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京成グループ

京成電鉄 AE100形
 1990年デビュー。2代目スカイライナーである。
 初期の2編成はAE形8連化に伴う不足編成分として新造し、他の5編成はAE形の代替として新造された。
 新造車としては初のVVVFインバータを採用し、特急車である事から全モーター東洋製である。
 外観スタイルは鋭角流線型で、足回りの機器は側面スカートで覆われた。将来の地下鉄乗り入れを考慮し、特急車としては珍しく、流線型前面に貫通扉が設置されている。塗装は、アイボリーに青と赤のラインが配されている。
 1995年には鉄道車両世界初の空気清浄機を全車に設置した。また、2001年からはバリアフリー強化及び内装全面張替のリニューアル工事が施された。
京成 AE100形
撮影日:2006年5月2日撮影場所:京成上野駅AE118Fイブニングライナー51号 成田空港行き
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京成電鉄 3000形
 2003年デビュー。スピードアップと 3200形 ・3300形・ 3500形 未更新車の置換目的で製造された。
 京成初のIGBT‐VVVFインバータ制御を採用した。東洋製の制御装置だが関東私鉄では希少で、同時期には京王井の頭線の1000系増備車で採用された。
 編成番号は、京成の通勤車で初めて車番にハイフンを使用し、成田側から‐1、‐2、・・・と号車番号に比例している。3000形には8連と6連があるが、6連は‐4と‐5が欠番となっている。
 行き先・種別表示機はLEDとなり、貫通扉の種別幕は廃止された。前照灯は左右上部、尾灯・急行灯は帯の下に縦並びに配置された。
 2005年度にはこの車両をベースとして、新京成 N800形 と北総 7500形 がデビューした。
京成 3000形京成 3000形
(左)撮影日:2006年3月31日撮影場所:八つ山橋3001Fエアポート快特 京成成田行き
(右)撮影日:2006年5月26日撮影場所:京成津田沼駅3010F普通 京成上野行き

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京成電鉄 3200形
 1964年デビュー。3150形の後継として登場した。
 京成初の両開き扉を採用し、正面形状と運転台床の高さ、窓サイズ、アンチクライマーの数が3150形と異なる点である。
 1985年から1989年に掛けて、更新工事及び冷房化が行なわれ、前照灯・尾灯の位置変更や急行等の新設、MGの大容量化などが行われた。
 この形式から側窓がユニット化され、電照種別表示機付き前面貫通扉が採用された。また、 3500形 同様、先頭車中間埋め込み時に前面貫通扉で乗務員室を、室内側乗務員扉で運転台を仕切る方式に変更された。
  3000形 の登場以降、老朽化に伴った廃車が進行している。
京成 3200形京成 3200形
(左)撮影日:2006年5月2日撮影場所:京成上野駅3240F普通 京成成田行き
(右)撮影日:2006年5月26日撮影場所:京成津田沼駅3264F普通 京成上野行き

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京成電鉄 3400形
 1993年デビュー。廃車となったAE形の生まれ変わりである。
 旧型車の置き換え及び輸送力増強を図るため、 AE100形 の投入で置き換え・廃車となったAE形の定速走行装置以外の機器類を流用し、 3700形 同様の剛製車体を新造し組み合せて出来た改造車である。
 全編成が都営浅草線・京急線の直通基準を満たしているため、羽田空港直通運用にも就く。
 低速域の衝動防止のために回生ブレーキの回路を直列に切り替える機構が無く、たった45km/hで失効してしまう事や、AE形時代の高速走行等で老朽化している等といった問題を抱えている。
京成 3400形京成 3400形
(左)撮影日:2006年7月31日撮影場所:八つ山橋3408F急行 羽田空港行き
(右)撮影日:2006年5月26日撮影場所:京成高砂駅3428F特急 京成上野行き

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京成電鉄 3500形
 1972年デビュー。京成の通勤車初の冷房車として、セミステンレス車がデビューした。
 丸い前照灯を腰部に配置し、正面は完全切妻であって、これらのスタイルは東急8000系に近い。足回りは、浅草線の規定から全車抵抗制御で登場した。
 室内は天井も含め完全無塗装化されて、冷房補助送風機として東芝製首振り扇風機を設置した。
 1996年からは3501〜3556の56両が更新工事に入った。前面形状を阪急8000系に準じたタイプに変更、側窓の2枚窓化、窓サッシの黒色化、車外スピーカー・スカートの設置などが行われた。室内は化粧版・シート・床面の張り替え、室内灯の変更、扇風機の交換が行われた。足回りは、京急乗り入れ対応のために先頭車の台車も前後で振り替えした以外、大きな変化は無い。
 3557〜3596は更新対象から外れ、 3000形 が登場してから順次廃車が始まっている。
京成 3500形京成 3500形
(左)撮影日:2006年5月26日撮影場所:京成津田沼駅3576F普通 千葉中央行き
(右)撮影日:2006年5月2日撮影場所:京成上野駅3548F普通 金町行き

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京成電鉄 3600形
 1982年デビュー。 3500形 に準じた外観デザインの通勤型電車。
 3500形に準じたデザインだが、前面が切妻から3面折妻となったり、側窓が大型1枚降下窓となり窓配置が変わったなどの違いがある。
 この形式では、通勤車として東洋製界磁チョッパとT形ワンハンドルを初採用し、京成として軽量オールステンレス構造を初採用した。また、補助電源装置はMGに代わりSIVが初採用された。
 現在は芝山鉄道にも1編成リースされ、全編成前面運行表示がLED式に変更されている。
京成 3600形
撮影日:2006年5月2日撮影場所:京成上野駅3688F快速 芝山千代田行き

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京成電鉄 3700形
 1991年デビュー。成田空港ターミナル直下乗り入れと北総第2期開通を機に登場した。
 初代3000形から3150形と北総・千葉急行にリース・譲渡された京急 旧1000形 を置き換えた。また、都営浅草線・京急線・北総線乗り入れ対応車で、北総 7300形 と同一設計である。
 車体は軽量オールステンレス製、帯は次期京成標準色となった赤と青のラインである。車体前面は方向幕・運行番号・貫通扉・運転台室・乗務員室窓が一体化され、種別幕は貫通扉に設置された。この形式は、関東大手私鉄で初めての車外スピーカーを、関東地上線私鉄で初めて車内LED表示機を各ドア上部に搭載した車両である。
 制御装置は AE100形 に引き続き、東洋製GTO−VVVFを採用しており、走行音が京急 1500形 の1700番台編成や 600形 に似ている。
京成 3400形京成 3400形
(左)撮影日:2006年7月31日撮影場所:八つ山橋3798F急行 羽田空港行き
(右)撮影日:2006年7月31日撮影場所:八つ山橋3858F急行 羽田空港行き

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北総鉄道 7000形
 1979年デビュー。独特なΣ形の前頭部形状を採用し、「ゲンコツ電車」とも呼ばれる。
 北総開発鉄道時代の第1期開業直前に6両編成3本が製造された。車体は10‐000形と同様のスキンステンレス車体構造を採用した。制御装置は界磁チョッパ制御を採用し、完全空調により大部分の側窓を固定化、車内のつり革を廃止した。
 第2期開業と4社相互直通運転開始時に車号を200番台とし、側窓を開閉可能な2段式に変更した中間車2両を増結して8両編成としたと共に、つり革を設置した。
 老朽化と浅草線のC‐ATS暫定使用開始が2008年であるため、2006年度までに 7500形 へ置き換えられる予定である。
北総 7000形
撮影日:2006年5月30日撮影場所:青砥駅7004F普通 印西牧の原行き

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北総鉄道 7250形
 2003年デビュー。初めは京成 3200形 をリースする事によって登場した。
 経年リースのため、新車導入時に発生した余剰車の京成3200形・3300形で定期検査期限に余裕のある車両、もしくは車齢の浅い車両を優先的にリースする事となってる。
 現在、3200形を元とした車両は京成に返却され廃車となり、3300形を元とした車両が代わりに在籍している。
北総 7250形
撮影日:2006年5月30日撮影場所:品川駅7268F急行 羽田空港行き

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北総鉄道 7300形
 1991年デビュー。8両編成3本が北総鉄道に在籍している。
 7308・7318編成は第2期開業時の増備車であり、京成 3700形 とは塗装やスカートの有無などといった細部が異なる以外は同性能の姉妹車となっている。この2編成は北総鉄道初のLED式室内表示機が搭載された。
 7808編成は、京成電鉄で 3000形 登場により余剰となった3700形をリースする形で誕生した車両で、北総カラーの青帯への変更や社名プレートの交換が行われた。
北総 7300形北総 7300形
(左)撮影日:2006年4月9日撮影場所:北品川駅前7318F急行 羽田空港行き
(右)撮影日:2006年7月31日撮影場所:八つ山橋7808F急行 印西牧の原行き

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北総鉄道 7500形
 2006年デビュー。 7000形 の老朽置き換え目的で製造された。
 車体は京成 3000形 や新京成 N800形 と同じく京成グループ標準車体を採用し、京成3000形3008Fや3014F以降の車両、新京成N800形と同じ純電気ブレーキを8両編成では初めて採用した。
 パンタグラフはシングルアームパンタグラフ、制御装置はIGBT−VVVFインバータ、7000系列初の集中クーラーを搭載している。また、帯は青と水色で、飛行機をモチーフとした形を有している事が特徴的である。
北総 7300形
撮影日:2006年4月9日撮影場所:八つ山橋7502F急行 印旛日本医大行き

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千葉ニュータウン鉄道 9000形
 1984年デビュー。千葉ニュータウン鉄道が所有し、北総鉄道が管理する電車である。
 当初は2000形であったが、1991年の4社直通運転開始に当たって、乗り入れ先の京急 2000形 と車両番号が重複するため、1994年に9000形となった。
 北総 7000形 同様、8連化用の中間車増備と先頭車電動車化改造が行われた。
 制御装置は界磁チョッパ制御を採用し、集中式クーラー、マスコンとブレーキハンドルが別で、電磁直通ブレーキを採用している。
千葉ニュータウン 9000形
撮影日:2006年3月31日撮影場所:八つ山橋9008F急行 羽田空港行き

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千葉ニュータウン鉄道 9100形
 1994年デビュー。 9000形 と同様に北総鉄道が管理する電車で、愛称は「C‐Flyer」である。
 千葉ニュータウン中央〜印西牧の原間開業に合わせて製造された車両。8両編成で軽量ステンレス車両、前面形状は丸みを帯びた流線型である。
 車内には車椅子スペースや中間車車端部のクロスシート、AM・FMラジオ聴取用電波増幅器、自動放送装置、LED式案内表示機などが装備されている。また当初はカード式公衆電話が設置されていた。
 車両前面の行き先・種別表示機はLED式で、窓上に種別と日本語での行き先、窓下には英語での行き先が表示される。
千葉ニュータウン 9100形
撮影日:2006年3月31日撮影場所:八つ山橋駅9128F急行 印旛日本医大行き

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新京成電鉄 N800形
 2005年デビュー。800形の老朽置き換え目的として、京成グループ標準車体を採用した車両である。
 京成 3000形 との相違点としては、帯や窓枠、貫通扉の色をはじめ、プレートの位置やつり革などが挙げられる。
 N800形は京成千葉線への乗り入れ対応車であるため、新京成用のSR方式列車無線の他に京成用のIR方式列車無線を搭載している。また、加速力などは都営1号線規格に合わせられているため、従来車よりも若干ながら高くなっている。
 車内設備として、赤色シートにピンク系化粧板が装飾されており、ドア上部のLED式案内表示機が千鳥配置で設置されている。また、新京成初の乗車促進放送も装備している。
新京成 N800形
撮影日:2006年7月28日撮影場所:新津田沼駅N818F松戸行き

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