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昨年(2006年)秋、JTBパブリッシングより「近鉄の廃線を歩く」という本が出版された。
三重県の近鉄線の廃線跡については、1970年代後半に調査をしており、当時の写真があるのでここにご紹介をする。
※津市内安濃川
津から伊勢まで、今の近鉄線以外にもう一本、伊勢電気鉄道(以下伊勢電と略す)という私鉄線があった。
この写真はこの伊勢電の橋梁跡。国道23号線の塔世橋の東にこのように橋脚が残っていた。
※伊勢市内宮川
伊勢市内宮川にも橋脚が残っていた。「近鉄の廃線を歩く」にも同様の写真が掲載されているが、水害で流されて危険、 ということで撤去されたとのこと。この写真では、既に倒壊しているものもある。
旧国道23号線、現在の県道37号線(鳥羽松阪線)の南にあった。(櫛田川の東からこの宮川西まで、旧国道23号線は 伊勢電の線路跡を利用して建設された。)
※伊勢市内トンネル跡
宮川を渡った伊勢電は伊勢市内、2ヶ所のトンネルをくぐって、外宮(げくう)前に達していた。
1977年頃、この2ヶ所のうち、東側は道路(といってもまだ舗装されていなかったように記憶している)として 利用されていたが、西側のトンネルはこの写真のように木板で閉ざされていた。窓や扉があり、外に洗濯ものが 干してあって、中に人が住んでいるように見える。
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