振り返る!
そんなの聞いてないぞ…」と思いつつ近づいてみると、どうやらこのゲートは山菜採りの車を規制する意味合いが濃いらしく、山菜採取を控えるむねの立て看板が掲げられていました。特に山菜には今のところ興味がないのでその脇を失礼させていただくことにしましたが、間の悪いことにゲートのすぐ手前には釣り師とおぼしき男がウロついていたので、その視線を背中に受けるハメに…。

ちなみに、立て看板には以下のような文言が記されています。
「お願い この付近の国有林野は、普通共有林野として共用者である地元住民に山菜等特定の
産物を採取する権利が認められている林野です。したがって、この区域での一般の方々の山菜
採取は御遠慮下さい。                 黒谷共用林野組合 山口営林署」
失礼しますよ…」ゲート脇をすり○けてその先へと前進します。ところでこの黒谷線ですが、先述の地点にゲートがあるためか、そこを境として路面状況がかなり大きく変わります。それまでは多少のラフっぽさはあっても、整備の行き届いた感じですが、以降はいかにもピストンらしく進むにつれて草深さが徐々に増してきます。ただし、とはいっても全く通行が途絶えて荒廃しているというわけではないので、オフバイクでならほとんど問題はなでしょう。
ダチ部分を残してクマザサや雑草に覆われたダートが、鬱蒼とした森の奥へと途切れることなく続いています。地図上ではおおよそどこいら辺を進んでいるのかは把握できましたが、その現地は山深いこんな感じなので、実際にはどこを走っているのか全く分からない状態でした。ここはダートに沿ってただ進むのみです。
!!」さらに進むことしばし、やがて進行方向逆(進行方向はリア方向)に切り返すような形の分岐が現れました。しかし、そこにはやはり「仕掛け」が! それも林道では珍しい純白の柵門タイプです。どことなく私有地形の臭いもしますが、この先には何かの施設でもあるのでしょうか? ここには近づいて欲しくないという断固たる意思表示の現れである南京錠もしっかりと…。やろうと思えば、路肩の土手を強引に滑り降りるという手もあるのですが、ここはその意志を尊重して遠慮することにします。
→分岐先を眺める!
溜まり…か。ダート林道では水溜まりは付き物ですが、確かここ数日は雨が降っていなかったような気も。なのにこの水溜まりです。雨の日にはほとんど気にならない存在ですが、晴れの日には特に水はねが気にかかります。
ぜか水溜まりが連続するダートをさらに進むと再び小さなコンクリ橋が現れました。これは黒谷川に架かる橋だと思われますが、黒谷川には無数の支流が流れ込んでいるため、地図で確認しないとすぐにわけが分からなくなってしまいます。地図上では川や沢の流れもその名称によってはっきりと区別できますが、現地では寄り添う川がいつの間にか別のものに変わったなんて分かるわけありませんよ。ま、これはどうでもいい話ですけど。
→黒谷川の流れ(上流方向)を眺める!
→黒谷川の流れ(下流方向)を眺める!
と気が付くと、いつの間にかダートの路面状態が山道チックになってきたようです。草深くてもしっかりとワダチが形成されているので通行には支障はないですが、場所によっては落ち葉が厚く堆積していよいよピストンらしい雰囲気に。やや心細い感じが漂い、こうなるといつダートが途切れて終点となっても不思議はない感じですが、ここからがピストンでありながらも黒谷線の延長距離の長さを実感するところで、ダートは途切れそうでいて途切れずにまだまだ続きます。
、こんな所に原チャリが! 草深いワダチダートをたどって前進すると路肩に1台のスクーターが止められていました。付近に人影はなく、地元の山菜採りかそれとも釣り師なのかは分かりませんが、その目的が林道探索でないことだけは確かでしょう。林道を走るバイクはオフバイクだけではなく、スクーターやカブなども各地で希に見かけます。
面中央にこんもりと雑草の繁ったダートが続きます。一見するととても走りやすそうですが、中央部の雑草群に乗り上げるとたまにスリップするので、ゆっくり走る分には何て事無いですが、飛ばしているとヒヤッとする場面もなきにしもあらず。
、また分岐があらわれました。Y字の左手に緩く下っているダートがありましたが、そこはすでに死んでいる(廃道化)模様。とてもまともには入っていけるような状態にはありませんでした。ちなみに、先ほどの柵門ゲートのあった分岐地点を「県別地図に唯一載っている分岐地点」、その先に延びるダートを「稲子沢に沿って延びるダートかも」と述べましたが、それはひょっとしてこちらかもしれません。このように分岐地点は2箇所に存在していますが、地図上に記されているのは1箇所のみです。共に突入することはできないため実走確認することもできず、どちらが地図に記載された分岐であるのか判断できかねるのが現状。林道では地図を鵜呑みにすると思わぬ分岐でわけが分からなくなる、という恰好の事例でしょう。
→分岐ダートの様子をうかがう!
→もう飽きた…
→さらに黒谷線を進む!

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