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英雄登場（１７９６年以降）

１７９６年　１月１０日マリー・テレーズ王女、ウィーンのホーフブルク宮殿に到着。
２月　９日フォン・フェルセン伯爵、ウィーンのホーフブルク宮殿のチャペルから出て来るマリー・テレーズ王女を見かける。
３月　６日レセプション会場にてマリー・テレーズ王女、フォン・フェルセン伯爵と言葉を交わす。
３月　９日ナポレーネとポーアルネ子爵未亡人ジョゼフィーヌが結婚。
＊ナポレオーネ、この頃から名をイタリア語の「ナポレオーネ・ブオナパルテ」からフランス風の「ナポレオン・ポナパルト」に改める。
３月２７日フォン・フェルセン伯爵、マリー・テレーズ王女と私的謁見を許される。
　４月ナポレオン、イタリア遠征に向かう。
　５月１５日ナポレオン、ミラノ入城。
　６月１８日タレーラン、アメリカを去る。
　７月２７日自由の祭典（〜２８日）。
　９月２０日タレーラン、ハンブルク滞在を経て帰国。
１１月１７日ロシア皇帝エカテリーナ２世逝去（１７２９−１７９６）。パーヴェル１世即位。
１７９７年　７月１８日タレーラン、外務大臣就任。
　９月１９日ラ・ファイエット将軍、釈放。
１２月　５日ナポレオン軍、イタリアから帰国。ナポレオン、「凱旋将軍」と称される。
１２月　６日ナポレオン、初めてタレーランと会見。
＊この年、シャトーブリアン『革命試論』が刊行。
１７９８年　５月１９日エジプト遠征が始まる。
　６月　４日ジャコモ・カサノヴァ没（１７５６−１７９８）。ボヘミアで客死ともいわれる。
　７月２０日ピラミッドの戦い。
　８月１６日ナポレオンの元婚約者デジレ・クラリー、ナポレオン配下のジャン・パティスト・ジュール・ベルナドット（後のスウェーデン国王カール１４世ヨハン）と結婚。＜現スウェーデン王室の始まり＞
　８月２１日歴史家ジュール・ミシュレ誕生。
１７９９年　５月　４日マリー・テレーズ王女、ウィーンからクールラントの狩猟館ミータウに向かう。
５月１７日劇作家ポーマルシェ没（１７３２−１７９９）。
　５月２０日作家オノレ・ド・バルザック誕生。
　６月　７日ルイ１６世の叔母ルイーズ・マリー・テレーズ・ビクトワール王女、亡命先のトリエステで逝去（１７３３−１７９９）。
　６月１０日クールラントにてマリー・テレーズ王女とアングレーム公ルイ・アントワーヌ・ド・ブルボンが結婚。
　７月　４日ベルナドットとデジレとの間に長子オスカル誕生（後のスウェーデン国王オスカル１世）。
　７月１３日タレーラン、外務大臣を辞職。
　７月２０日ジョセフ・フーシェ、警察大臣就任。タレーラン、外務大臣を辞任。
　８月１３日ジャコバンクラブの閉鎖。
　８月２３日ナポレオン、エジプト遠征から密かに帰国。ナポレオンとジョゼフィーヌに危機。
＊ジョゼフィーヌ、この頃から貞淑な妻となる。
１０月１３日ナポレオン、元老院会議と五百人会議にて演説するも失敗。しかし五百会議議長である弟・リュシアン・ポナパルトによって勝利を収める。総裁バラス失脚。臨時執政にナポレオン、シェイエス、ロジェ・デュコが就任。＜プリュメール１８日のクーデター＞
１１月１０日統領政府の成立。＜ナポレオンの軍事的独裁が始まる＞
１１月２２日タレーラン、外務大臣に就任。
１２月１５日「共和国第八年憲法」公布。
１２月ナポレオン、第一執政就任。
＊この秋、ラ・ファイエット将軍、帰国。
１８００年　２月２７日ルイ１６世の叔母マリー・アデライド王女、亡命先のトリエステで逝去（１７３２−１８００）。
＊この月ナポレオン夫妻、チュイルリー宮殿に入る。
　５月２０日第ニ次イタリア遠征始まる。
　６月１４日マレンゴの戦い。
　７月　２日ナポレオン、パリ帰還。
１８０１年　２月２０日ロシア皇帝パーヴェル１世、亡命中のルイ１８世及びフランス移民に対してロシア国外退去命令を下す。
２月２７日ルイ１８世、プロイセンのメメルに到着。
３月　６日『新ジュスティーヌ』を出版した廉でサド侯爵逮捕。
　３月２４日ロシア皇帝パーヴェル１世暗殺（１７５４−１８０１）。アレクサンドル１世即位。
　４月　２日サド侯爵、サント・ペラジー牢獄に投獄。
１８０２年　３月　６日サド侯爵、ビゼトール牢獄に移される。
　４月　８日タリアン夫妻離婚。
　４月２７日サド侯爵、シェラントン・サン・モーリス精神病院に移される。
　７月２４日ヴィレール・コトレで作家アレクサンドル・デュマ・ダヴィ・ド・ラ・バイイェトリー（大デュマ）誕生。
　８月　４日ナポレオン、終身執政就任。
　９月１３日ジョゼフ・フーシェ、警察大臣を解任。
＊この年、ナポレオンの弟ルイ・ポナパルトとジョゼフィーヌの娘オルタンスが結婚。
１８０３年　５月２３日イギリス宣戦布告。
　９月　５日作家ピエール・コデルロス・ド・ラクロ没（１７４１−１８０３）。
　９月２８日作家プロスペール・メリメ誕生。
１８０４年　３月２１日『フランス人の民法典』公布。（１８０７年『ナポレオン法典』に改称）。
ヴァンセンヌ城にてアンギアン公ルイ・アントワーヌ銃殺（１７７２−１８０４）。
　５月１８日ナポレオン、元老院の決議により世襲制皇帝に選出。＜第１次共和制の終わり。第１次帝政の始まり＞
　７月ジョゼフ・フーシェ、警察大臣に再任。
１２月　２日ナポレオン、ノートルダム寺院にてローマ教皇ピクス７世による戴冠式。ナポレオン、自ら皇后ジョゼフィーヌに加冠。
＊この年、ベートーフェン、ナポレオンの独裁ぶりに憤慨しナポレオンに捧げるつもりで書き上げた『交響曲第三番「英雄」』の表紙を破り捨てる。
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