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100系 |
1985年デビュー。東海道・山陽新幹線の2世代目車両である。 0系は1964年の東海道新幹線開業から製造されており、列車同士がすれ違う際に生ずる高圧空気により金属疲労が発生し、数々の経年不良が相次いで見つかった。国鉄は古い0系を新造した0系で置き換える事が数年続いていた。基本デザイン・内装は1964年当初のままであったため、旅客から車両の陳腐化と写り、技術が進歩すると共に車両に起こり得る事象がある程度把握できた事もあり、これらを改善するためにこの100系が製造・投入された。 しかし、東海道新幹線では高速化時代の波にのまれた格好で、2003年10月のダイヤ改正で東海道新幹線内列車を全て最高270㎞/hにする事が決まり、同年9月16日の「ひかり309号」を最後に東海道新幹線から引退した。 現在では、山陽新幹線内において短編成化した上で、こだま用車両として運行に就いている。 |
撮影日:2001年5月23日 | 撮影場所:新横浜駅 | 100系 |
500系 |
1997年デビュー。フランスTGVと並び鉄車輪・鉄軌道方式の鉄道車両では世界最高速度を誇る。 環境や乗り心地の向上のため、15mに及ぶ先頭車ロングノーズや翼型パンタグラフ、セミアクティブサスペンションなどといった当時の新技術が採用された。 個性的な外観で高速運転を実現したが、卵形となってしまった車両が車内空間を狭くしてしまっているという欠点がある。 N700系の投入に伴い、東海道新幹線からの撤退が決まっている。 |
撮影日:2006年5月2日 | 撮影場所:東京駅 | W7編成 | 回 送 |
700系 |
1999年デビュー。
100系
を置き換えるために製造された車両である。 適度な製造・保守コストで東海道・山陽新幹線全体の高速化を図るべく、JR東海とJR西日本の共同開発によって誕生した。最高速度は 500系 に及ばないが、セミアクティブサスペンションや車体間ダンパなどによる居住性の改善が図られている。 制御装置はIGBT‐VVVFインバータが使用されており、発車及び停車時の磁励音が大幅に抑えられている。また、電動車には回生ブレーキを、付随車には渦電流ブレーキが採用され、500系に採用された緊急制動時過走対策としてのセラミック噴射装置も搭載されている。 JR東海の0番台(C編成)とJR西日本の3000番台(B編成)・7000番台(E編成)は違う台車を履いているため、ギア比が異なっている。そのため、制御装置の特性を変更して加速特性を揃えている。 |
撮影日:2006年5月2日 | 撮影場所:東京駅 | C36編成 | のぞみ157号 新大阪行き |
400系 |
1992年デビュー。新幹線と在来線を直通運転できるミニ新幹線の第1号形式である。 新幹線に分類されるものの、在来線直通運転を行うため、車体長を20000㎜、車体幅を2945㎜として、在来線規格に合わせられている。そのため座席配置は、2列+2列の4列(グリーン車は2列+1列)となっている。また、新幹線ホームではホームと車両の間に大きな隙間が出来てしまうため、車両ドア部分に延長ステップが装備されていて、停車中に限り自動で引き出される。 電源は新幹線と在来線を直通する事から、新幹線用の交流50Hzと在来線用の交流50Hzの両方に対応している。また、保安装置はATCとATS−Pを搭載している。 400系は山形ジェイアール直行特急保有株式会社が所有しており、JR東日本が運行会社として借り受けている。 当初は全電動車の6両編成であったが、1994年に付随車が増結され7両編成となった。そして、1999年の山形〜新庄間開業を機に増備された E3系 と同じ塗装に変更された。 |
撮影日:2006年3月31日 | 撮影場所:東京駅 | L4編成 | つばさ125号 山形行き |
E2系 |
1997年デビュー。長野新幹線開業を10月に控えた3月に「やまびこ」で営業運転を開始した。 1995年の製造当初より、JR東日本の新幹線標準型車両に位置付けられており、 200系 の置き換えも念頭において増備された。 現在は「あさま」・「やまびこ」・「なすの」・「はやて」での運行に就いている。 大きな特徴としては、一部車両にフルアクティブサスペンションが搭載されている。高速列車としては世界初であり、これにより振動の少ない快適な乗り心地を実現している。 2002年には東北新幹線八戸延伸開業を機に、10両編成を前提とした1000番台車も登場した。0番台との外観上の違いは、窓幅・パンタ周り・ピンクの帯・リンゴのエンブレムなどである。 現在はN編成が「あさま」専用、J編成が「はやて」の全列車と「やまびこ」・「なすの」用となっている。 |
(左)撮影日:2006年3月31日 | 撮影場所:東京駅 | N-12編成 | あさま537号 長野行き |
(右)撮影日:2006年3月31日 | 撮影場所:東京駅 | J69編成 | やまびこ61号 盛岡行き |
E3系 |
1997年デビュー。
400系
に次ぐミニ新幹線として登場した車両である。 0番台は秋田新幹線開業と共に5両編成で登場したが、1998年に付随車1両が増結されて6両編成となった。量産先行車のR1編成は、先頭形状が400系に近いデザインとなっており、前照灯が運転室の上部に設置されている。量産車となったR2編成以降は前照灯の位置が運転室下部に変わった。また、R17編成以降はワイパーが2本になり、R18編成以降はGTO−VVVFインバータからIGBT−VVVFインバータへと変更された。 1999年、山形新幹線山形〜新庄間延伸開業時に増備された車両が1000番台である。こちらは当初から7両編成で、編成記号は400系と同じL編成の50番台となっている。 秋田新幹線を走る0番台は、1998年以降に造られたE328形とR17〜R23編成を除き、秋田新幹線車両保有株式会社が保有している。また、E328形とR17〜R23編成、1000番台はJR東日本が保有している。 |
(左)撮影日:2006年3月31日 | 撮影場所:東京駅 | R22編成 | こまち27号 秋田行き |
(右)撮影日:2006年5月2日 | 撮影場所:東京駅 | R1編成 | なすの269号 那須塩原行き |
E4系 |
1997年デビュー。1994年に登場した
E1系
Maxのニューバージョン。 先頭部分の鼻先を突き出したロングノーズ・デザインが印象的。運転席はキャノピー形で、標識等もふっくら盛り上がったスタイルとなっていて、空力特性を追求している。 E1系は12両編成だったが、E4系は8両編成で8+8の16両編成でも運転している。16両編成時の定員は、高速車両の世界最大定員数である1634人となっている。 つばさ号と併結をして15両編成での運転もしている。 |
撮影日:2006年3月31日 | 撮影場所:東京駅 | P12編成 | Maxとき339号 新潟行き |
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