このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

黒谷林道 再探索

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道化したダート分岐を過ぎると、路面は土質っぽく変化してこれまで以上に心細い状態となってきました。でも先述した通りそれでも一向に終点へとたどり着く気配がありません。というか、いつダートが途切れても不思議のない雰囲気なので、その予想がつかずに一体どこまで延びているのか走行してみなければ全く分からない、というのが実際のところ。初めてやって来ると、とても心細いですが、逆に探索心を煽ってやまないこの状況が長距離ピストンの醍醐味でもあります。
へぇ〜、半ばヌタ場と化した水溜まりが…。こうなるとどうしても右側を走りたくなるものですが、そのすぐ脇は急斜面の崖なので、どちらも一長一短かと。こういう場合、どちらを選んで走行するにせよ、ここでのスリップゴケだけは致命的であることには変わりないようですね。
ょっとした土砂崩れ跡もありました。小枝や木片の混じった山土が路肩に小山を形成していましたが、すでにここは復旧済みに。せっかくここまでやって来てまた前進を遮られてしまったら、それこそ泣くに泣けない最悪でしたけどね。あはは。
砂崩れ跡地点の先にはススキの壁が待ちかまえていました。ゆうに人の背丈を超えるススキの藪が両路肩に連なり、ここでは前後にしか視界がききません。「山」といえばまずそびえ立つ木を思い浮かべますが、日本の山というものは実は藪で形成されていることをしみじみと実感します。山で道を外したら遭難するのも納得できますよ。
こは一瞬、ダートは「ついに藪に埋もれて自然消滅か?!」と思われた地点です。路面の土は完全に枯草に覆われて藪の圧迫感も一挙に高まってしまい、いよいよヤバい感じがしましたが、幸いにしてどうやらそれは部分的なものだったようです。少し進むと藪の勢いは収まりました。
スキの繁茂区間を抜けると、落ち込むような急斜面の僅かな棚にダートの取り付けられた区間がありましたが、見ると路肩がコンクリで補強されています。かつて路肩崩壊でも発生した名残だと思われますが、路肩の草木がなぎ払われていたので、ここからは小手沢の流れを眺めることができました。地図上では黒沢線はいつの間にか黒谷線川から離れて支流である小手沢沿いに進んできたようです。ただし、道すがらにその流れを望めたのはこの地点のみ。
→小手沢の流れを眺める!
それにしても長いな」緑に覆われた深い森の中をなおもダートが続きます。ゆっくりと撮影しつつ走行しているのでそれも当然ですが、いくら進んでも終点が現れずに探索時間ばかりが刻々と過ぎてゆきます。びっしりと林道探索の予定を組んでいる場合は、この後の予定が押してしまうかもしれませんよ。
ートは森の中を進んでいきますが、ちょっと開けた箇所に差しかかると、そういう所では必ずといってよいほどススキの藪の繁茂が見られました。隙あらば路面へ侵入せんとする藪とダートの攻めぎあいといったところでしょうか。
→?!
あ、モンキーだ!」焚き火跡の見られたススキの茂みの中を緩く下っていくと、左手に僅かに開けた地点があって、そこには1台のモンキーが。でも持ち主は釣りか山菜採りで付近の散策でもしているのか、付近に人影はありませんでした。
人のモンキーを横目に眺めつつさらに前進、砂礫の散らばる切り立った山肌の断崖区間にが現れました。山側の斜面は軽微な崩れを起こしており、何かの拍子にいつ路面が崩壊してもおかしくないような状態です。今すぐにも…ということもないでしょうが、林道では何が起こるか分かりません。ここは通れるうちにさっさと通っておかねば!
→路肩を眺める!
線後、かなり進んできたはずですが、まだ終点は現れません。ふと立ち止まって周囲を見回してみますが、そこにあるのは深い森に覆われた山のみ。何気なく立ち止まってたたずんでいると、「またこんな場所まで来てしまった…」との思いがしみじみと募ります。
らにダートを少し進むと路肩に軽トラが止められており、その先のダート路面はワダチ部分も含めて一面雑草に覆われ始めてどうも先行きが怪しい雰囲気に。これはさらに進んでみないと分かりませんが、もうそろそろ終点が近いのか、それとも自然消滅してるのか、この先はそのいずれかといった予感がします。
やっぱりな」軽トラの止められていた地点から少し進むとダートはこんな感じでエンドになりました。画像では自然消滅系のようにも見えますが、ここで道そのものが途切れている状態です。手前にあった軽トラの持ち主はおおそらくここから森の奥へと入っていったと思われますが、特に山道などは無い模様。オフ装備で山に入るのもしんどいし、遭難したら一大事です。ここは一服休憩するだけに留めて、これでようやく黒谷線の探索は終了となりました。
→周囲を調べる!
→今来た方向を振り返る!
→探索終了!

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