このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

グーデ・デ・ロワ〜「王様のティ」より〜
王様気分になる為のお話

王様気分とは?


18世紀のフランスにあった「物」は、かつてルイ16世や王妃マリー・アントワネットが見たかもしれない、使っていたかもしれない、聞いていたかもしれない「物」。
そういった「物」の歴史を紐解いて、王様気分になってみたいという企画(笑)です。



■陶磁器〜始まりはマイセンから〜
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中国からヨーロッパに渡った陶磁器。後に中国国内の政情と混乱から、日本からも伊万里を始めとする磁器が多く輸入されました。陶磁器の製造は秘なるものであった為、輸入に頼るしかなかったのです。白く硬く美しい磁器の魅力に取り付かれた各国の王様たちは熱心にコレクションをしたといいます。そしてこの神秘な磁器を生み出す事が出来たのは錬金術師ベッドガー。これがヨーロッパにおける最初の陶磁器マイセン窯の始まりでした。
■ガラス〜王様の硝子〜
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紀元前3000年頃には人類はガラスと出会い、手にしていたと伝えられています。製造の始まりは古代メソポタミアで、ローマンガラスに引き継がれ、後にヴェネチア、ボヘミア、ドイツなどで発展。フランスでは17世紀にヴェネチアのガラス職人が招かれ、ヴェルサイユ宮殿の内装などにその技術が見られます。
■香水〜ケルンの水〜香料を表す「Rarfum」の語源はラテン語の「薫する、煙らす」からきています。その歴史は古く、古代エジプトではミイラの殺菌の為にも使われていたという話もあるほど。14世紀のアラビアでアルコールが発明され、それに伴いヨーロッパに香水が普及していきました。香水の発達は、主に衛生状態によるところが多く、体臭を消す為に盛んに用いられたといいます。しかし香水は王侯貴族などの限られた人々しか使う事が出来ないほど高価なものでした。
■嗜好品〜お茶の時間〜ルイ15世はコーヒーを入れるのが日課だったとか。ヨーロッパに広がったコーヒーや紅茶は、それまで衛生的に生水を飲めなかったという生活事情を改善させたのです。
■レース〜その、緻密な世界〜ファッションとも大いにに関係があるレース。ルイ14世朝ではフランスにおけるレース産業が発展、緻密で芸術的なレースが生み出されます。実はフランス革命勃発の原因一つに、レースと王妃アントワネットのファッションが関わってもいるのです。革命によってフランス製レースは大打撃を受けてしまいます。
■時代様式美術史に名を残す様々な様式たち。ロココ、 ネオクラシズム(新古典主義)、コロニアム、アンピールとは。

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