このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
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小田急電鉄 LSE7000形 |
1980年デビュー。3100系NSE車の後継として登場。愛称は『Luxury Super Express』でLSEである。 先頭車両に展望席を設けることで運転席が2階となっている。11両固定編成で連接台車採用など、基本的な部分はNSEを踏襲しているが、折り戸式自動ドアを採用するなど若干変更が施されている。 現在の塗装は 10000形HiSE と同じ様な塗装だが、登場時はNSEに似た塗装であった。 床がフラットであるため、バリアフリー対策がしやすく、 50000形VSE が登場した今も活躍している。 |
左:2006年03月09日 | 小田原駅 | 7003F | はこね22号 新宿行き |
右:2006年06月10日 | 世田谷代田駅 | 7001F | はこね26号 新宿行き |
小田急電鉄 HiSE10000形 |
1987年デビュー。愛称は『High−decker Super Express』でHiSEである。 基本的には 7000形LSE とほぼ同じだが、展望席以外の床が高いハイデッカー構造なのが特徴で、LSEと比べ41㎝高くなっている。 従来のロマンスカーと一線を画したパールホワイトとオーキッドレッド/ワインレッドの塗装を採用し、先頭車はノーズが37°まで傾斜していて、シャープなイメージとなっている。愛称表示幕は両先頭車の扉上に移された。 ハイデッカーが仇となり、バリアフリー対応工事が困難な事から、LSEより早く引退する予定で、運用を外れた2編成が長野電鉄特急(愛称:ゆけむり)で使用される予定である。 |
左:2006年10月26日 | 新宿〜南新宿 | 10001F | はこね35号 箱根湯本行き |
右:2006年06月29日 | 柿生駅 | 10041F | はこね22号 新宿行き |
小田急電鉄 RSE20000形 |
1991年デビュー。3000形SSEの置き換え用に製造。愛称は『Resort Super Express』でRSEである。 主にあさぎり号として御殿場線沼津まで運行されており、相互乗り入れ先のJR東海の 371系 と仕様を揃えるために、従来のロマンスカーの基本構造を捨てて20mボギー車の7両編成となった。 10000形HiSE と同様に白が基調だが、淡色調の青とピンクのラインで華やかさを演出している。 中間の3・4号車はダブルデッカー、他5両はHiSEと同様にハイデッカーである。愛称表示機は幕からLEDに変わり、フロントノーズに付いている。 |
左:2006年07月19日 | 町田駅 | 20002F | 回 送 |
右:2006年09月20日 | 新宿〜南新宿 | 20002F | あさぎり5号 沼津行き |
小田急電鉄 EXE30000形 |
1996年デビュー。3100形NSEの置き換え目的で製造。愛称は『Excellent Express』でEXEである。 多客期と閑散期の波動輸送に対応出来る様に小田原方6両+新宿方4両の10両編成で登場した。連結時は6・7号車間を行き来出来る。 分割併合に対応する為、 20000形RSE 同様、20mボギー台車となっている。分割併合運転が出来るため、前6両と後ろ4両で行き先・愛称を違うものに出来る。 観光輸送よりも通勤輸送や中間駅までの輸送に特化した事から、展望席は採用されなかった。 |
左:2006年03月09日 | 小田原駅 | 30254F | さがみ84号 新宿行き |
右:2006年09月20日 | 新宿〜南新宿 | 30256F | はこね25号 箱根湯本行き |
小田急電鉄 VSE50000形 |
2005年デビュー。7代目ロマンスカー。愛称は『Vault Super Express』でVSEである。 10000形HiSE の車体構造が『交通バリアフリー法』に触れるための置き換え目的として登場した。 10000形HiSE誕生から18年経ち、その間誕生した 20000形RSE ・ 30000形EXE には無かった展望車が復活。また、48年前に誕生した初代ロマンスカー3000形SEに採用されたミュージックホーンも採用した。 列車の名前や号車表示はドアの横にある縦型のLEDに表示される。 |
左:2006年05月25日 | 新宿駅 | 50001F | 回 送 |
右:2006年09月20日 | 新宿〜南新宿 | 50002F | スーパーはこね27号 箱根湯本行き |
江ノ島電鉄 10形 |
1997年デビュー。江ノ電開業95周年を記念して製造された車両で、1編成しか在籍していない。 オリエント急行をイメージさせるレトロ調デザインを採用している。青とクリーム色の2色に黄色と白の帯が描かれている。 初代500形以来の両開き扉を採用した事を始めとして、従来車両より100㎜車体幅が広げられたために江ノ電初の裾絞り車体となったことや先頭が細くなる形状、丸型一灯前照灯、江ノ電初のシングルアームパンタグラフの採用などといった特徴がある。これに加えた独特な装備として、前面スカートの形状や上部が弧を描く窓、冷房装置を覆うカバーなどが挙げられる。 内装面では木目調部品や木製部品を多用し、金属部分も青銅で仕上げられているなど、ヨーロッパ的「レトロ調」を創出するために徹底している。 |
左:2006年09月02日 | 江ノ島〜腰越 | 10形 | 鎌倉行き |
右:2006年11月02日 | 鎌倉駅 | 10形 | 藤沢行き |
江ノ島電鉄 20形 |
2002年デビュー。江ノ電開業100周年を記念して製造された車両で、初代500形を置き換えた。 10形 の流れを受けた「レトロ調」だが、10形が特別な存在といった意識を残しつつ、2編成の短期間増備とスカートの省略や側窓の角型化などといった構造の簡略化、コスト低減を図ったために10形ほど凝った造りにはならなかった。またこの形式には、江ノ電初の前面・側面LED式行先表示機と連結面転落防止幌が設置され、走行装置はまだ新しかった初代500形のものを流用した。 車内はドアチャイムや車椅子スペースが設置され、自動放送装置はROMの更新が行われたため、英語放送が追加されている。 |
左:2006年09月02日 | 江ノ島〜腰越 | 22F | 藤沢行き |
右:2006年11月02日 | 江ノ島〜腰越 | 22F | 鎌倉行き |
江ノ島電鉄 300形 |
1956年デビュー。江ノ電における連接車の先駈けとなった車両である。 従来使用されてきた路面電車タイプの直接制御・単行専用半鋼製ボギー車と京王帝都電鉄(現・京王電鉄)の木造車台枠をベースに改造を施し、連接化したものであり、種車や改造手法がまちまちであったために全6編成が異なる形態と経歴を持っている。 全車両が300形への改造の際に間接自動統括装置・非常管付直通制御に改造されて、重連運転開始の時点で300形同士や初代500形とは連結可能であった。その後も時代の流れに合わせて改造され、現存車は全て冷房化・室内更新・高性能化などといった近代化改造を受けており、 1000形 以降の車両との連結も可能である。 江ノ電のイメージを多く持ち合わせた車両であるが、車歴が首都圏の車両の中でも非常に古く、また海岸沿いを走る車両という事もあり塩害の被害を受けやすいため、今後どのくらいの期間を運行されるか分からない状態が続いている。 |
左:2006年09月02日 | 江ノ島駅 | 305F | 鎌倉行き |
右:2006年11月02日 | 藤沢駅 | 305F | 鎌倉行き |
江ノ島電鉄 新500形 |
2006年デビュー。初代500形をイメージさせる江ノ電の最新型電車である。 20形同様の塗装で乗降用扉は両開き戸である。また、前面にはスカートが付いており、パンタグラフはシングルアーム式である。 この車両は江ノ電初のオールステンレス車・英語案内放送併用の自動放送装置搭載車・液晶ディスプレイ搭載車・VVVFインバータ制御搭載車であり、インバータ制御器は東洋電機製である。また、回生ブレーキも初搭載である。 |
左:2006年11月02日 | 鎌倉駅 | 501F | 藤沢行き |
右:2006年11月02日 | 湘南海岸公園〜江ノ島 | 551号車 | LCD表示機・車椅子スペース |
江ノ島電鉄 1000形 |
1979年デビュー。ロングシートの通勤型車両として初めてブルーリボン賞を受賞した。 1979年〜1987年にかけて増備され、増備年毎に特徴が異なっている事が全体的な特徴である。 1001‐1051と1002‐1052の2編成は、一番初めに登場した編成であり1000形と呼ばれる。登場時は非冷房であったが、1001Fは1985年に、1002Fは1986年にそれぞれ冷房化されている。また、前照灯が丸い事も特徴の一つである。これら2編成は、車椅子スペースの設置やドアチャイムなどといったリニューアル工事が施されている。また、1002Fは20形と同様の塗装と社紋になっている。 1101‐1151の編成は1981年に冷房準備工事車両として登場し、翌年には江ノ電初の冷房搭載車となった1100形である。この編成も上記2編成と同様、前照灯が丸型である。 1201‐1251の編成は1983年に登場した1200形である。この編成は江ノ電で初めて、登場当初から冷房装置を搭載していた編成である。また、この編成からは前照灯が角型となっている。1000形2編成と1100形に続いて1200形も吊り掛け駆動式車両であり、1067㎜軌間では国内最後となる完全新造の吊り掛け駆動式車両となった。1200形も1100形同様、1編成しかいないため貴重な車両でもある。 1501‐1551と1502‐1552の2編成は、1500形と呼ばれる江ノ電初の新性能車両である。急曲線に対応した台車でもカルダン駆動式が採用できるようになったため、カルダン駆動式が採用されている。登場時はクリーム色に赤とオレンジの帯を巻いていたが、1000形の標準色に変更された後、現在は1501Fがリニューアル工事を受けて1002F同様の新塗装化されている。また、1502Fは1201Fを継いで明治製菓の広告電車となっている。 |
左:2006年09月02日 | 江ノ島〜腰越 | 1001F | 藤沢行き |
右:2006年09月02日 | 江ノ島〜腰越 | 1201F | 鎌倉行き |
左:2006年11月02日 | 江ノ島〜腰越 | 1501F | 鎌倉行き |
右:2006年09月02日 | 江ノ島〜腰越 | 1502F | 藤沢行き |
江ノ島電鉄 2000形 |
1990年デビュー。600形の置き換え車両として3編成製造された。 車両前面窓は展望性に優れた大型1枚ガラスを採用し、側窓やドア幅、ドアや天井の高さが従来車両より拡大されている。また、車体は腐食対策としてステンレスを採用している。さらに、前面行先表示機は季節毎に変わるイラスト入り幕が用意されている。 連結器を自動連結器から密着連結器に変更する際にスカートを一時撤去していたが、 新500形 の登場に合わせて2001F・2002Fに再度取り付けが行われた。2003Fは登場当初からスカートが無く、鎌倉方が密着連結器となっていた。 室内車両端部にはクロスシートを配置して、前方の景色が楽しめるようになっている。観光と通勤通学の両面を併せ持っているため、車両中間はロングシートとなっている。 この形式では、江ノ電唯一の下枠交差型パンタグラフが採用されている。 |
左:2006年09月02日 | 江ノ島〜腰越 | 2002F | 藤沢行き |
右:2006年11月02日 | 江ノ島〜腰越 | 2003F | 藤沢行き |
箱根登山鉄道 1000形 |
1981年デビュー。川崎重工製の箱根登山電車用車両である。 箱根湯本〜強羅間を走行する車両で、片側2扉の全鋼製3両固定編成である。 2006年3月17日までは小田原〜箱根湯本間でも運行されていたが、小田急線の車両で運行される事となったため、営業運転では乗り入れる事が無くなった。しかし、車庫が入生田にあるため、入生田〜箱根湯本間は回送電車のみ運行される。 |
2006年03月09日 | 小田原駅 | 1001F | 箱根湯本行き |