このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

紀勢線全通50周年記念
─ 貨物列車 ─


貨物輸送が鉄道主体だった頃、全国津々浦々、末端の支線にも貨物列車が運行されていました。
貨物輸送がトラックに移った今、鉄道貨物は東海道、山陽、東北など、主要幹線に 残るだけになってしまいました。
その中にあって、紀勢線には、1往復だけ、貨物列車が運行されています。
新宮の手前、鵜殿(うどの)の製紙工場からの製品輸送専用列車です。
ご注意:「奇跡的(とまでいわれていた)」に残っていたこの列車ですが、 残念ながら、2013年3月、廃止されてしまいました。
早朝、新宮に向かうコンテナ列車。回送のため、コンテナの中はカラッポなのだそうです。
ごくまれに、化学薬品を積んだタンク車が連結されることがありました。
偶然にも、タンク車付になった列車を撮影できました。
(最後尾の黄色の貨車がタンク車です)

1100PSのエンジンを2台積んだディーゼル機関車が2両連結。合計4台のエンジンで牽引します。
工場で荷物を積み、帰って来るときに、紀伊長島から松阪方面へ向かって、長く、急な登り坂(荷坂峠)が続くので、 機関車を2両連結しています。
が、7両編成のコンテナに貨物を満載しても重量は約500トン。この機関車なら1両でも牽引可能な重量です。
道中での機関車故障などの緊急時対応のため、2両連結にしていたのでは?
2両連結していますが、先頭機関車から電気指令で動かしているので、後部機関車は無人運転です。
JR貨物社の愛知機関区(稲沢市:旧稲沢機関区)の機関車が担当で、赤塗装と青塗装があり、 どちらが来るのか、そのときのお楽しみ、という面がありました。

2008年3月より、機関車1両での牽引になり、2両連結は見られなくなりました。

─ 紀勢線全通50周年記念企画終了 ─

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