このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

探索日 2007.08.12
No.YG-002

黒瀬支線■酒田市(旧八幡町) ■半ダート ■接続→奥山線・手代奥山線
■奥山線と手代奥山線を結ぶ

 随所に荒れ果てた舗装区間も点在、適度な緊張感が心地よい半砂利ダート 

 ↓ダート区間はラフな砂利質で走りやすいです。途中、部分的にボコボコとし
  た区間もありますが、適度なガレのレベルでちょうどよい感じでしょうか。


……こんな感じ……
■奥山線から分岐して手代奥山線とを結ぶ半ダート林道。奥山線から入線すると、ダラダラとした断続的な登り坂が続くが、基本的にはラフな砂利ダートで走りやすい。途中、小黒瀬川をコンクリ橋で渡ると勾配角度が増してややガレた雰囲気となってくる。この区間では元は舗装がなされていたらしく、今は荒れ果てた舗装跡が散在するが、路面の段差にだけ注意していれば問題はないだろう。少々ラフなダートを上り詰めると無名の峠があり、これを越えて少し進むと手代奥山線に一本道で接続してエンドとなっている。なお、全線に渡って山中の森を行くコースだが、あいにく眺望などの景観的なものは望めない。ここは走りに徹した楽しみがあるだけだろう。

■奥山線から分岐して県越林道である手代奥山線に接続する黒瀬支線の起点です。直進方向が黒瀬支線、手前から右折方面が奥山線ですが、ここには林道標が設置されているので迷うこともないと思います。奥山線を道なりにたどって進めばたどり着けます。ちなみに、黒瀬支線は地図上ではこの分岐地点より小黒瀬川に沿って延びており、ここから林道名が付けられたと思われますが、ダート沿いにこの小黒瀬川を眺められる地点はほとんどありません。
■奥山線から分岐して少し進むと、何やら最近できたと思われるよく分からない建物が現れます。こんな山深い山中に不釣り合いな建物ですが、黒瀬支線と共に、接続する奥山線もここまではこの施設の管理道も兼ねていると思われ、路面は砂利ダートではありますが、それなりに走りやすく立派な作りになっています。なお、右手の舗装路に入っていっても特に何もないことを述べておきます。それと、こういった施設には意外と監視カメラがあったりするので注意しましょう。
■周囲は全くの深山で、左右どちらを向いても緑の森が広がっているだけですが、先述した建物からさらに進むと小黒瀬川に架かるコンクリ橋が現れました。起点から小黒瀬川に沿って登坂、延びている黒瀬支線ですが、ここより先は小黒瀬川に合流する支流である女郎沢川に沿って登坂しているようです。それにしても「女郎」沢だなんて…。山中の小さな沢には意外ときわどい名称が付けられているものですが、一体どんなわけで「女郎」だなんて命名されたのでしょうか?
→橋から景色を眺める!
■山中の深い森の草木にびっちりと両脇を覆われたダートを進みます。先述したコンクリ橋を越えると、S字を描くように切り返して登坂していきますが、勾配自体はさほどキツクはありません。何となくダラダラと登坂していくような感じになっていますが、この辺りから、部分的に路面が少々ガレた雰囲気になってきます。
■当初、全線ダートと思われた黒瀬支線ですが、路面をよく眺めてみると、部分的に元は舗装路面になっていたようです。ここが開設当初から舗装されていたのかどうかは、もはや知るすべもないですが、虫食い状態でこんな感じのアスファルトの残骸が所々に現れました。そのため、段差が随所にできてしまい、下手なダートよりもここは走りにくくなっています。
■黒瀬支線のダートは基本的には砂利質ですが、さらに登坂して進むと、路面の砂利が風雪で洗い流されてしまったのか、岩石つぶての散乱した土むき出しになっていました。ちょっとしたクレバスなどもあるようですが、それでもゆっくりと走っていればほとんど支障のないレベルです。路肩は相変わらず背の高い藪に覆われて周囲の視界はほとんどききません。
■随所に見られる路面の舗装跡ですが、どうやら、勾配などの路面の難所的な部分に補助的な意味で施されていたようです。しかし、その目的とは裏腹に、いったん荒れ出した舗装路は帰って走りにくく、ガバガバになってしまっています。なお、ここまで登坂してやって来ると、やや周囲が開けてきて、何となく峠がありそうな雰囲気です。
■峠を予感しつつさらに進むと、サミットが現れました。一応、ここは峠になっており、この地点を境にやや下り坂に転じているのですが、地図上では県境はまだまだ先になっています。山中の無名峠といったところで、ここから先は軽いアップダウンが続きます。
■無名峠を越えて前進すると、今度はコンクリ打ちっ放しの簡易舗装区間が現れました。継ぎはぎというか、ひび割れ放題のやや荒れたコンクリ舗装で、左手は崖崩れ斜面、右手は女郎川の崖っぷちになってます。幅員は狭く、おまけに路面がボコボコなので、勢い余って女郎側に転落しないようにしましょう。
→崖を眺める!
→女郎川を眺める!
■女郎川沿いのコンクリ舗装区間はすぐに途切れてしまいますが、その後、復活したダートに沿って緩い勾配を登っていくといきなり現れるのが、黒瀬支線の終点である林道標の立つこの地点です。これより先は手代奥山線となっていますが、実質的には一本道となっており、直進すれば秋田県側に抜けられます。林道標がなければ何も気付かず通り過ぎてしまいそうな場所ですが、それでも路面をよく眺めてみると、ここを境に黒瀬支線側は一面砂利ダートに、手代奥山線側はわだちダートになっています。両林道の目に見える違いといえばこんなものくらいです。
→探索終了!
→振り返る!
→引き返して奥山線に向かう!
→手代奥山線に突入!

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